[過去ログ] D.C.ダカーポのエロ小説 (991レス)
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450: 04/01/07 23:06 ID:CRV9/QAU(2/6) AAS
そして朝が来て、何事もなく一日が過ぎた…放課後までは
「眞子、ちょっといいかな?」
なぜか声をかけなければいけない気がした、夢のことを確かめようとでも思ったのだろうか
「ぇ…あ!な、なに?」
妙な間をおいて大げさに反応する眞子に教室に残っていた連中が静まり返って注目する
しかし、考えがあって話しかけたわけではない、当然、なんと言って良いのか解らない
時計の針の音がいつになく大きく聞こえた
「あ…いや、やっぱいい、ごめんな。」
固まっていた連中はざわつきながらもぞろぞろと教室を出て行った
ああ、やっちまった、もう少し考えて行動に移すべきだった
だが、いまさら後悔してももう遅い、恥をかかせた俺は殴られる覚悟をした、否、いつものように怒って手をあげて欲しかった
「…………」
気まずい、顔を真っ赤にしてもじもじしている眞子に申し訳ないと思うと同時に、そんな眞子を守ってやりたい、支えてやりたいと感じていた、この状況を招いたのは俺なのに
「…いって……」
「え?」
「ねえ…いって?今なら二人だけだよ、ねえ朝倉…」
すがるような口調、期待に満ちた目、物欲しげな手、すべてが俺をクラクラさせた
「…俺は…お前が…」
『好き』自分が言いたがっていたことは分かったのに、その一言が出てこない
「お前のことが…」
かっこ悪い、俺が踏ん切りをつけられないでいると、眞子がとうとう痺れを切らした
「ああもうっ!!はっきりしなさいよ!!」
いつもの眞子だ、本当はそうじゃないとわかっていたが、それで迷いが吹っ切れた
「眞子が、好きなんだ。誰よりも…」
言えた、不思議なほどすんなりと
「嬉しい…嬉しいよ、朝倉…」
眞子は顔を紅潮させ、目を潤ませた
「あたしも…朝倉のことが…」
鼓動が速くなっているのがわかる、口の中がカラカラだ
「…好き。」
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