[過去ログ] 英語は果たして本当に論理的な言語か 3 [無断転載禁止]©2ch.net (440レス)
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411: (ワッチョイ d6cf-o/QK) 2017/10/24(火)01:34 ID:rPC+MFxK0(3/4) AAS
「リヴァロールが言及する明晰さとは、ラテン語が濫用した語順の転倒という現象をフランス語は絶対に認めえず、原則として、「主辞」?「連辞」?「賓辞」という論理的「命題」の順序を忠実に反映しながら、「主語」と「動詞」と「述語」を配置せざるをえない点にかたちづくられるものである。
彼が、例の「明晰ならざるもの、フランス語に非ず」の直前で問題にしているのは、あらゆる古今の国語のうちで、フランス語のみがいわゆる「直接的順序」 ordre direct に忠実であり、それ故に「感覚」の刺激によって乱れることのない「理性」の秩序に従っているという事実の指摘なのだ。したがってフランス語の文章の語順は一つの義務であり、
その義務が明晰さを生むというのである。 ... リヴァロールのいう明晰さが、... 個々の文章の明解さでも、説得すべき論旨の一貫性でもなく、ひたすら語順と構文法の問題だという点は、ここで改めて強調しておかねばならない。」
(蓮實重彦「明晰性の神話」『反=日本語論』東京 : 筑摩書房, 1986 (ちくま文庫), p.190-204 より p.196-197)
?Rivarol, Antoine de(1784). Discours sur l'universalite de la langue francaise ?De l'universalite de la langue francaise : discours qui a remporte le prix a l'Academie de Berlin. A Berlin, et se trouve a Paris : Chez Bailly ..., Dessenne ..., et chez les marchands de nouveautes, 1784
?Rivarol, Antoine. Discours sur l'universalite de la langue francaise. ?uvres completes : precedees d'une notice sur sa vie. Tome 2eme. Geneve : Slatkine Reprints, 1968, p.1-96【PAe:293:2】
?アントワーヌ・ド・リヴァロール(田島譲治譯)『フランス語とフランス文化』東京 : 弘文堂書房, 1942.4 (世界文庫) ※「明晰ならざるものはフランス語ではない」の箇所は p.57
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