[過去ログ] 【ふたりはブラクラ】ブラックラグーン vol.2 (980レス)
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12: 04/10/25 16:26 ID:Y0miNm/e(1/3) AAS
前スレ204さんの473〜478の軍曹×薔薇の続きを勝手に書い
てしまいました……
続きを書いた上に冒頭部分を流用させていただきました。
どうかご容赦を……
13: 04/10/25 16:27 ID:Y0miNm/e(2/3) AAS
軍曹がバラライカに告白をした、数日後である。

「まったくやり切れない季節だな、同志軍曹。
我々の行く場所は寒すぎるか暑すぎるかのどちらかだ。
この季節さえなければロアナプラもまあまあ良い所なのにな」

バラライカはバハマ産の葉巻に火を付ける。

「蒸すを除けば、今日は穏やかな午後のお茶という算段でもい
いくらいだ軍曹。
で、また個人的な話があるとか。お前が珍しいな、何事だ」

バラライカの口調は心なしか、普段よりも寛いでいるようだ。
あの告白を拒んだ自分と軍曹の間に、もうわだかまるものは何
省14
14: ロアナプラ純情 04/10/25 16:29 ID:Y0miNm/e(3/3) AAS
軍曹の言葉は、さすがに淀みがちになる。
「……先日の告白は……自分にとって一つの賭けでありました……大尉殿がもし、自分を受け入れて下さるのなら、留まる。そうでなければ田舎に帰ろうと……」

その語りを聞くバラライカの顔つきはみるみる険しくなっていく。
先刻の動揺が幻のように、そこにいるのは誰よりも冷たく恐ろしい一人の軍人だ。その面差しはひどく白く、まるで雪と氷と鋼でできた人型の兵器のようだ。

「……貴様……私を試したのか」
「いいえ……試したのは、私自身です。先ほどは言葉が足りませんでした。拒まれてもなお、あなたの側に居ることのできる自分であるかどうかを……試したのです。あれから三日間考えた結果、『できない』と判断しました……」

軍曹の物言いは、いつのまにか軍人のそれではなくなっている。
だが口ごもりつつも、軍曹の目はバラライカの目を見すえて揺らがなかった。
バラライカはふっと溜め息をついた。
マスクを脱ぐように冷たい表情が消え、いつものゆったりした顔つきになった。
省9
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