[過去ログ] 戦隊シリーズヒロイン陵辱小説スレ4 (1001レス)
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109: ジェダイト 2005/07/06(水)20:43 ID:L+OEJ86V(1/8) AAS
 しかしその時、通信兵が「本部より緊急電あり」と叫んだので、エマや処刑兵が振り返った。
 エマが「何事か」と問い質したところ、通信兵は「エマ様、大変です。本部が敵の猛攻を受けております」とプレストークマイクを持つ手を振るわせた。
 それを聞いたエマは「なにっ。妖怪城の攻撃か?」と眉毛を吊り上げ、その形相に怯えた通信兵は「分かりません。エマ様におかれましては、2番隊を率いて即時帰還せよとのことです」と答えた。
 エマは「小癪な妖怪どもめが。ライザーカゲリの処刑は延期よ」と言ってロールスロイスのリムジンに乗り込み急発進させた。
                                 ※
 その頃、神聖ヒロインチームの本部ではジョアンの1番隊と里穂の4番隊が必死の防戦に努めていたが、敵の侵攻隊は異常に強力であり分が悪かった。
 「えぇ〜い、敵の正体はまだ分からぬのかっ」と有紗女王様は苛立ちの表情をお見せになったが、副官ちひろは「今しばしお待ちを」と防戦指揮のかたわら、情報の収集に躍起になっていた。
 有紗女王様は「直接本部を攻撃してくるとは、久し振りに歯ごたえのある敵じゃ」と玉座にお座り直され、参謀の杏奈先生は「間もなく味方の部隊が駆け付けますから、しばしお待ちを」と女王を安心させようとした。
 すると有紗女王様は頷きになられ「甜歌と愛実の部隊が戻れば安心じゃろうて。それまでは妾自身が親衛隊を直卒してでも、本部は守ってみせるわ」と親衛隊長の樹音を見られた。
110: ジェダイト 2005/07/06(水)20:44 ID:L+OEJ86V(2/8) AAS
 樹音は心なしか青ざめた顔を女王に向け、表情をこわばらせたまま弱々しく笑った。
 有紗女王様は「なんじゃ。樹音は柄にもなく緊張しておるのか」と微笑まれ「この様な時のための親衛隊じゃ。その方に期待しておる」とお言葉をお掛けになった。
                                 ※
 その頃、特別攻撃隊を率いてマジレンジャー討伐に向かっていた甜歌は、本部よりの至急電を受け取って帰還の途についていた。
 甜歌は「やばいじゃぁ〜ん。もっと飛ばしてよ」とリムジンの運転手に命令し「妖怪城の連中が立ち直るにしては早過ぎるなあ」と疑問に思った。
 考え事をしているとリムジンが急ブレーキを掛けたので、甜歌は咄嗟に前のシートに蹴りを入れて体勢を保った。
 「どぉ〜したのよ」と言って甜歌が運転手を叱責すると、運転手が「甜歌様っ。あれを」と前方を指さした。
 するとフロントガラス越しに見慣れた神聖ヒロインチームの軍旗が翻っており、旗手のかたわらに愛実が立っていた。
 甜歌は「愛実の督戦隊じゃん」と驚いてリムジンを降りると「愛実にも連絡が入ったんでしょ? こんな所でなにやってんの」と不審がった。
 ところが愛実が「悪いけど甜歌、あなたを行かせるわけにはいかないの」と両手を横に広げて行く手を遮ったので「なに言ってるの? 訳分かんないよ」と眉をひそめた。
省2
111: ジェダイト 2005/07/06(水)20:44 ID:L+OEJ86V(3/8) AAS
 甜歌にも愛実の気持ちが通じたので「愛実の友情にはホントに感謝するよ」と答えたら愛実の顔がパッと輝いた。
 しかし甜歌が頸を横に振り「それでも、今はまだ特別攻撃隊を任された女王様の家臣なんだ」と続けたので、愛実の顔がみるみる血の気を失っていった。
 「じゃあ、聞き入れてくれないんだ?」と愛実が言うと、甜歌が黙って頷いたので「どうしても行くと言うのなら、私がここで半殺しにしてあげるわ」といきなり攻撃を開始した。
                                 ※
 本部の戦況がますます芳しくなくなり、西の丸の4番隊が突破されたことが報告されると「なんと不甲斐ない。私が出ます」と言って副官ちひろが直属部隊を率いて出撃していった。
 参謀の杏奈先生も東の丸の状況を確認するため女王の間を退出していった。
