[過去ログ] 戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (893レス)
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279: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)1 2005/06/29(水)02:39 ID:XMqRtn57(1/16) AAS
魁と麗は大きな川の流れる草原にいた。

「ここは一体…」
「ねぇ、お兄ちゃんは?!」
慌てて辺りを見渡す二人。だが、兄の姿は見当たらない。
「蒔人兄ちゃぁーーんっ!どこだよー!!」
「お兄ちゃーーんっ!!」
必死で叫び歩き回るが、返事はなかった。
「そんな…兄ちゃん…」
「どこに行っちゃったの…」
やがて魁と麗は絶望と疲労で立ち止まってしまった。
省19
280: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)2 2005/06/29(水)02:39 ID:XMqRtn57(2/16) AAS
「…ニセモノなんかに、負けてたまるかーッ!!」
拳を固め頭を低くし、爆発をすばやくよけて前進する。
そして、炎の中に飛び込む魁。マジレッドの懐にもぐりこんだ。
瞬時に腰を落とし、渾身の力を込めて一気に拳を衝き上げる。
「ファイヤースクリューアッパーー!!!」
ドゴォオ…ッ!!!!
マジレッドの顎に会心の一撃がヒットした。
ブワァァ…ッ
映像が消えるように、跡形もなく幻覚は消滅した。
「ハァ、ハァ、ハァ…」
省20
281: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)3 2005/06/29(水)02:41 ID:XMqRtn57(3/16) AAS
敢然と己の幻影と対峙した麗。
バン…ッッ!!ブシュウワァァ!!ドォンッッ!!
間髪なしにブルースプラッシュを連発する、マジブルーの幻覚。
水に浸かっていては、変身後の方が圧倒的有利だ。
「きゃぁああっ!!」
「姉ちゃんっ!!」
…水面に静寂が戻る。麗の姿が消えた。
「そ、そんな…」
魁が愕然としていると。
省16
282: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)4 2005/06/29(水)02:42 ID:XMqRtn57(4/16) AAS
………

「はっ…くしゅっ!」
「大丈夫か?姉ちゃん、ほら」
魁は借りていたジャケットを麗に返した。そしてかなり離れた場所で背中を向けている。
さっきの戦いでずぶ濡れの麗。Tシャツやブラジャーを脱ぎ、ジャケットに袖を通す。
本当はスカートと下着も脱いで乾かしたいが、そうもいかない。

いつの間にか陽が沈み、気温が下がっていた。
「寒い…」
二人は震えながら肩を寄せ合う。
「魁、このままじゃ二人とも風邪ひいちゃうから…温め合おう」
省15
283: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)5 2005/06/29(水)02:43 ID:XMqRtn57(5/16) AAS
こんなに心が揺れるのは、ここが現実ではないから…?
ひょっとしたら、目の前の人物も幻なのかもしれない。自分勝手な、都合のいい幻影。
確かなのは自分の心だけ。それでもいい…二人は思っていた。

魁も麗の背中に腕を回す。ジャケット一枚を通して伝わる体温と華奢な、柔らかい感触。
煩悩を振り払おうとしても、下肢に凝縮する熱を魁は押さえられない。
(だめだ…これ以上、どうしたら…)
その心を読んだかのように、麗は呟いた。
「…山崎さんとの…練習台と思ってくれていいよ」
一瞬、魁は意味を掴みあぐねる。そして慌てて体を離した。
省19
284: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)6 2005/06/29(水)02:44 ID:XMqRtn57(6/16) AAS
麗はゆっくりと腕の中に魁を引き込んだ。顔を寄せ、そっと魁の唇に触れる。
初々しい、いたわりの口づけ。やがてどちらからともなく唇を割り、互いの粘膜を侵食する。
麗の舌が誘い、魁がそれを追いかける。夢中で吸い、絡み合って舐め返す。
「…ん…ふぅ…」 ちゅ、く…
互いの粘膜から洩れる、甘い吐息と唾液の混じる音。
粘膜を介して混ざり、溶け合う行為は、麻薬のように思考を麻痺させていく。

