[過去ログ] 戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (893レス)
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抽出解除 必死チェッカー(本家) (べ) レス栞 あぼーん

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371: 49 2005/07/13(水)14:32 ID:+2imddd4(1/21) AAS
>>363-364 GGGJJJ!!続編禿しくキボンです。ハァハァ
やっぱり「お仕置きだね(にっこり)」は欠かせませんねw

社員青祭に便乗して、またの名を「誘惑の迷宮(麗side)」を投下いたします。ドゾ。
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(1): 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 1 2005/07/13(水)14:34 ID:+2imddd4(2/21) AAS
「魁ーーっ!!お兄ちゃぁーーんっ!!」
見渡す限りの闇に、響き渡る声。
魔鏡の幻覚世界で鏡に挟まれた瞬間、一人別次元に迷い込んだ麗。声をあげても誰もいない。

「あれは…」
やがて、遠くに蛍火のような白く微かな光が見えた。
引き寄せられるように、そこに向かって駆けて行く麗。

(まさか…!)
目の前には片時も忘れたことのない後姿。麗は立ちすくむ。
「お母さん!」
『……』
省15
373
(1): 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 2 2005/07/13(水)14:36 ID:+2imddd4(3/21) AAS
(…だめっ……!)
ドスッ!!「か・はッ…!」
一瞬の躊躇。すかさずその鳩尾をマジスティックの柄で衝かれ、麗は呼吸ができずにうずくまった。
容赦ない、冷酷無比な猛攻。
こんなことがあるわけがない、本物の母ではない。わかっているはずのに…。
幻覚と知りながら、どうしても麗は攻撃することができなかった。
それは母への思いも殺すことになる。

そんな麗の迷いを、マジマザーの幻像は見逃さない。不意に、急激な冷気が麗の体に渦巻いた。
「!…ぁぁ・あ…ッ!!」 パキ、ピキ・ピキィッ…ッ!
四肢を氷で覆われてしまった麗。凍える体は絶望で感覚を失う。
省18
374: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 3 2005/07/13(水)14:38 ID:+2imddd4(4/21) AAS
甘い顔立ちに優しげな目、彼の真摯な様子に安心すると同時に…麗の緊張の糸が切れた。
「……う・っ…う、ぁぁあああ・ぁ・ぁぁ…っ…!!」
慟哭が天を貫く。思慕と悲しみとやるせなさ…それらがないまぜになって一気に噴き出した。
麗は男の腕に縋り付き、泣き崩れる。
子供のように泣きじゃくる麗の背中に手を回し、彼はそのままじっと待っていた。

 ………

「…っ、く……」
ようやく麗が落ち着きを取り戻す。もう顔は涙でぐしゃぐしゃだ。あわててそれを拭き取る麗。

「あ、あの…ごめんなさい…ありがとう…」
今さらながら恥ずかしさに赤面し、麗は男から体を離した。
省12
375: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 4 2005/07/13(水)14:39 ID:+2imddd4(5/21) AAS
そうしてるうちにつま先から膝…太腿の傷にまで、男の口づけは続く。
「そ、そこは…」
麗がうろたえると、彼は顔を上げじっと見据えてきた。
その深遠な眼差しに、心奪われて動けなくなってしまう麗。
「…澄んだ目をしているね」
そう呟くと男はふっと目を細め、麗を抱きしめた。なぜか麗に嫌悪や抵抗感は湧かない。
(名前も知らない、初対面の人なのに…どうして…)
蒔人の揺るがぬ寛大さや、魁の真っ直ぐな情熱とも、また違う。
全てを照らし、生命力を与えてくれるような…懐かしくて、不思議な安らぎ。
省19
376: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 5 2005/07/13(水)14:40 ID:+2imddd4(6/21) AAS
「………ん…っ」
「……感じてるんだね…?」
「…ち、ちがい、ます…あっ・んっ…」
麗の言葉に男は苦笑する。
「ちゃんと 感じてるって言ったらどうだい?もっと聞きたいんだ、君の声…」
(そんな風に言うの…ずるい…)
息の乱れを悟られまいと麗が我慢しても、彼にはとっくに見透かされていた。
男の穏やかな声色は麗の羞恥を解いていく。

