[過去ログ] 戦隊シリーズ総合カップルスレ 2 (893レス)
上下前次1-新
抽出解除 必死チェッカー(本家) (べ) レス栞 あぼーん
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
32: 前スレ561 2005/05/06(金)01:30 ID:YryI653v(1/18) AAS
前回、乙のお言葉を下さったかた、ありがとうございました。
GW期間デカの切ない+ダーク祭、大いに楽しませてもらってます。
神々GJ!!(;゜∀゜)=3ムッハー。ごちそうさまです。
それに刺激され、マジですがハード系?黄桃短編投下いたします。
33: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 1 2005/05/06(金)01:32 ID:YryI653v(2/18) AAS
「あの魔法使いども…クィーンヴァンパイアである私をここまで追い詰めるとは。
だが、私は不滅の存在、何度倒されても生き返る…」
闇の中、粉々になったはずの黒い欠片が再び集まり、一つの影を作った。
…ドクン…
バンキュリアの復活が芳香の意識に呼びかける。微かではあるが、確実に。
………
小津家。
既に真夜中も過ぎ、兄弟たちは眠りについていた。
翼も自室で床につき、寝息をたてている。
鍵のかかっているはずのドアが開く。足音もたてず、忍び込む人影。
省13
34: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 2 2005/05/06(金)01:33 ID:YryI653v(3/18) AAS
「しーっ、声が大きいよ」
「だってさ…さすがにまずいだろ。うら姉と一緒に寝ろよ」
「なんで?芳香は平気だよ」
(俺がまずいんだって!)
翼はのどまで出かかった言葉を飲み込んだ。
芳香の天然ぶりには慣れっこの翼…やがて、観念したようにため息をついた。
「…しょうがねぇなぁ、ほら」
翼はベッドの布団をめくり、スペースを空ける。
「ありがとう、翼ちゃん。本当に、優しいね…」
「いいから、早く寝ろよ」
省13
35: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 3 2005/05/06(金)01:34 ID:YryI653v(4/18) AAS
(まさか、まだ…?)
そう思うより先に体重をかけられ、翼はベッドに押し倒された。
芳香の白い手が、翼の首筋から肩を撫でる。
豊かなふくらみが、Tシャツ越しに厚い胸板を刺激し、
柔らかい太腿が翼の中心に割って入った。
女性特有の甘い香り、密着する身体と吐息が熱を帯びる。
呪文の効力で、互いの情欲が薄い桃色の翳りとなって、二人を包む。
劣情が翼を蝕み、芳香が首筋に牙を剥いた…その時。
「ほう姉っ!」パンッ!
翼は芳香を引き剥がし、軽く頬をたたいた。正気に戻る芳香。
省16
36: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 4 2005/05/06(金)01:35 ID:YryI653v(5/18) AAS
「…ほう姉、噛まれただけじゃないのかッ?!」
思わず翼が芳香の肩を掴んだ。芳香の目が寂しく歪み、頭を振る。
「覚えてない…ううん、思い出したくないのかもしれない」
記憶がなくてもこの痕を見れば…何をされたか、嫌でも察しがついてしまう。
芳香はぎゅっと、痕を隠すように自身を両手で抱きしめた。
見たことのない姉の表情。
翼は、触れてはいけないようなものを感じて無口になる。
「ごめん…」
「なんで、翼ちゃんが謝るの?」
またすぐ、いつもの芳香の口調…でも、瞳の曇りは隠しきれない。
省12
37: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 5 2005/05/06(金)01:36 ID:YryI653v(6/18) AAS
「…あたしたち姉弟だし、こんな体だけど…もし、もしも…」
「言うな」
芳香の言葉を遮る、最後まで言わせまいとの翼の優しさ。
翼は辛さに耐えるような、慰めるような笑みを浮かべた。
「俺たちには…俺には、ほう姉が必要なんだ。だから、そんな顔しないでくれよ」
翼は腕を緩め、芳香の顔を覗き込む。
髪の毛をかき上げ、溢れる涙を唇と舌で掬い取った。
