[過去ログ] 戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (893レス)
前次1-
抽出解除 必死チェッカー(本家) (べ) レス栞 あぼーん

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
157: 49 2005/05/20(金)23:15 ID:JoXvcfGk(1/17) AAS
>>136様 GJです! ちょっとサドっぽくてダークなほう姉にハァハァさせてもらいました。
天然キャラな分、落差で切なさが増しますね、いいカンジ。
またの投下をお待ちしてます。

それに触発+今度の花嫁祭も控え、黄桃続編投下いたします。
急いで書いたので推敲不足かも…ご容赦ください。
158: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 1 2005/05/20(金)23:16 ID:JoXvcfGk(2/17) AAS
「翼ちゃん」
「……」
呆然と立つ翼の前には、下着姿の芳香。
薄いピンクで上下そろいのブラジャーとショーツ。裸より逆にそそられてしまう。
芳香が抱きつくと、翼の厚い胸板にブラに包まれたふくよかな乳房があたる。
「…ほう姉…」
「まだ手のケガ治ってないんだから…お姉ちゃんに任せて」
芳香はそう囁くと、包帯の巻かれた右手にそっとくちづける。
そして、翼の黄色のジャケットとTシャツを脱がせていった。
晒された翼の上半身を、芳香は視線と指で、あますところなく愛でていく。
省16
159: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 2 2005/05/20(金)23:18 ID:JoXvcfGk(3/17) AAS
弟のささやかな抵抗は、姉にたやすく看破されてしまう。
するり、と芳香の掌が皮ズボンの上から翼の膨らみを撫で上げた。
いやでもそこに意識が集中してしまい、翼の息が上がった。
もうそれは息苦しいほどに張り詰め、解放を待ちわびている。
物欲しげな、潤んだ瞳の芳香になすがままにされていく…こんな状況で、逃れられる男がいるのだろうか。

「…やめる?」
翼が日頃、よく耳にする軽やかな口調。状況が変わると、雰囲気もまるで違ってしまう。
「…後悔しても、知らねぇからな」
翼の口だけの強がりに芳香は悪戯っぽく微笑み、唇で塞いだ。芳香の誘う舌に、応える翼。
口づけを交わしながら、翼は芳香の背中に手を回し、ブラをはずす。
省12
160: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 3 2005/05/20(金)23:19 ID:JoXvcfGk(4/17) AAS
「もう、こんなにぬるぬるだよ…翼ちゃん」
「!ほう姉っ…!」
「動いちゃダメ…」
うろたえ上体を起こそうとする翼を芳香は制し、張り詰めた裏側を舌でなぞり上げた。
「あ、ぅッ…!」
「我慢しないで…翼ちゃん」
翼の表情を楽しむように眺めながら、芳香は先端を舌でつついたり、唇で甘噛みし…やがて口に含んだ。
思うまま口内の粘膜で翼を嬲る芳香。浅く深く…次第に強く。翼は快楽の奔流に押し流される。
「…っ、う・くッ…」
「ん…んっ、私にも…お願い…」
省15
161: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 4 2005/05/20(金)23:20 ID:JoXvcfGk(5/17) AAS
溶け出す滴を塗りつけて、翼は膨らんだ突起を執拗にこねまわした。
「あッ、あぁ…んっ…いぃ、翼ちゃん…」
湧き続ける秘液に指を浸すように、小さく開いている口にも指を押し当てた。
もう下着はしとどに濡れて、秘所を隠すどころではない。透けて見えるそのさまはあまりに卑猥だ。
翼はもどかしげにショーツを剥ぎ取り、芳香の秘裂へ舌を伸ばした。狂ったように蠢き、忍び込む粘膜。
「あ・うっ!んッ…ぁ…あぁ」
絶え間なく秘液を貪り、啜る翼。ぴちゃぴちゃとはしたない水音が響き渡る。
まるで腹を空かせた子猫が、ミルクを無心に舐めるかのようだ。
芳香の肢体は官能にがくがく震え、膝を立てているのもやっとなほどだった。
蜜が幾筋も芳香の内腿を伝っていく。姉の媚態に、翼は我を忘れた。
省17
162: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 5 2005/05/20(金)23:21 ID:JoXvcfGk(6/17) AAS
芳香の淫靡な動きと恍惚の表情は、翼の情欲を限りなく煽り立てる。
翼も芳香の腰をしっかり掴み、衝動にまかせ激しく突き上げていった。
そのたびに、腰から背中に電流のような快感が駆け上がり、頭の芯が痺れていく。
「あ、ぁん!あッ!あ・んっ!あうっ…っ、翼ちゃん!」
「…っう、ほう姉ぇ、ほう姉ッ…!」
うわ言のような、快楽の喘ぎが交錯する。翼も芳香も本能の命じるまま、抽送を続けた。
芳香の中は翼を蕩かそうとするかのように、吸い付きまとわりついてくる。
その刺激に翼の剛直が、熱く濡れた内壁をより激しく擦り上げた。
「ひぁ、あッ!そ、そんなにっ、したら……ダメぇッ!」
芳香は頭を振り、切羽詰ったような声をあげた…もう堪えきれない。淫楽の嵐が、二人をさらって行く。
省3
163: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 6 2005/05/20(金)23:22 ID:JoXvcfGk(7/17) AAS
「……!!」
下半身の妙な感じに、翼は一気に覚醒した。
(…まさか!)ガバッ!
布団をめくり、はいていたボクサーブリーフを確認する。…そこには吐き出された劣情のシミ。
「…さ…最悪だ……」
体に残る余韻が虚脱感となって翼を襲う。落ち込みは地底冥府より深い。
(ありえねぇ……この年で夢精かよ…)
がっくりと肩を落とす翼。自己嫌悪にさいなまれつつ、のろのろと後始末をし、洗濯済みの物にはき替える。

