[過去ログ] 【なでしこJAPAN】 日本女子代表総合スレッド493 (1002レス)
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210: 2022/02/06(日)19:49 ID:OG/KufM60(27/35) AAS
サッカーnwsアンジュヴィオレ広島が存続危機…女子プロリーグ誕生で問う“地域チーム”の価値
10/27(火) 11:16配信
新たに女子プロチームが誕生する広島で、地元に愛されてきたチームが存続の危機に立たされている。2012年に創設されたアンジュヴィオレ広島だ。9シーズン目を迎えたクラブがコロナ禍の煽りを受けて資金難に陥り、今季限りでの解散の危機に瀕している。クラブが定めた資金確保の期限は10月末。非情なタイムリミットが目前に迫っている。
アンジュヴィオレ広島は、なでしこジャパンが女子ワールドカップ制覇を果たした翌年、広島市西区横川町の地元住民らでつくるNPO法人「広島横川スポーツ・カルチャークラブ」を母体として誕生した。創設3シーズン目の2014年には、なでしこリーグへ参入し、2015シーズンから2年間は同2部でも戦ったが、2017シーズン以降はチャレンジリーグ(3部相当)でプレーしている。
広島の女子サッカーをリードしてきたクラブは、NPOメンバーである地元住民たちがボランティアで運営してきた。現在は約50人のボランティアがチームを支えているという。「アンジュヴィオレ広島はまさに地域から生まれたチームです」。その語るのはクラブ広報の宮地弘充さん。2011年のNPO発足時からクラブ運営に関わってきた宮地さんも、ボランティアでありながら、広報、営業、グッズ企画・販売、イベント関連と多岐にわたる仕事を担当している。
広島出身のFW神田若帆は、「ボランティアの方たちがいなかったら試合をすることも、チームとしても成り立っていないと思います」と地元の支えを感じながらプレーしている。「選手が試合に専念できる環境を作っていただき、本当にいろいろな事をしてもらっていて感謝の気持ちしかないです」
だが、クラブは企業の母体を持たないボランティア運営のため、毎年のように厳しい財政状態の中で活動してきた。そこに今年は新型コロナウイルスの影響による打撃を受けて、資金確保の見通しがつかなくなった。9月4日、NPO法人「広島横川スポーツ・カルチャークラブ」は臨時総会を開き、10月末までに支援企業やスポンサー資金の目処がたたない場合、今季終わりの12月でチームを解散するという苦渋の決断を下した。
宮地さんによると、来季もクラブが存続するためには約7500万円が必要だという。未だにその目処は立っていないものの、地域の力で築き上げてきたチームを簡単に諦めるわけにはいかない。現在も既存スポンサーへの継続と増額の要請や新規スポンサー探しに奔走している。社会全体が新型コロナウイルスの影響を受けている中で、さらにクラブのキャパシティとしても存続活動が限られる厳しい状況だ。それでも、選手たちやNPOのメンバーは存続に向けて奮励している。
今季ホーム最終戦に向けて応援プロジェクトも立ち上げた。11月1日に行われる2020プレナスチャレンジリーグWEST第8節、スペランツァ大阪高槻を『広島県総合グラウンドメインスタジアム』に迎える今季ホーム最終戦では、支援金500円を含む1枚1500円の応援チケットを販売。ソーシャルディスタンスを保った席数の2000人動員を目指している。
9月27日には地元の横川駅で選手たちが参加したクラブ応援イベントを開催。ホーム最終戦のPRや選手との撮影会などを行い、樽募金には約18万円が集まった。10月26日にも同じく横川駅でチケットや応援グッズの販売、横断幕の作成、樽募?などを実施。今後もイベントは継続して行われる。来季存続のための資金とは程遠いかもしれないが、小さな支援や一人の応援が積み重なれば大きな力に変わるはずだ。
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