[過去ログ] ホモエロ小説を書くスレ一ページ目 (309レス)
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38: sweet 2007/12/25(火)22:50 ID:JkTMj42a(38/54) AAS
奴は何事も無かったかのような所作で身体を起こし、
奴自身の、俺の唾液で濡れてひんやりとした下腹部に手をやりながら、
そこに視線を落としていた。
当然シャツの前が肌蹴ているのにも気が付いている。
奴はもう一度、真正面から俺を見た。
俺が視線を反らす事は無かった。
真正面から真っ直ぐに奴の瞳の奥を見つめ返す。
39(1): 2007/12/25(火)22:50 ID:7wv7Pau+(1) AAS
面白いしえん
40: sweet 2007/12/25(火)22:50 ID:JkTMj42a(39/54) AAS
奴は俺の肩を軽く抱き寄せてから、唇を重ね合わせてきた。
俺は抵抗しなかった。
さっきと違って、熱い吐息が俺に掛かり、混ざり合った。
奴は俺の首筋に口付けると、シャツの中に手を忍ばせ、
乳首を丁寧に弄んだ。
正直言って、気持ち良かった。
41: sweet 2007/12/25(火)22:51 ID:JkTMj42a(40/54) AAS
奴が俺の上にのしかると、自然と俺は床に押し倒される形になった。
奴に服を剥ぎ取られながら、一体何人の女が、この綺麗な、
何も落ちていない綺麗な床で、こんな風に押し倒され、
奴とセックスしたのだろうと、またあの疑問が脳裏蘇った。
42: sweet 2007/12/25(火)22:52 ID:JkTMj42a(41/54) AAS
奴は俺の陰茎を口に含んでフェラした。
電撃の様な何かが俺の中を駆け巡る。
上手い。
奴はこんな風に女からフェラされた事があるのだろうか。
俺はそんなことを考えながら、恥ずかしげも無く喘いだ。
43: sweet 2007/12/25(火)22:52 ID:JkTMj42a(42/54) AAS
奴の巧みな舌使いと緩急に急かされる様にして俺は射精した。
精液が奴の、綺麗な顔に掛かった。
奴はそれを指と舌で舐め取ると、俺に口付けた。
舌を入れられて、口内では何だか良く分からない味がした。
俺も奴も全裸だった。
奴は勃起した立派な男根に、ゴムを被せる。
俺はそれをただ眺めている。
44: sweet 2007/12/25(火)22:53 ID:JkTMj42a(43/54) AAS
奴が俺のアナルを指で解し始めた。
俺はアナルセックスは初めてだったが、
奴とのそれに、不思議と恐怖心は無かった。
それが信頼か信愛かは分からなかったが、
俺は俺を解き解す奴をただ、見つめている。
長い睫が伏せられて、開いたかと思うと俺を射抜く。
それだけで俺は達してしまいそうだった。
ただ俺の喘ぎ声と、淫猥な響きだけが部屋の中を満たしている。
45(1): sweet 2007/12/25(火)22:53 ID:JkTMj42a(44/54) AAS
俺はすんなりと奴を受け入れた。
奴は始めはゆっくりと、しかし徐々に激しく腰を振った。
俺の体が前後に揺れている。
奴とのセックスは気持ちが良かった。
奴がヤリチンだったのかもしれない。
俺は喘いだ。
奴も喘いでいる。
46: sweet 2007/12/25(火)22:54 ID:JkTMj42a(45/54) AAS
奴からは汗臭いような、エッチな様な匂いがした。
もう、あの良い香りとは違っていた。
しかしそれが俺の物なのか、奴の物なのかは解らない。
奴は俺の上で腰を振り続けた。
激しいセックスだ。
奴は俺を壊すつもりなのかもしれない。
47(1): sweet 2007/12/25(火)22:54 ID:JkTMj42a(46/54) AAS
俺と奴は交合に、時に同時に達し合いながら
何度もイキ続けた。
もう何度イッたか解らなくなっていた。
奴はいつもこんな風に激しいのだろうか。
普段の落ち着いた物腰からは想像出来ないが、だから尚更興奮する。
雄同士で求め合いながら、お互いを掻き抱きながら俺たちは朝を迎える。
48: sweet 2007/12/25(火)22:55 ID:JkTMj42a(47/54) AAS
朝。
疲れてぐったりして眠っていたが、お互いから離れる事は無かった。
俺は目を覚まして、身体を起こし、隣りで寝ている色男を見つめる。
俺は一体何時から奴を想い、行為を受け入れる程に思っていたのだろうか。