翼は手の怪我で安静をとり、ベッドでうたたねをしていたのだった。
省11
164: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 7 2005/05/20(金)23:23 ID:JoXvcfGk(8/17) AAS
時計に目をやると、いつもなら寝る時間だったが、こんな状態では無理だ。
「頭冷やしにジョギングでも行くか…そういえば」
魁に貸した物が見当たらない…対グール戦の特訓に使ったグローブ。
翼のお気に入りだったが、今は魁の勇気が詰まった特別な物でもある。
(ま、記念にあげてやってもいいけど、どちらにしてもひとこと言っておかないとな)

翼は魁の部屋に向かい、ノックしようと左手を上げた。すると、中から女性の声。
「?」
なんとなく耳をすませると、芳香の声が聞こえてきた。

 ………
省15
165: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 8 2005/05/20(金)23:24 ID:JoXvcfGk(9/17) AAS
うかつに身近な人物を例えにとってしまい、魁の指摘に芳香は焦る。
「と、とにかく、魁ちゃんはカワイイのが魅力なんだから。
逆に、男っぽさをチラッと見せると効果的かもよ!」
「な、なるほど、でも男っぽさって?」
「う〜ん…動じない優しさっていうか、落ち着きかなぁ」
「…よくわかんねぇよ〜」
「意識してできるものじゃないからね。た・と・え・ば」
「ちょ、ちょっとッ…」
芳香は魁の手を引いて立ち上がらせると、腕を組み体を寄せた。
「な!なにすんだよっ」
省19
166: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 9 2005/05/20(金)23:25 ID:JoXvcfGk(10/17) AAS
「っ…てぇ〜…」
「魁ちゃん、大丈夫?!」
魁が後頭部を押さえ、顔を上げると至近距離に芳香の顔。
「!」ゴツッ!
それに驚きそっくり返った魁は、また後頭部を床に打ち付けた。
「〜〜〜…ッ」
「魁ちゃん!」
痛みで言葉が出ない魁は、たんこぶにそっと自分の手をあててみる。
「くッ!…」
省18
167: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 10 2005/05/20(金)23:26 ID:JoXvcfGk(11/17) AAS
「何してるの?翼」
「!!」
突然声をかけられ、翼の心臓は跳ね上がった。
焦って振り返ると、こちらもパジャマ姿の麗が不思議そうに大きな瞳を向けている。
こんな時は彼女の黒く澄んだ目に、何もかも見透かされてしまいそうだ。
「い、いや…っ、あいつからグローブ返してもらおうと思って、さ」
「そうなの、じゃあ声かければいいのに。か…」
バッ!!「むぐ…!」
「グローブは明日返してもらうから、いいよッ」
省16
168: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 11 2005/05/20(金)23:27 ID:JoXvcfGk(12/17) AAS
麗と蒔人がたしなめる。こうなると翼はますます面白くない。
「だいたいお前は昔っから、俺の物勝手に持ち出して、きちんと返しに来たためしがないんだよッ!!」
ガタン!!「ちィ兄!」「おい待て!」「翼!」
言うだけ言い放つと翼は席を立ち、一人食卓を後にした。