彼は麗の膨らみを円を描くように揉み上げる。それから逃れることができない麗。
上気する肌が敏感に彼の動きを求め、追っている。
省20
377: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 6 2005/07/13(水)14:42 ID:+2imddd4(7/21) AAS
「む、胸と…首筋…っ、舐められると…いや…あッ、だっ だからっ…だめぇ…っ!」
「だめじゃなくて いいんだろ…?ちゃんと言わなきゃ」
「…っ・んぅ…、」
「…ここ、そんなに感じるんだ?」
「あぁ…ん!…は・っ…だめ…」
男の目の前には快感を堪えて震える華奢な首筋。
そこを軽く唇でなぞり、さらに乳房を揉みしだくと、麗はたまらず男の腕にしがみついた。
「言わなきゃ…わからないよ」
「…感じるの…い・いや…お願い…っ」
「…よく出来ました……じゃあ、こことかは…?」
省19
378: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 7 2005/07/13(水)14:44 ID:+2imddd4(8/21) AAS
「は・ぁッ…ん!」
その度に麗は喘ぎを漏らした。静まり返った空間に、追い立てられる麗の息遣いだけが響く。
(こんなの…いや、恥ずかしい…!)
麗が嫌と言えば言うほど、あらゆる所に這わされる男の唇。
楽しむように甘噛みしては、舌先で嬲られてしまう。
「…気持ちいいなら、いいって言ったら…?」
「…あっ…」
「言うんだ、ちゃんと…」
「…っ、ま・待って、いや…っ!」
男の手が、麗のデニムスカートの下に忍び込んだ。
省22
379: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 8 2005/07/13(水)14:45 ID:+2imddd4(9/21) AAS
「お願い…っ…恥ずかしい事、しないで…」
「……別に恥ずかしいだなんて、思う事ないよ…僕はただ、君を感じさせてあげたいだけだから…」
「きゃっ!」
スカートを捲り上げられた麗は、慌ててそれを下ろそうとした。
「だめだよ…」
男の手の方が早かった。麗の手首は二本纏め取られ、彼の片手でしっかり繋がれてしまう。
身をよじってもびくともしない。男のもう一方の手は膝に掛けられ、僅かに開かされる。
「…ま…待って…っ・んっ!!」
唇を奪われ、掌で膝から太腿を撫で上げられる麗。
省16
380: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 9 2005/07/13(水)14:49 ID:+2imddd4(10/21) AAS
「……とても、可愛いよ…」
男は愉悦の表情で麗の痴態を眺めた。情欲を含んだ低い声は、麗を追い込んでいく。
麗が顔を見られまいとどんなに目を背けても、間近に覗き込みながら囁きかけてくる。
麗はたまらず目を硬く閉じた。
男の視線と吐息をイヤというほど感じながら、目を開けられなかった。
「や、やめて…ホントに…もぅ…お願いっ…や・やだ……」
「…すっごく よさそうにしか見えない」
「…恥ずかしいの…っ」
何度も首を横に振り、離してもらえない両手首に 痛みを感じながらも抗う。
しかし裏腹に下肢の奥は熱を帯び、秘裂から絶え間なく愛液を潤ませる。
省17
381: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 10 2005/07/13(水)14:50 ID:+2imddd4(11/21) AAS
「……?!」
不意にぴたりと、男の動きが止まった。戒めが解け、躰が離れる。
「…初めての子に無理強いはしないよ。でも、君が望みを口にしてくれたら…その通りにしてあげる」
「そ…そんな……」
「…僕は君の言うままだから…なんなりと」
「……ひどい…」
麗の非難をにっこりと笑みで返す男。言うままにされているのはどちらなのか。
ここまで煽られた挙句の台詞…その方がよほど底意地悪い。
麗はただ唇を噛みしめ、じっと堪える。
省19
382: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 11 2005/07/13(水)14:52 ID:+2imddd4(12/21) AAS
「…どうする…?」
忍び笑いを噛み殺して、男は悪戯っぽく問う…麗の答えはわかりきっているはずなのに。
「…お、お願い……」
「…じゃあ…ちゃんと言ってごらん」
麗の微かな懇願に容赦なく男は畳み掛ける。そして指は秘肉をなぞり、中心を弄ぶ。
ちゅ…うぅ…っ… 「ああ、ん・ぅっ…!」
期待に震えるそこは先刻よりもっと濡れていた。麗には言い訳をする余裕もない。
「さぁ…どうして欲しい?」
「………っ」
省21
383: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 12 2005/07/13(水)14:53 ID:+2imddd4(13/21) AAS
麗とまつ毛が当たりそうな距離に、男の眼差しがある。
心まで覗き見られそうな…謎めいた、思慮深げな輝き。
微笑ってない、切ないような真剣な男の瞳は…情欲の色を滲ませていた。
「…気持ちいいんだ…?」
「…う…ん…」
「本当は、嫌じゃなかったんだね?…初めから…気持ちよかったんだ…」
「……だって…っ…は・あう…っ、あぁ…ん」
「だってじゃない」
「…ごめんなさ、い・っ…んっ…あっ!あ…」
「ここ、いい…?」
省19
384: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 13 2005/07/13(水)14:55 ID:+2imddd4(14/21) AAS
ちゅっ、くぷぅ…ちゅくちゅ…
「いやっ、あぁっ!!…は・ぁん!こ、こわいのっ!…あっ・あぁぁぁぁー…っ!!」
麗は導かれるまま、鮮烈な快感をその肢体に走らせ、男の腕に絶頂の証をしぶかせた。