考えても答えは闇の中だ。
それかきっと、奴の胸の中に違いない。
49: sweet 2007/12/25(火)22:56 ID:JkTMj42a(48/54) AAS
奴も目を覚ましたようだ。
俺と視線を合わせて、微笑を浮かべる。
また俺を、その広くて白い、綺麗な胸へと抱き寄せた。
50: sweet 2007/12/25(火)22:56 ID:JkTMj42a(49/54) AAS
この後俺たちがどうなったのかは―ご想像にお任せすることにしよう。
何故なら俺たちの今夜の出来事は、俺たちだけの秘密だからだ―。
―了―
51: sweet 2007/12/25(火)22:58 ID:JkTMj42a(50/54) AAS
あーやっと終わった…途中のレス抜かして一応全部で50。
もし全部読んで下さった方居たらありがとうございます
これでクリスマスにこんなエロ小説書いてる俺の身も救われます(半泣)。
まぁ…何と言うか…エロも小説も難しいね。うん。
はい。寝ますおやすみサンタさん。
>>39
面白いかどうかは保証し兼ねますが…暫くお付き合い下さいーー;
実はまだ続きます…この夜のお話の前後で…
52(1): sweet 2007/12/25(火)23:07 ID:JkTMj42a(51/54) AAS
【作品名】too bitter
【作者名】sweet
【作品の説明】前回と設定を同じくして。前回が24-25の夜に起こった出来事に対して
今回は24日の午前から夕方の出来事です。
せっかくだから恋人居ない同士で遊園地に行く事になって…。
53: sweet 2007/12/25(火)23:17 ID:JkTMj42a(52/54) AAS
今日はクリスマスイヴだ。
しかし俺には彼女が居なかった。
俺のダチも同様だった。
男前なのに女の気配がしない、不思議な奴だ。
そんな訳で俺は今、遊園地前の人通りの多い中、奴を待っている。
54: sweet 2007/12/25(火)23:28 ID:JkTMj42a(53/54) AAS
事の発端はこうだった。
俺と奴は同じ大学に通っていて、奴が別な友人から遊園地の
ペアチケットを譲り受けたのだ。
その別な友人はクリスマス直前に女に振られたらしく、
奴に散々嫌味を言いまくっていたらしい。
当然奴には彼女が居ないからチケットを持て余し、他に譲り渡す相手も居なかった。
そこで俺と、遊園地で女同士で遊びに来てる同じ境遇の女も居るだろ、という話になった。
半ばヤケも入り混じっていた。男二人でクリスマスイヴに遊園地。何て楽しい響きだ。
55(1): sweet 2007/12/25(火)23:56 ID:JkTMj42a(54/54) AAS
俺は内心で奴の友人に同情した。
何故なら奴はモテるのに彼女が居ないからだ。
事実奴は、男前で頼りがいがあって、且つそれを鼻に掛けない嫌味な奴なのである。
俺は当日、その辺にあったジャケットを適当に引っ掴んで着て来ていた。
下は普通のジーパンだ。しかし向こうからやって来た奴は違った。
グレーのジャケットに黒のVネック、カラーを合わせた灰のストールにスキニー、
靴は黒の革靴だ。腕にもアクセサリーが数点。
…俺は心から奴の友人に同情する。
嫌味の一つも言いたくなるさ。
56: sweet 2007/12/26(水)00:11 ID:eJVo1KQg(1/9) AAS
奴はおまたせのせを抜かして一語一語区切って言った。
待ったかどうかを語尾を延ばして聞いて来た。
俺はそれを無視して奴から遊園地の半券をひったくると、
入口の方へ向かった。午前中、イヴの遊園地は混んでいたが、酷く混んでいる訳では
無かった。今は地方の遊園地はどこもこんな感じなのだろう。
奴は俺が怒っていると思ったのか、様子を伺って来る。
俺は何でも無い、という風に肩を竦めてから、遊園地のパンフレットを広げた。
57: sweet 2007/12/26(水)00:18 ID:eJVo1KQg(2/9) AAS
とりあえずどこに行こうか、と俺は奴に相談した。
半ばヤケの気持ちが入っていたから、どうせなら思いっきり
楽しんでやろうという気持ちだった。
奴は俺の広げたパンフを覗き込みながら考え込むように唸った。
俺が被ったキャップの向こうに、ノンフレームの眼鏡をして
いつもより更に知的に見える奴の顔が見えている。
奴の髪の毛は真っ黒だった。それが肌の白さを引き立てているようだ。
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