[過去ログ] 戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (893レス)
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141: 136 2005/05/16(月)00:23 ID:/exviuGG(1/11) AAS
待ってる、と言って下さった方々に勇気を頂いて
書き込みいたします。
マジ、芳香×うらら、ちょっと暗め?です。
何分、初めての投下ですので分量や改行なとで不手際があるやもしれません。
その際は、どうかお許しください。
少しでもお楽しみいただけましたら…。
142: 最後の願い〜ジー・ジー・ジジル〜 1/9 2005/05/16(月)00:32 ID:/exviuGG(2/11) AAS
夕食の片付けをしながら、さりげなく芳香が告げる。
「うららちゃん、後で私の部屋に来てね」
「……うん」
それは本当にさり気ないやり取りで、だから、小津家の男兄弟たちは誰も気づかなかった。
その瞬間、うららの頬が紅潮したことに。
そっと、姉の部屋のドアを開ける。だけどドアの向こうは暗がりだ。
「え……?」
もう少しだけドアを押し、部屋を覗き込む。
瞬間、ドアの裏から手が伸びて、ノブを握っていたうららの手を室内へ引き込む。ドアがばたりと閉じ、うららは薄暗がりの室内で背後から拘束されるように抱きしめられていた。
背中に密着する柔らかな感触と体温、そして良く知っている甘い匂い。気が付けば、前を確かめるように回された手がうららの胸をやわらかく掴んでいた。
省12
143: 最後の願い〜ジー・ジー・ジジル〜 2/9 2005/05/16(月)00:35 ID:/exviuGG(3/11) AAS
「ダメって、うららちゃんはいつも口ばっかりね。身体はすぐに許しちゃうのにねー」
残酷なほど朗らかな声で姉はそう言って、うららの胸を、その手触りを楽しむかのように柔らかく揉む。首筋に次々キスを落とされ、もう一方の手によって自分のスカートのファスナーが下ろされるのがわかる。ダメだ、と思いながらもその行為を制止することが出来ない。
とす、と自分のデニムスカートが床に落ちる音がする。露になった太ももが少し寒い。
「ほ、ほう、かちゃ……、だ、ダメ……んん、あ!」
芳香の、胸を揉んでいた手が上着の下にもぐりこみ、ブラをくぐって乳首に触れようとする。
そこはダメ!と思い身体をよじって芳香の腕の中から逃げようとするがすでに膝には力が入らず、二三歩タタラを踏むように歩いてベッドに前のめりに倒れこんでしまう。
「……ん、はあ、はあ、はあ、はあ……」
目を閉じて、熱くなってしまった身体を持て余しながらせわしく息をつく。身体中を熱いものが猛スピードで流れていく。その余りの速さにもう自分で自分の身体をコントロールすることが出来ない。
「……うららちゃん?」
囁きにそっと目を開けると、月明かりに照らされて女神のように美しい姉が、静かにそこに立っていた。その口元に浮かぶ微笑が余りに神々しくて、美しくて、うららは目を離すことができない。
省5
144: 最後の願い〜ジー・ジー・ジジル〜 3/9 2005/05/16(月)00:37 ID:/exviuGG(4/11) AAS
優しくて少し強引な手が、うららの腕を掴んで、その身体を仰向けにする。
芳香は、自分はまったく衣装を乱さないままに、横たわるうららのすぐ左側、ベッドに腰掛けるようにして、
うららの上着をひっぱって脱がす。
「誘うなんて……ちが……」
「じゃあ逃げたいってこと? ふーん、そうなんだ」
さら……と甘い香りのする髪が顔にかかる。いつのまにか、姉の顔が真上からかぶさるように至近距離にあった。その瞳にやどる強い輝きに身体がますます疼いてくる。ダメだと思うのに目が離せない。
「でも、逃がさないけどね」
常に無い、硬い声音に身をすくめた瞬間。
芳香の手がいきなり下着をくぐって、淡い茂みの先、熱く湿った部分に触れてくる。
「ひあっ」
省11
145: 最後の願い〜ジー・ジー・ジジル〜 4/9 2005/05/16(月)00:38 ID:/exviuGG(5/11) AAS
「あっや、や、止め……」
て、と言おうとした瞬間両方の胸の乳首を摘まれた。
「ほら、うららちゃんの乳首、立ってるー」
「あ! ああ、あ、あぁっ!」
ビリッとした刺激のような鋭い快感が駆け抜け、うららは全身を突っ張らせた。真夏のイヌのように半開きにした口のはしから唾液がこぼれる。
「いい顔、するようになったよね、うららちゃん……」
うららの唾液を自らの唇ですすり上げながら芳香が囁く。乳首は一際弱いのだ。こないだは芳香が『乳首でイケるか実験してみようよーうららちゃん』と勝手なことを言い出して、大変な目にあった。散々乱れさせられ、
恥ずかしい言葉をいわされたりした挙句、結局のところ、乳首への責めだけではイケなかった。物凄くイイのだが、イクことは出来ない。快楽の責め苦だった。
今また気が付けば、右の乳首を指でいじられ、左の乳首を口に含まれていた。唇のソフトな感触……と思った瞬間、芳香の熱く這いまわる舌が乳首のてっぺんをザリザリと擦って、それからチュッと吸い上げる。それがもう堪らない。快感の電撃が走る。
「あ!!」
省8
146: 最後の願い〜ジー・ジー・ジジル〜 5/9 2005/05/16(月)00:40 ID:/exviuGG(6/11) AAS
「……欲しいんだ?」