風のように何にも囚われない、いつもの奔放な笑顔が見たい。
それが…たとえ愚かな願いだとしても。
省14
38: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 6 2005/05/06(金)01:36 ID:YryI653v(7/18) AAS
芳香は恋多き女だし、翼も学生時代からモテる方だったので、
恋愛沙汰にはそれぞれ事欠かなかった。(共に長続きしないようだったが)
それは無意識に、何かから目を背けるためだったのかもかもしれない。
なのにその実、恋人の向こうに…誰かの面影を追いかけていた気がする。
(もしかすると、これこそ悪魔の誘惑かもな…)
どうかしている。と、翼は頭の片隅でぼんやり思う。
血の繋がった者同士で快楽を分かち合う、禁断の果実。
苦痛より、甘い快楽の方が抗えない分、罪深い。
ベッドに腰掛け、向かい合う翼と芳香。
「見せてくれ…俺に」
省15
39: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 7 2005/05/06(金)01:38 ID:YryI653v(8/18) AAS
膨らみの先端を軽く口に含み、できるだけ優しく吸い上げてみる。
「ふ…っ、ん……」
芳香の唇から洩れる、甘い興奮を潜めた吐息。翼はさらに乳首を愛撫する。
乳房を手で揉みしだきながら、唇で甘噛み、吸いたて、そして舌で転がしてみた。
「っ、ぁあ…ん」
翼が唇で芳香の胸の飾りを貪り続ける。
時折、軽く力を入れて愛撫すると、ビクリと芳香の身体が揺れる。
同時にぷるん、と膨らみにも振動が伝わった。
「は……あぁ…っ・ンッ…!」
今度は芳香の唇を塞ぐ。
省16
40(1): 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 8 2005/05/06(金)01:39 ID:YryI653v(9/18) AAS
翼も身に着けているものを脱ぎ捨てる。
ボクシングをしていただけあって、筋肉質の引き締まった体が現れた。
「着やせするんだね…翼ちゃん」
「男には、ほめ言葉にならねーよ…」
逞しく、熱い身体に抱かれ、芳香にも翼の体温が伝わる…そして、下肢の熱も。
翼は中に手を差し込み、芳香の太股に掌を這わせてみる。
「あ…っ!?」
手馴れた手つきで、芳香のパジャマとショーツを一緒に下げる。
芳香の中心の陰りが、翼の目に晒された。うっすらとした茂みの奥に、密やかな亀裂。
直接触れていないのに、既にその周囲はじっとりと湿り、卑猥な艶を覗かせている。
省15
41: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 9 2005/05/06(金)01:40 ID:YryI653v(10/18) AAS
生々しい、多数の傷痕が目に入る。
「全部…俺が…」
翼はためらうことなく、それらに触れていく…まるで、自分の愛撫で上書きするように。
ちゅくっ、ぷちゃ……
淫猥な音が罪悪感を煽って、より一層敏感にさせてしまう。
芳香の柔肉をなぞり上げ、その奥へと指を進める。
翼は思うまま舌を伸ばし、舐める。秘裂をかき分け、その下へと舌を差し込む。
くちゃ…ちゅぷぅ…
「!!やッ…ぁ!」
音はより響き渡り、芳香はたまらず翼の頭を押さえてしまう。
省18
42: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 10 2005/05/06(金)01:41 ID:YryI653v(11/18) AAS
翼の下腹部はさっきから猛り狂ったかのように脈打ち、痛いほどいきり立っていた。
もう、我慢できない。
目の前には、絶頂から戻りきれていない、芳香の眼差し。
それを引き戻すように、いくつものくちづけを落とす翼。
「入れるぞ…」ちゅくり…
「あぁっ…」
「ぅ…く…」
淫らな音を立てて、翼の先端が芳香のぬかるみへと押しつけられる。
欲望の先端に熱いぬめり。翼の背中にぞくりと震えのようなものが走った。
省18
43: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 11 2005/05/06(金)01:41 ID:YryI653v(12/18) AAS
「っ…ほぅ姉、うご…く、ぞ」
「ぅ、ん…」
かすれた声にうなずく芳香。翼はゆっくりと動き始めた。
「ふ…っ、んんっっ」
