[過去ログ] 洋書や英語の映画などに取り組んで真面目に語るスレ (1002レス)
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(1): The OED Loves Me Not (ワッチョイ ff89-W3aP) 2022/09/19(月)01:39 ID:Y8hRFC4A0(10/31) AAS
知識、特に虚学と言われるものに対して激しい欲求を持つ僕は、いつも罪悪感に怯えて
いたので、中国語の勉強に興じる僕を怒鳴りつけた父親に対して、何も言い返すことは
できないし、だいいち、世間からの重圧にいつも苦しみ、それを家庭でぶつけないと
生きてはいけない父親、そしてその父親と闘う僕の母親、その二人の毎日のような
喧嘩の中で、僕は怯えながら暮らし、盗むように知識を追い求めては、知識に対して
常に飢餓状態にある僕は、いつもいつも、いつスターリンやポルポトみたいな連中が
僕を殺しに来るだろうかという奇妙な恐怖に怯えながら、少年時代から、何と
50歳を超えるころまでずっと苦しみ続けていた。

自分で働いて金を貯めて大学院に進んだり、留学したりもできたはずなのに、
その道を僕は、自分から捨てた。それは全世界の Stalin, Pol Pot, Mao Zedong みたいな
連中からいつ殺されても仕方がないような犯罪を僕が犯しているからだ、と
思い込んでいたからだ。

そして僕は、プロレタリアや女性たちというう弱い人たちを助けるために教師に
ならないといけないと思い込んでその道に進んだのだが、自分には向いていなかったし、
自分の原始的欲求である知識欲をいくらか満たしたあとでないと、そもそも
他人のためには働けないものだと思う。

ともかく僕は少年時代から青年時代への、最も重要な時期に自分の原始的欲求であった
知識欲をまったく満たせなかったので、そのあとの人生はそれを満たすためだけに
生きたようなものだった。しかし若い時に満たせなかった欲求は、歳を取った後に
満たそうとしても満たせるものではない。3歳くらいから30歳くらいまでの、あの
狂おしい知識欲、それは僕にとって原始的欲求だったのだ。そしてそれを、全世界の
歪んだ劣等感の裏返しである知識人への反感が殺意へと変わっていった結果としての
共産主義や反主知主義の渦の中で、残酷にも押しつぶされ、永遠の犯罪人としての
烙印を額に打ち付けられてしまっていたのだ。
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