[過去ログ] 戦隊シリーズヒロイン陵辱小説スレ4 (1001レス)
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126: ジェダイト 2005/07/09(土)01:38 ID:WjN7NLLT(1/6) AAS
 その頃、西の丸では副官ちひろと旧戦士あすみが一進一退の攻防を繰り広げていた。
 屈指の使い手であるちひろも、長身のあすみが振り下ろしてくる剣のパワーには押され気味になる。
 ちひろは「くっ、女王の間に危機が迫っておるというのに」と焦るが、愛美の3番隊もあすみ配下の兵士を相手をするのに手一杯であった。
 ちひろは「樹音の親衛隊に任せるしかない」と仲間を信じ、当面の敵に集中することにする。
                                 ※
 その実、真っ先に有紗女王様を裏切った逆賊樹音は、既に他の親衛隊員と共に副隊長の優梨愛一人にKOされていた。
 優梨愛は有紗女王様の追討を目論み、女王の間に侵入したダーブロウ有紗と1対1で対峙する。
 「お前は可愛いから新女王、つまり私の側近にしてあげてもいいのよ」と笑みを浮かべてダーブロウ有紗が降伏を迫る。
 しかし女王様の忠実な配下である優梨愛は表情一つ変えない。
 「もともと有紗女王とは敵対するRG出身のお前がそこまで忠義を尽くすとは。妬けちゃうわね」そう言ったダーブロウ有紗の表情から余裕の色が消える。
127: ジェダイト 2005/07/09(土)01:38 ID:WjN7NLLT(2/6) AAS
 そして手にした女王の杖を振りかざすと優梨愛に向かって猛然と攻撃に出た。
 優梨愛は決して広いとはいえない女王の間を立体的に使うことで杖の攻撃半径から逃れ続ける。
 大振りでの攻撃が通用しないと知ったダーブロウ有紗は、突きで仕留める戦法に切り替える。
 しかしそれこそ優梨愛の待っていた瞬間であった。
 目にも止まらない速度で繰り出された杖が、同じ速度同じ軌道で戻っていくのに併せて優梨愛が電光石火の飛び込みを見せた。
 ダーブロウ有紗が第2撃を繰り出すより早く、彼女の懐に潜り込んだ優梨愛が両手の手のひらを突き出す。
 オーラパワーで肋骨をへし折られたダーブロウ有紗が「ぐふぅっ」と吐血してその場に崩れ落ちる。
 回復までしばしの間、ダーブロウ有紗は息の乱れを整えるとゆっくり立ち上がる。
 「立ち上がるのを待っててくれたの? 優しいのね」とダーブロウ有紗は微笑み「けどそれがあなたの命取りになるのよ」と攻撃を再開した。
128: ジェダイト 2005/07/09(土)01:38 ID:WjN7NLLT(3/6) AAS
 今度は遠間から突き出された杖が伸びきる寸前、ジャンプした優梨愛は杖の上に着地すると、そこを支点に強烈な回し蹴りを放った。
 延髄を強打されたダーブロウ有紗は運動神経を麻痺させて再びダウンした。
 優梨愛が別に優しさから待っていたのではなく、いつでも勝てるというゆとりの顕れであったと気付くダーブロウ有紗。
 屈辱にまみれたダーブロウ有紗が鬼のような形相でフラフラと立ち上がる。
 優梨愛はトドメを刺すのに忍びず「もう止めて。勝負あったわ」と訴えかけたが聞き入れるような敵ではなかった。
 そしてダーブロウ有紗は性懲りもなく、唸り声を上げながら優梨愛に走り出した。
 如何に心優しい優梨愛でも、RG拳法の掟に従って、相手が向かってくる限り戦わなければならない。
 それでも相手に与える打撃を最小限に留めようと、優梨愛は繰り出された杖を掴みに掛かった。
 「お馬鹿さん」ダーブロウ有紗はにっこり微笑むと「サンダーボルトォッ」と叫んで杖の先端から稲妻を発した。