「はぁ、ッ…ぁう…ん!」
ギシ、ギシと奇妙な現実味を帯びて、ベッドが軋む。
動きと共に芳香の胎内が翼を擦り上げる。
襞がまとわりつき、ねぶり、陶酔の波が絶え間なく押し寄せる。
翼も芳香もその波に飲まれていく。
省18
44: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 12 2005/05/06(金)01:42 ID:YryI653v(13/18) AAS
魔法使いにならなければ、戦いを知らなければ。
お互い、見ることのなかった男女の顔。
芳香の濡れそぼる粘膜と溢れる蜜を翼はえぐり、擦り上げる。
緩急つけて打ち付けていく…優しく、激しく、何かを振り切るように。
姉の傷痕や、それに乗じて禁忌の快楽に溺れる、浅ましい己を。
翼と芳香の目に、説明のつかない涙が零れていた。
めくるめく感覚の中、融解点が迫る。
「あぁっ、ハッ、つ、ばさ…ちゃ…ん!ぁ、あっ・ん…!」
「くっ、だめだッ…も、っ……!」
省14
45: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 13 2005/05/06(金)01:43 ID:YryI653v(14/18) AAS
(これで俺も吸血鬼になっちまったら…)
それでも芳香と一緒ならかまわないと、半ば翼は思っていた。
が、その後も異変はない。
むしろ翼が中に放出したことで、芳香の吸血鬼の名残が消されていたようだった。
翼の腕の中で、芳香は深い眠りに堕ちている。
無理もない、いろんなことが一度にありすぎたのだから…。
翼も虚脱感が抜けなかったが、芳香の身体を拭き、衣服を整える。
そして彼女のベッドに移した後、魔法部屋に向かった。
………
省11
46: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 14 2005/05/06(金)01:44 ID:YryI653v(15/18) AAS
………
「…できた」
小瓶の中には琥珀色の液体、物忘れの薬。
翼は魔法薬を手に芳香の部屋に入った。安らかな芳香の寝顔。
ホッとする反面、迷いが募る。
本当は吸血鬼にされた記憶も消してやりたかったが、
それでは芳香の決意の印まで消えてしまう。
しかし、今夜のことだけを忘れさせたら、また彼女は苦しむのでは…。
かと言って、この過ちをそのままにもしておけない。
省12
47: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 15 2005/05/06(金)01:45 ID:YryI653v(16/18) AAS
今日はアニキ農場の仕事に、弟妹全員がかり出される日だった。
ぬけるような五月晴れに、薫風が心地いい。
農場に向かう蒔人、麗、魁に遅れて、芳香と翼が歩く。
「めんどくせぇなぁ、何で俺まで…」
「まぁまぁ、うちの大事な収入源だからね」
いつものように文句を言いながらも、兄弟たちに付き合う翼。
そして隣で飄々としている芳香。
さすがに昨日の今日では、翼は芳香の顔が見れない。それは芳香も同じようだ。
が、思い切って芳香が切り出す。
省17
48: 月夜の秘めごと〜マジーロ・マジカ〜 16 2005/05/06(金)01:46 ID:YryI653v(17/18) AAS
「ねっ、お願い」
吸血鬼にされたと知ったあの時のように、あえて軽い口調で両手を合わせる芳香。
そんな調子の姉を見て、翼も
「…ったく、しょうがねぇなぁ」
呆れるような、いつもの苦笑い。芳香もふわりと微笑んだ。
「ありがと…翼ちゃん」
容易なことではない、それぞれ恋もしていくだろう。
…そう、でも、こうしていればきっと…姉弟に戻れる。
二人は口にせず、心の中で言い聞かせていた。
省12
49(42): 前スレ561 2005/05/06(金)01:47 ID:YryI653v(18/18) AAS
stage.12とハイホビの2ショット見て禿萌え暴走。
姉弟ものは苦手だったのに、実用的(抜ける)を目標に書いてみました。
しかも中○゛○…orzサイアクヤ ちぃ兄がんばってたし、密かにガンガレの意を込めて。
以前、別のかたが書かれていた物忘れの薬も使わせていただきました。
また多くの神の降臨を願いつつ、失礼いたします。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.031s