「!」
耳元で囁かれて自分の浅ましさに気づく。
そうだ、欲しいのだ。快感が。
いや、欲しいのは姉がくれるすべてだった。快感も、痛みも、喜びも憎しみも、姉がくれるものなら何でも欲しかった。
でも、こんなに欲しがっている自分を絶対に気づかせてはいけない。
芳香はどこまでも遊び半分だ。たまたま身近にこんな楽しいおもちゃがあったということに気づいただけなのだ。だから自分もその気まぐれに振り回されているフリをしなくてはならない。引きずり込まれた悪い遊びに、仕方なくも抗えないフリを。
これは多分一過性の、隠微な共犯関係。始まったときと同じように、また唐突に終わってしまうだろう。そのとき、気軽に終われるように、姉の心の負担にならないように、自分も姉のテンションに合わせて、その場限りの共犯者を精一杯演じよう。
そう決めたはずなのに。
……だけど時々こぼれてしまう。
省15
147: 最後の願い〜ジー・ジー・ジジル〜 6/9 2005/05/16(月)00:41 ID:/exviuGG(7/11) AAS
いつもは隠されている部分が丸見えの恥ずかしい格好。その部分に風が当たって、ひどく頼りない心地がした。だけどもう身体がこらえきれない。恥辱と期待に震えながらうららは姉を見つめた。
いつのまにかうららの両足の間に身体を移動した芳香は瞳に好色な輝きを宿らせて、ずるそうに微笑む。
「よく出来ました。じゃあ、ちゃんとリクエスト言ってね」
「えっ……」
「何をして欲しいのか言ってくれないと。芳香も応えられないよー」
判っているくせに。芳香の要求はどこまでも厳しかった。この恥ずかしい姿勢で、まだ許してはくれないのか。
でも、そろそろ限界だった。うららの腰が切なく揺れた。
「……芳香ちゃんの……ゆ、指を……」
「指を?」
「……指を……うららのあそこに……」
省18
148: 最後の願い〜ジー・ジー・ジジル〜 7/9 2005/05/16(月)00:44 ID:/exviuGG(8/11) AAS
「ああ、ああっ、あうっ、あ、あ、あああ、あーっ」
擦られる入り口の部分が熱くてとろけそうだ。しかも指先が突いてくる奥の部分がよくてよくて堪らない。自分のどこから出てくるのだろうか。この、濡れた、としか形容しがたいような声は。
「……あ、あ、ほうか、ちゃあ、んあ、……ほう、か、ちゃ……ん、あああっ」
「……ふ……」
姉の口から押し殺した喘ぎがもれ、美しく整えられた眉が寄せられる。この姉も、感じているのだろうか。私の、こんなみすぼらしい身体でも、姉は、少しは楽しんでくれているのだろうか。
そう思った瞬間、姉の指を受けている部分がきゅうっと収縮して、自分でも何てストレートな反応だと心のどこかでびっくりする。
「あ……だめ、いっちゃう、いっちゃう……!」
「じゃあ、いきなさい」
一際強く突かれた瞬間、うららは絶頂に達した。
「…………………!!」
省14
149: 最後の願い〜ジー・ジー・ジジル〜 8/9 2005/05/16(月)00:46 ID:/exviuGG(9/11) AAS
もちろん、いずれ、誰かつまらない男がうららをさらっていくのだろう。その日がくることを芳香は死ぬほど恐れていたけれど、仕方の無いことだと、いつも自分を説得しようとしてきた。
だけどある日突然、自分たち兄弟姉妹は、魔法使いとしての人生を歩むことになってしまった。
日々は危険の連続、自分もうららも、いつ死ぬか判らない。
いつ死ぬか判らない日常。それは大きな恐怖であると同時に、福音でもあった。
うまくいけば死ねる。その希望が、芳香に一線を超えさせてしまった。
一線を超えてしまった理由は、うららの身体が欲しかったからではない。本当は心が欲しかった。
でもそれは到底無理な話だ。だったら身体だけでも欲しかった。身体だけの関係なら終わるときも傷を残さない。
芳香は注意深く振舞って、うららに自分の、この空恐ろしいほどの執着と独占欲を気づかせないようにしてきた。うららは姉の気まぐれくらいにしか思っていないはず。今はたまたま気持ち良くて、ずるずると続けているだけ。
だからもっともっと快楽を教えなければ。私を手放せないように。
抱いているときのうららは必死で芳香にしがみついて、芳香の与える快感を一生懸命受け止めている。そして芳香だけを見つめてくる。
省2
150: 最後の願い〜ジー・ジー・ジジル〜 9/9 2005/05/16(月)00:47 ID:/exviuGG(10/11) AAS
狂っている自分を知りながら、もう正気に返れない――いや、返りたくない自分がいる。
だけど時々、この想いの行き着く先は――?と考えてしまう。
でもそれはきっと戦いの中にある。
だから早く。
早く、私を死なせてください、神様。
明日も戦いがあるといい。そうしたら私は誰よりも前に出て戦うだろう。
うららに向かう矢は全部私に当たればいい。
うららを狙う刃は全部私に刺さればいい。
神様、私を死なせてください。うららの為に。
それが私の一番の幸せなのです。
省1
151(1): 136 2005/05/16(月)00:51 ID:/exviuGG(11/11) AAS
こうして書き込んでみると
結構暗い話だったかも…。
しかしエロって難しい!
またここへ来られるよう、精進いたします。
お読みくださった方がいましたら…、
ありがとうございました。
では。
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