 女王の間に重苦しい空気が流れ、皆が沈黙する中、砲弾の炸裂する爆音と軽快なマシンガンの発射音がやけに大きく聞こえるようになってくる。
 たまりかねた有紗女王様が「甜歌と愛実は何をしておる」と親衛隊に当たるようにおっしゃった時「誰も来ないわよ」と言う声がして、扉が開いた。
 「無礼なっ、何やつじゃっ」と有紗女王様が叱責なされると、声の主は無礼にも女王の玉座にズカズカと近づいていった。
 その顔を見られた有紗女王様は「うぬは……ダーブロウ?」と驚かれ、「いつ舞い戻ったのじゃ」と、かつて放逐された、同じ『有紗』を冠する先輩戦士にお尋ねになった。
省1
112: ジェダイト 2005/07/06(水)20:45 ID:L+OEJ86V(4/8) AAS
 有紗女王様は必死で感情を抑えて「その方の悪役ぶりも板に付いたものよ」と嫌味を口になされ「では望み通りに1人にしてやろう。消えるのは勿論うぬの方じゃ」とおっしゃり玉座からお降りになった。
 そしてダーブロウをお睨みになったまま「樹音っ」と合図なされ、女王の杖を受け取られると「これでも喰らえい。サンダー・ボルトォ〜ッ」と杖を振り下ろされた。
 しかし杖の先から出るはずの稲妻は沈黙し、ダーブロウは薄ら笑いを浮かべたまま平気で立っていた。
 有紗女王様は「うむっ?」と不審がられ、何度か続けて杖をお振りになったが、全ては徒労に終わった。
 「どっ、どうしたことじゃ」と驚かれた有紗女王様が杖をお確かめになると、それは精巧に作られた偽物であった。
 「樹音っ、その方は」と有紗女王様が問い詰めになられると、青ざめたままの親衛隊長はゆっくりダーブロウに近寄り、本物の女王の杖を差し出した。
 「アハハハッ」とダーブロウが大笑いし、有紗女王様は全てを、そして敗北をお悟りになった。
 「いつからじゃ」と有紗女王様がお聞きになると、樹音に代わりダーブロウが「みんな有紗女王様の恐怖政治には辟易してたのよ。私が解放者ってワケ」と答えた。
 有紗女王様は「妾はプラズマ界の発展に尽くしてきたというのに」と歯噛みされ「うぬらまとめて退治てくれよう」と身構えられた。
 しかし「退治されるのはあんたの方じゃん」とダーブロウが杖を振り下ろすと、杖の先端から発せられた、電圧1億ボルト、エネルギー約300キロワット時の電撃が有紗女王様を撃った。
113: ジェダイト 2005/07/06(水)20:46 ID:L+OEJ86V(5/8) AAS
 全身を強烈な電撃にお撃たれになった有紗女王様が「ぬがぁぁぁ〜っ」と大声でのたうち回られ、炭化したドレスはボロボロに崩れ去った。
 やがてピクピクと痙攣を繰り返すだけになられた有紗女王様に無礼なダーブロウが近づき「へぇ〜、これが暗黒の太陽と崇められた有紗女王様のヌードかぁ」と眺め「雷に撃たれて、アソコの手がチリチリになってるじゃん。あっ、ここは元々か」と笑った。
 しかしせっかくのジョークが誰にも受けなかったので「それじゃトドメを刺すから、樹音っ。女王様のアソコを開きなさい」とダーブロウは直接内部を破壊する手段に出た。
 樹音が身動き出来ない有紗女王様の背後に回り、おみ足をM字開脚させてから指先でスリット部をパックリと割った。
 「これでお終いよ」と杖を構えたダーブロウが顔を歪ませた時、いきなり玉座の背後のUWFの旗が捲れ上がり、奥の抜け穴から親衛隊副隊長の優梨愛が飛び出してきた。
 そして上司である裏切り者の樹音に飛び蹴りを喰らわせると、有紗女王様を助け起こした。
 「女王様っ、しっかり」と優梨愛が声を掛けると、有紗女王様は弱々しく微笑まれ息を吹き返されたので「ここは私が引き受けます。女王様はここから」と脱出を促した。
 立ち上がった樹音が「なぁ〜んで、アンタは私の邪魔ばっかりすんのぉ〜」とサーベルを抜きかけるのを、優梨愛は横蹴り一発で黙らせる。
 優梨愛は「さあっ、お急ぎになって下さい」と女王の体を半ば突き飛ばすように脱出口に押し込み、女王が無礼に抗議なさろうとするのを無視してドアをロックする。
 有紗女王様はドア越しに「優梨愛、この無礼は捨て置かぬ。後で厳しく処分いたすから……生きて妾の元に戻って参れ」としばし涙を流され、やがて意を決したように出口へと向かわれた。
114: ジェダイト 2005/07/06(水)20:46 ID:L+OEJ86V(6/8) AAS