…半分以上は昨日の嫉妬だ。みっともないとわかっていても、翼はどうにも気持ちが収まらない。

………

その後しばらくして、翼は芳香の部屋をノックした。
「ほう姉、入るぞ」
「翼ちゃん?どうぞ〜」
昨夜見た時と同じように、パジャマ姿の芳香が迎える。
省13
169: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 12 2005/05/20(金)23:28 ID:JoXvcfGk(13/17) AAS
「…俺も、好きな奴できたんだよ」
「えっ…?!」
芳香は素っ頓狂な声を思わずあげてしまい、あわてて取り繕う。
「へ、へぇ〜!そうなんだ。で、どんな人?」
「……」
芳香の不自然なほどの追求に、ためらう翼。
「…フラフラしてて、天然で世話が焼けるけど…なんか放っておけないんだ、そいつ」
「…ふぅ〜ん…」
翼がボソボソと語る言葉は、芳香の頭の上を素通りしていく。
省19
170: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 13 2005/05/20(金)23:29 ID:JoXvcfGk(14/17) AAS
押しのけようとする芳香の身体を、翼は強く抱きしめる。そして、しばらくその感触を確かめた。
この香り、吐息…やっぱり変わらない。翼が求め、やまなかったもの。

「…俺が…他の女と、こんなことしてもいいのかよ…っ」
「!……」
姉の耳元に聞いたことのない、唸るように絞り出す弟の声。
芳香からは、肩に埋められた翼の顔は見えない。
「………」
迷いながら、少しずつ芳香の手が翼の背中にまわされようとした、その時。
バッ! 翼の身体が離れた。
「…もういい!」
省15
171: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 14 2005/05/20(金)23:31 ID:JoXvcfGk(15/17) AAS
 ………

その夜、真夜中も過ぎた魔法部屋。翼は一人、魔法薬を作っている。

「何を作ってるでござりますですか?」
「!!」
不意にマンドラ坊やが呼びかけたので、翼は飛び上がった。
隠し事のせいか、驚くことがすっかり増えた黄色の魔法使い。

「なんだ…起きてたのか、おどかすなよ」
「ふむふむ、惚れ薬でござりますですか?」
「おいっ!」
省13
172: 風切る拳(こぶし) 〜ジー・ジー・ジジル〜 15 2005/05/20(金)23:33 ID:JoXvcfGk(16/17) AAS
 ………

翼はベッドに寝転がり、小瓶をかざして見つめた。月光に透ける液体。

(これを飲んで、赤の他人を好きになれば…楽になれるかな)
薬ができたはいいが、どうにも飲む決心がつかない。
(あの時もそうだった…)
芳香との情事の後に物忘れの魔法薬を作り、使うかどうか迷い続け…結果、使わなかった。

戦いの中でも何度も思ってきた。魔法はちっとも万能なんかじゃない。
以前は自信過剰なほどだったのに、魔法使いになってからの方が自分の無力さ、弱さを思い知らされる。
今だって、魔法で揉み消そうとすればするほど、本心が露わになる。
省12
173: 49 2005/05/20(金)23:37 ID:JoXvcfGk(17/17) AAS
ほう姉スキンシップ旺盛だから、弟達にベタベタする度ニヤけてしまう今日この頃。
メルマガもたまらんかったし、次回待ち遠しすぎて自給自足しまつた。
本編はアニキの影で嫉妬に燃えてくれ、ちィ兄(;´Д`)ハァハァ

…失礼いたしました。
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.030s