[過去ログ] ウィザードリイのエロパロ2 (452レス)
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135: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 2005/06/19(日)23:37 ID:AAVQSlo3(8/10) AAS
<コズミックキューブ 地下2階・8>
「わしとともに何処へ行こう、と言うのだ?」
ワードナは、トレボーの変貌に戸惑いながら言った。
質問を質問で返すのは、挑発の場合のほかに、こうした対処しづらい状況を切り抜ける場合もある。
「まずは、世界征服だ」
あまりに古典的な答えに、<魔道王>は声を上げて笑った。
それには失望も多分に含まれていた。
「おろかな答えだな、傲慢な君主よ。どれだけの王がその陳腐な野望を抱いたと思う?」
「我以外の者はそれを実行する力がなかった。ゆえに、ただの妄想で終わった」
あくまでも驕慢に言い切ったことばに含まれる事実を悟って、ワードナの嘲笑が止まった。
この神にも等しい天才君主ならば、あるいはエセルナート全土の征服もあるいは不可能でないかも知れない。
「だが、真の目的は、それではないぞ、ワードナ」
トレボーは、静かにことばを続けた。
「世界をこの手にした後は、すべての人間を殺し尽くす」
<狂王>の宣言に、<魔道王>は目をむいた。
「我は長らく、人間の下劣さ、弱さに飽いてきた。全てを支配し、全てを殺し尽くす事を考えてきた」
──だがその一歩を踏み出せなんだ。愚かしいことに、我一人が生き残る事を恐れていたのかも知れん。
その気になれば、我一人で子供を作ることすらできる<完全な人間>であるというのに、
それは我の中の男と女の比率が等しくなく、女が圧倒的に強いということも理由かも知れん。
おそらく、我がこの歳まで「女」として性交をしたこともなく、<サックス>の快楽のみを追及したのもそのせいだ」
淡々とした告白は続いた。
「……しかし、今日、我は貴様を知った。我と同じくらいに異形の魂を持つ闇の王を。
しかも、おあつらえ向きに貴様は「男」だ。我とともに歩むことに何の問題もない。
ああ、ワードナよ、全ての人間を殺し尽くした後、「男」の貴様と、「女」の我が一人ずつ残る。素晴らしいとは思わんか?」
<魔道王>は、異形の女王のことばに、沈黙を続けた。
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