(ちぃ姉が、こんなことするはずない。きっと、これも幻覚なんだ…)
これが本当であって欲しいのと裏腹に、心の中で不謹慎な言い訳もしてしまう魁。
大人になりきれない魁の罪悪感が、矛盾を膨らませる。
省14
285: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)7 2005/06/29(水)02:45 ID:XMqRtn57(7/16) AAS
水色のジャケットに手をかける魁の指先が、呆れるほど不器用になっていた。
魁に身を委ね、草むらに横たわっている麗。しどけなく両腕を広げ、無防備な姿。
何とかボタンをはずして前を押し開くと、白くたわわな双丘が現れた。
ぷるんと揺れ、震える乳房…魁の視線は完全に釘付けになり、ゴクリと生唾を飲む音が響いた。

「あまり…見ないで…」
魁の視姦に耐えられなくなり、恥じらい腕で隠そうとする麗。
「すごく…きれいだよ、ちぃ姉…」
たくさん伝えたいことがはずなのに、そう言うのが精一杯の魁。
「好きにしていいよ、でも…優しくして」
省18
286: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)8 2005/06/29(水)02:46 ID:XMqRtn57(8/16) AAS
魁は逸る欲望を抑えつつ、夢中で麗を求めた。
汗ばむ麗の甘い香りは、懐かしくも昔と違う感情を呼び起こす。
触れるか触れないぐらいの微妙な動きで、わざと中心を避けながら膨らみを擦る。
掌の中で形を自在に変え、溢れる乳房。その頂点は触れずとも、主張し始めているのが見て取れた。
我慢できず、魁はそこに舌を這わせる。
「あぁんっ!!」
「!」
甘い声で啼くと麗はびくんとのけぞり、魁の腕にしがみついた。
魁はいささか驚いたが、すぐその声に勇気づけられ、さらに続ける。
乳房を揉みしだき、頂点を唇で吸い立て、舌でつついたり転がしてみた。
省16
287: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)9 2005/06/29(水)02:47 ID:XMqRtn57(9/16) AAS
まだ男に育ちきっていない弟の顔を、麗は愛おしげに見つめる。
むにむにと頬全体を両手で触られながら、魁は麗の綺麗な瞳に見とれていた。
余りにも豊かな母性。麗は全ての許しを魁に与えた。
「もっと、好きにして…甘えていいんだからね…」

不意に麗は魁の下半身の膨らみに触れ、優しく撫で上げた。
「ちっ、ちぃ姉ッ…!!」
「魁とこんなこと…もうないだろうから。できる限りのこと、したいの…」
(ど、どこでそんなこと覚えたんだよっ!)
うろたえる魁にかまわず、張り詰めたズボンに麗の手がかかる。
「きゃ…!」
省19
288: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)10 2005/06/29(水)02:48 ID:XMqRtn57(10/16) AAS
魁の反応に合わせて、唇と舌を裏筋とくびれに沿ってぴたりと張り付かせた。
そして口を前後に動かすことで、巧みに煽る。
そうかと思うとちろちろと舌で刺激し、更に口内に咥え込んだ。

麗は一心不乱に弟のそれに口淫を施す。真面目な性格そのままに、一途な愛撫。
しかしその行為は、普段は絶対ありえない淫猥なもの…。
背徳と倒錯に魁は眩暈がした。その刹那、身体の芯に痺れるような快感が走る。
「我慢しないで…感じていいんだよ…」
「あぁ…っ」
不覚にも身体がビクビク跳ねる魁。
魁自身への圧迫感が驚異的に跳ね上がり、這い回っている麗の粘膜に翻弄される。
省18
289: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)11 2005/06/29(水)02:51 ID:XMqRtn57(11/16) AAS
「ご、ごめん…」
「…いいの、魁が気持ち良くなってくれれば…」
かすれた声で謝る魁に、麗は陶然とした表情を浮かべている。
魁への口淫は、麗自身にも確実に官能の波を呼び起こしていた。