 まともにサンダーボルトを浴びてしまった優梨愛が「キャァァァーッ」と叫んで地面をのたうち回る。
129: ジェダイト 2005/07/09(土)01:39 ID:WjN7NLLT(4/6) AAS
 「恨まないでよ。この杖の本来の使い方はこうなのよ」と言ったダーブロウ有紗は、舌舐めずりをすると嬉々として杖を振りかぶった。
                                 ※
 一方、東の丸ではモニークに指揮された侵攻隊が、ジョアンの1番隊を壊滅させていた。
 「さて、私たちも有紗狩りに向かおうかな」とモニークが俵シスターズを促した時、西門に黒塗りのリムジンが乗りつけた。
 「誰か帰ってきたみたいね。もう手遅れだけど」とモニークが皮肉そうな笑いを漏らし「アンタ達で片しといてよ」と面倒がった。
 リムジンのドアが開き、降りてきたのは特別攻撃隊隊長の甜歌であった。
 甜歌は負傷を負っているのかブラブラになった左の腕を右手で庇っている。
 「あら、アンタなの」と有希子が少し驚き、小百合は「足止めも出来ないなんて、TV戦士も堕ちたものね」と自分たちが利用した愛実を罵った。
130: ジェダイト 2005/07/09(土)01:40 ID:WjN7NLLT(5/6) AAS
 甜歌は「愛実にはあたしの腕一本で勘弁して貰ったよ」と冷たく言った。
 親友を死地に赴かせるわけにはいかないと、何度倒されてもしがみついてきた愛実の必死の形相を甜歌は思い出す。
 「融通きかない性格なのね」と有希子が頷き、「そんなの一番嫌いなのよ」と小百合が鼻で笑う。
 特別攻撃隊では新隊員の有海と梨生奈がリムジンから降り、甜歌の前に壁を作る。
 「愛実と一緒に待ってりゃよかったのに」とモニークは理解出来ないといったように首を振り「幾ら現役TV戦士とはいえ、多勢に無勢よ。死にたいのならここで死ぬがいいわ」と攻撃命令を下した。
 配下の兵士100名がマシンガンによる一斉射撃を開始した。
 しかし戦闘部隊の精鋭中の精鋭である特別攻撃隊の3人は、神業的な身のこなしで、飛来した全ての弾丸を避けきった。
 信じられない出来事に、呆気に取られた兵士達はマガジンの交換も忘れて呆然となる。
 その間隙を突いて、敵集団の真っ只中に躍り込んだ3人が、特別攻撃隊の標準武器である乗馬ムチを手に握る。
 3人は最高に強力でクールな武器を振るって、片っ端から兵士達を打ち据えていった。
省1
131: ジェダイト 2005/07/09(土)01:40 ID:WjN7NLLT(6/6) AAS
 その様子を見ていた有希子が「あいつら不甲斐ないね」と不機嫌そうに言い「うちには不要だね」と小百合も顔をしかめた。
 そして2人は甜歌たちの居る一角に向かってツインビームを放った。
 まさか味方ごと攻撃するとは思っても見なかった3人は、ビームの余波を喰らって吹き飛ばされる。
 「なんて奴らなんだ」と甜歌はよろめきながら立ち上がる。
 愛実の十字固めで骨折していた甜歌の左腕が、粉砕骨折して千切れ落ちそうになっている。
 もうこの体では銃弾をかわせそうにない。
 まだ体の出来ていない有海や梨生奈も、まともに衝撃波を受けたことにより全身が軋んでいた。
 そこへ西の丸を突破してきたあすみ隊の約半数が一気に雪崩れ込んできた。
 「その体ではまともに動けやしないわ。直ちに降伏しなさい」とモニークが言い「それとも名誉ある死を選ぶの?」と選択を迫った。
 再び形勢不利になった3人がジリジリと追いつめられていく。
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