「……いやだった?」
「…いじわる…」
男が楽しげに問うのを、麗は拗ねたように見つめ返す。
互いの潤んだ瞳は、情欲の証。男の腕の中では、麗がさっきの手淫で頬を薄紅色に染めている。
男はそれを目のあたりにして愛おしさが募る…彼の自制も限界寸前だった。
紫紺の服を脱ぎ捨て、麗に負担をかけないよう、覆い被さる。
「…いいかい?」
省14
385: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 14 2005/07/13(水)14:56 ID:+2imddd4(15/21) AAS
「…っ…はぁ……」
「…大丈夫?」
男が恐る恐る心配そうに麗の顔を覗き込む。
その表情は、本当にこわごわという感じで、今まで散々淫らな意地悪をしていた同一人物とは
思えないものだった。
「ん…ふふっ…」
胎内に鈍痛を感じるが、そんな彼の様子に麗は少し可笑しくなってしまった。
「あ、ひどいなぁ…人が心配してるのに」
「ううん、ごめん…嬉しかったの…」
省20
386: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 15 2005/07/13(水)14:57 ID:+2imddd4(16/21) AAS
同じ気持ち、感覚を共有できる幸せ。それを深く記憶に刻みつけるかのように、男は麗を掻き抱いた。
麗もその逞しい背中に手を回し、彼の胸にしがみつく。
現実ではない…きっと、たった一度の逢瀬なら、なおさら離れがたい。溺れるなら…一緒に。
(こんなに誰かを…人間を求めてしまうなんて…)
胸が締め付けられるような苦しさと至福。
男の心にこれまでにない、不思議な気持ちが湧き上がっていた。
同時に融けるような陶酔と快楽が、彼を律動へと駆り立てる。

「っ…さっきみたいに、聞かせて…感じるって…」
麗の耳元に流し込まれる、淫靡ないざないの声。だが、その声色は次第に余裕を失いつつある。
省17
387: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 16 2005/07/13(水)14:59 ID:+2imddd4(17/21) AAS
「あっ・あ!はぁっ!!!」
「う…っ!っ…ぁ…っ!」
男の剛直と律動、麗の内部が蠢き、お互いを解放へと促す。そして淫楽の波が二人を飲み込み始める。
「あっ…あ・あぅっ!っ…もっ!…んっ・あぁぁぁー…っ!!」
「っ…!く・っぅぅ…うっ……!!」

躰中を駆け巡り、弾ける絶頂。彼の白い迸りが麗の下腹部に飛び散った。
…限界を迎えた二人は崩れ落ちるようにして、意識を手放した。

まるで雲の上…天空に浮かんでいるようだった。二人は裸のまま抱き合っている。
男の腕の中で心地良く気だるい余韻に浸っていると、遅まきながら気がつく麗。
(…私、この人の名前を知らないんだ…)
省15
388: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 17 2005/07/13(水)15:00 ID:+2imddd4(18/21) AAS
(あの人は一体…)
朝、ベッドの上で思いを馳せる麗。…その姿を窓の向こうから一匹のカエルが見つめていた。

 ………

メーミィが放った冥獣人グレムリン・ガリムの攻撃に苦戦し、カエルに命を救われるマジレンジャー。
そして麗にだけ届く…声。

『…キスして…ケロ……』
「私を助けてくれたのに…ごめんね…」
麗の目から一粒涙が落ち、唇がカエルに触れた、その時。
…ブワァァ…アアア…ッ…!!
省11
389: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 18 2005/07/13(水)15:02 ID:+2imddd4(19/21) AAS
「たしか、彼女が言わなかったかな」
「えっ!私?」
ヒカルの言葉に、自分を指差す芳香。
「“今日から家族の一員になった、ヒカルくんです”って」
「あ、あぁ〜♪」
「………」
ヒカルを前にしてからずっと浮かれている芳香を、翼はいぶかしげに見る。

「あれ?麗、君はもっと喜んでくれると思ったけど」
「……」
蒔人の影に隠れていた麗は、近寄り顔を覗き込んでくるヒカルに背を向けた。
省16
390: 解放の口づけ〜ゴール・ゴル・ゴルディーロ〜 19 2005/07/13(水)15:03 ID:+2imddd4(20/21) AAS
魔法の先生…ヒカルの住み込み家庭教師宣言に戸惑う麗。
その隣で嬉しそうにウキウキしている“ヒカル”の命名者、芳香。
また麗を挟んで反対側には、なんだか非っ常〜に面白くない様子の翼。
一つ屋根の下、それぞれの思いが交錯する。

「ニャ、ニャんだこの感じ…ぶえっくしょいッッ!!」
…スモーキーの盛大なくしゃみが小津家にこだまするのであった。

おわり
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