魁は麗を横たえさせ、濡れたデニムのスカートを脱がせた。
そしてシンプルな薄いブルーのショーツに触れる。
「あっ!!」
麗が思わず声を上げ、身をよじる。
魁が下腹部の密かな膨らみから、次第に奥へと指を忍び込ませたからだ。
そっと撫でる動きを大きくすると、徐々に麗の脚が開かれる。
省14
290: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)12 2005/06/29(水)02:52 ID:XMqRtn57(12/16) AAS
目を見張るほどの光景…魁は感動を覚えた。
女性のその部分を、雑誌や画像でなら見たことがある。しかし実際は全然違った。
本物はずっと生々しく淫らで…そして写真より遙かに魅力的だった。
初めて見る秘裂はうっすらと熱と淫液を帯び、艶めいた息づかいをしている。

「は、恥ずかしいよ…魁…」
「…隠さないで」
思わず身をよじって、脚を閉じ、掌で隠そうとする麗。
耳の裏まで真っ赤になり、恥じらいに唇を噛んでいる。
麗のそんなさまはかえって扇情的で、魁を激しく興奮させた。魁は麗の動きを制する。
「すっげぇ、綺麗だ…」
省18
291: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)13 2005/06/29(水)02:52 ID:XMqRtn57(13/16) AAS
(やだ…っ、何・この感じ…!!)
抗えない未知の感覚に、麗は快感と恐怖を同時に味わう。
自分が自分でなくなりそうな…魁が与える淫楽に麗は翻弄され、攫われていく。
ちゅぷ・ちゅく、ちゅるぅ…
蜜がより溢れ出す。麗の昂奮が高まっている合図。
腰の奥の方から鮮烈な快感が、解放を求めて走り抜ける。
「あ・あん、いゃッ…ぁ…あぁ…ーーあぁぁっ…!!」
絶頂を迎え、つま先までピンと伸びる白い脚。びくびくっ、と麗の身体が痙攣し、のけぞった。

すっかり回復してしまった魁のそれは、待ちきれないように反り返っている。
「ねぇ、もう…いいかな」
省17
292: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)14 2005/06/29(水)02:54 ID:XMqRtn57(14/16) AAS
「!!ぅうっ…!」
「あ・ッ!ー……っ!!」
歯を食いしばり耐えようとしても、麗の唇から悲鳴が漏れる。
同時に魁の下半身は強烈な快感に呑まれた。
狂おしいほどの衝撃に、どうにかなってしまいそうだ。
(う・わ…ッ!)
魁のそれが、熱い肉に包まれる。柔らかく窮屈に締め付けてくる麗の内襞。
奥まで入ったがあまりに狭く、上手に動くことができない。
突いてしまいたい衝動もあったが、うかつに動くと即、達してしまいそうなのと
何より麗の苦痛が増す事は避けたかった。
省21
293: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)15 2005/06/29(水)02:59 ID:XMqRtn57(15/16) AAS
「んっ…う・んっ…あぁ」
熱に浮かされたようにうなずく麗。魁も我を忘れ、その快感を味わっていた。
ざわざわと纏わりつき、ねぶり、めくるめく波が下腹部を直撃する。
すぐに限界を迎えそうになるのを懸命に耐え、腰を突き上げる。
「あっ…魁っ、魁!…ん、ぁあ!」
「姉ちゃんっ!姉ちゃんッ…!!」
狂ったように捻り、嬲り、擦り、打ち付ける。
酷いことをしているかもしれない…でも、もう止められない。
汗を弾く麗の肌が、胎内が、魁を求めて波打ち、促す。
その刺激は初めてである魁にとって、我慢できるものではなかった。
省16
294: 誘惑の迷宮〜メーザ・ザザレ〜 中編(魁side)16 2005/06/29(水)02:59 ID:XMqRtn57(16/16) AAS
意識が遠のく。抜け殻のように力尽き、麗の上に覆い被さる魁。
「「はぁっ、はぁ…」」
二人の乱れた呼吸が重なる。闇の中、姉弟は余韻を分かち合っていた。

中編(蒔人side)へ続く
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