 RG拳法の達人である優梨愛は玉座に向かって突っ込んできた3人の親衛隊員を目にも止まらぬ胡蝶三段打ちで地面に這わせた。
 そしてフロアに居た隊員達がたじろぐ隙を突いて、敵の真っ只中に躍り込んだ優梨愛は、床にしゃがみ込むと左足を軸に連続回転を始め、敵の足首を刈っていった。
 あっという間に親衛隊の全員が後頭部を床に叩き付け、脳震盪を起こして立ち上がれなくなる。
 「アンタだけは本物のようね。あたしとどっちが強いかな」と只1人残ったダーブロウが余裕の表情を見せ「これからはあたしのことを有紗女王様と呼ばせてあげる」と唇の両端を歪めた。
                                 ※
 不法な侵入者の手により女王の間が汚されていた頃、西の丸に向かった副官ちひろは防衛戦の前縁へと出ていた。
 「えぇ〜い、火線を集中させぬか。バラバラに撃っても効果が上がらぬ」ちひろは指揮刀を引き抜いて隊員を鼓舞する。
 「埒があかぬ。今より決死隊を募る」と、ちひろは手早く少数の精鋭部隊を編成し「敵を大手門まで押し戻す。続けぇっ」と叫んで真っ先に駆け出した。
 喊声突撃の勢いに敵の前衛部隊が浮き足立ち、後方部隊との連携に間隙が生じる。
 呼吸を合わせるように3番隊の愛美が側面から連続砲火を浴びせ、敵陣をズタズタに引き裂いた。
省1
115: ジェダイト 2005/07/06(水)20:47 ID:L+OEJ86V(7/8) AAS
 敵の前衛を突破したちひろは、その勢いに乗じて本陣への斬り込みを命じる。
 敵の本陣に突入したちひろが人の壁をうち破り、指揮官に肉薄した。
 「おっ、おぬしは」指揮官の顔を見たちひろが凍り付く。
 頭一つ以上図抜けた長身の指揮官は、やはりかつて放逐された先輩戦士あすみであった。
 「あすみ殿……なぜ」とうわずったように問い掛けるちひろを「お久しぶりね」とあすみが見下ろした。
 「おぬしが敵と言うことは……ぬかったわ」とちひろは女王の間に引き返そうとしたが「そうはいかないわ」とあすみが長剣を振り下ろしてきた。
                                 ※
 一方、東の丸を防衛していたジョアンの1番隊は、モニーク、それに有希子、小百合の俵シスターズに完全に包囲され、壊滅寸前であった。
 「ジョアンは殺さないで私の元に連れてきなさい」と指揮官のモニークが命たので「ブラックはやっぱりブラックがお好きなのかしら」と呟く小百合を制し、有希子はジョアンを挟み撃ちにした。
 そして有希子は「あなたは生け捕りにしろって命令だから、殺さないでおいてあげる」と面倒臭そうに言って指先からビームを発射した。
省2
116: ジェダイト 2005/07/06(水)20:48 ID:L+OEJ86V(8/8) AAS
 「やぁ〜ねぇ。これでも遠慮してるのよ」と小百合が不平を口にし、その場に居残った1番隊の生き残りをビームで薙ぎ払った。
 モニークは「俵シスターズは隊員を率いて敷地内を取り囲んで。猫の子一匹逃がすんじゃないわよ」と命令し、自分は舌なめずりしながら失神したジョアンに歩み寄っていった。
 「建物の中はどうすんのさ。ダーブロウだけで大丈夫なの」と小百合が聞くと、モニークは「大丈夫、精鋭中の精鋭を送り込んでいるから」とだけ答えた。
                                 ※
 脱出路の出口に辿り着かれた有紗女王様は、慎重に周囲を確認なさってからようやく隠し扉をお開きになった。
 有紗女王様は「妾をこの様な目にあわせおって。絶対に許しておけぬわ」とお怒りの言葉を吐かれ、人気のない植え込みに沿って歩を進められた。
 その時、有紗女王様は背後に強烈なオーラを感じ振り返られた。
 「あらあら、ここで女王様をお待ちしていたのに。出てきたのは薄汚れた裸ネズミなの」と笑ったのは旧戦士屈指の実力者ジャスミンであった。
 「礼を失するような余計なこと言わないで。私たちの品性が問われるから」と今一人、エース中のエースとして知られた七世も姿を現せた。
 「うぬらは妾を待ち伏せておったのか」と有紗女王様はお怒りになったが、他の戦士とは一線を画するエース2人を前に絶体絶命の窮地に陥られた。
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