【中級者】乗馬Q&A (412レス)
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(5): 2014/08/25(月)09:58 ID:NUA4G71f(1) AAS
元気な常歩ができれば上方移行はもちろん簡単なんだけれど、元気な常歩はとっても難しい。
張っていない練習馬で、下品な目立つ扶助なしに歩かせるのはうんと大変。
発進はそれほどじゃない。
いまは、とりあえず分けて考えるほうがよいかも。

常歩は、当面は、揺れに任せていて脚が揺れる、その揺れを少し強調して、左右交互にちょん、ちょんと、触る、というのを意識してみてはどうか。

発進は、まずは要素に分けずに全体で考える。ハミと脚のバランス、乗り手の重心がうまくいっていれば、苦労しない。
ハミを柔らかく控えることができれば、脚もソフトでいい、ぐいぐい使う必要はない、のだ。「この馬重いですよ」な馬でも、鞭も拍車もなし、せいぜい踵でコリッとやるぐらいで出せる。
速歩発進時は真っ直ぐ乗っていればいい。
駆歩発進時は、手綱を軽く控えて軽く脚を使って馬を畳む時にわずかに前傾して、内方後肢が楽に踏み込めるようにしてやる。
内方後肢が踏み込んで発進するその瞬間に、馬に合わせて自然に前傾を戻す、やや後傾気味にする。
左右バランスはほぼ真ん中。遠心力で振られないならやや外でもいい。中に掛けすぎない。
発進時の手綱と脚の扶助をどう教えているかはイントラやクラブによって内方、外方と違うし、斜対扶助か側対扶助かということもあるが、
4点全部使えば、どこの馬でもたいてい上手くいく。
内方口角後ろ、
外方口角は外に壁(外方手綱で肩の外に壁)、
内方脚少し前で真下に踏む感じで支柱にする兼内方の踏み込み要求、
半拍遅れて外方脚やや後ろで、重い馬なら外下方から引っ掛けるように踵を当てて外方後肢の踏み込み(=発進の完遂)を要求。

この調和がダメだと鞭が要るようになっちゃう。

調和の練習には、常歩→停止→4歩後退→駆歩発進 もよい。
4歩(偶数)なのは、内方から後退させたとき内方後肢が後方になり、発進時に一歩踏み込むようにするため。
この一歩の感じ、その一瞬前の感じを捉まえられたら、行進中に同じ感じを作れないか試すんだ。
うまくなれば、3or5歩(奇数)にして、前に残っている内方後肢がその位置で力出しての発進もできるが、当面は偶数推奨。常歩からの発進に近いのは偶数だから。
なお、最近は後退時に後傾するよう指導する向きもあるようだが、それだと発進にうまく繋がらないかもしれない。

100鞍ぐらいだと、身体各部の独立がまだ十分でなく、脚の問題でなく、ハミで邪魔している可能性もある。

だとしたら、一人で悩みながら今までは同じ乗り方をするのではなく、一度、要素ごとの復習&ブラッシュアップに絞った練習をしてはどうか。
教わる側も教える側も、このひと手間惜しんで停滞している礼がいかに多いことか!

調馬索してもらって、発進時扶助を、手綱だけ、脚(と重心)だけに分けて練習するとか。手綱の練習時には馬出すほうはイントラに任せる、脚の練習時には馬止めるのはイントラに任せるわけ。
鐙革ごと鐙を外した鞍、または大腹帯でパッドぐらい置いた裸馬で、長靴でなくあえて運動靴で乗ると、脚扶助の勉強になる。馬の筋肉が感じられるから。
怖さあるならこれも調馬索で。

調馬索で馬を回す練習をするのも良い。乗り手の身体独立は置いておいて、前と後ろの扶助バランスを考えられるから。
ロングレーンならなお良い。最近のサラはたいてい乗り調教前にロングレーンやっているから、馬は知っている。後は道具(ロングレーンとランジングローラー)があるか、イントラがロングレーン教えられるか次第。

イントラに相談だね。聞いてみればいろんな引き出しを持っているかもしれない。

身近にいるのなら、犬を散歩させるのだって練習になる。引っ張る犬でなければだけど。
犬の前進気勢と、それを押さえるリードの重さの調和は手綱の感覚と同じ。張り気味でも垂らし気味でもある調和が存在する。
リードが犬の体の左右どちらに触れているかで内方/外方も生じる。
外方手綱で壁作って肩から逃げないようにできるのは同じ理屈なんだ。
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