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【Wizardry】ウィザードリィのエロパロ3【総合】 (525レス)
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ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6
2005/10/10(月)11:11
ID:oBCF+umJ(2/7)
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148: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/10/10(月) 11:11:24 ID:oBCF+umJ <地下11階 第一の質問・2> ワードナは最初、転移の呪文を失敗したのかと思った。 床も、壁も、部屋の空気さえも、そこは地下10階の玄室とはまったく違うというのに。 (──何故だ?) その正体に気がついて、<魔道王>は口をあんぐりとあけた。 寝台──玄室の寝台までもが転移され、自分と魔女はそれに腰掛けたままだった! 「まあ」 魔女はくすくすと笑った。 「な、なんじゃ、これは……」 ワードナはうろたえ、腰掛けていた寝台から立ち上がった。 転移の呪文は完璧だったはずだ。 いかなる神の奇跡を用いてもそのルート以外の侵入を拒む魔法の障壁を、完璧な計算のもとにすり抜ける。 玄室の真下に広がるこの地下11階には、かつて挑んだことも制覇したこともある。 光に満ちた荘厳な迷宮は、あるいは<デートコース>としてふさわしいかと思ったが、 ワードナが今いる場所は、彼の知る<地下11階>ではないようであった。 <魔道王>は、思わずデュマピックの呪文を唱えた。 結果は……まさしくここは<地下11階>だった。──おそらくは、彼の知らない<地下11階>。 なぜなら、部屋の中に響いた<第一の質問>は、ワードナの記憶にあるものと異なっていたからだ。 ──我ははじまりに汝に触れしもの。 ──我は汝の目を覚まし、汝に力を与えたもの。我とは何? 予想外の展開に、ワードナは眉をしかめた。 我と再び知恵比べをするつもりか、迷宮の守護者よ。──こしゃくな! だが、前回と異なる質問は、容易に答えにたどり着かせなかった。 ワードナは脳細胞をフル回転させたが、インスピレーションが湧かなかった。 「むむ」 寝台の周りをうろうろと歩き回ったワードナは、やがてため息をついた。 「……一休みじゃ」 「それがよろしいと思いますわ」 魔女はにこやかに頷いた。 さきほどの花の件もあってか、デートのしょっぱなにワードナが彼女を放って黙考しはじめても、上機嫌のままだ。 もっともこの女は、夫の傍にさえいればいつでも上機嫌なのだが。 寝台の上に腰を下ろす。 「──」 「いかがなさいまして?」 声はすぐそばから聞こえた。 ワードナは無意識に自分が腰かけた場所が魔女のぴったり横であることに──もう驚きはしなかった。 寝台がたとえ百ブロック分の広さを持つものであったとしても、 ワードナが腰掛ける場所の隣に、必ずこの女が陣取っているだろう。 いや、おそらくは──そのように選択しているのはワードナのほうも同じだ。 悪の大魔道士は、改めて妻にからめ取られた自分を自覚した。 ……まあ、なんだ。そう悪くはない。 「……そう言えば、貴様とは、この寝台の上ではじめて会ったのであったな」 虚空を睨みすえながら、<魔道王>はぼそぼそと呟いた。 「はい。懐かしいですわ」 そういえば、この寝台は、魔女と最初にキスした場所でもある。 耳元で聞こえる魔女の声、そして甘やかな吐息。 あのかぐわしい香りのもとが儂に近づいて重なり、──すべてが始まった。 横目でそっと盗み見ているはずだったのに、ワードナはいつの間にか半身をねじって魔女と正面から向かい合っていた。 魔女の美貌にはそれだけの魅力がある。 ワードナの目は、その艶やかな唇に吸い寄せられた。 口紅をさしていない桜色のそれを、<魔道王>はどうしてもそれを手に入れたくなった。 ──はるか昔、同じような思いを抱いたような気がする。 あれはどこで、どんな状況だったろうか。その時に手に入れることができたかどうかも、思い出すことができないが。 しかし、今のワードナは欲しいものの入手には困らない。 魔女が微笑んだ。 目を閉じて、僅かにその顔を夫のほうに寄せる。 キスの受け入れ態勢──完璧だった。 そしてワードナは、欲しいものを欲しいままに手に入れた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124884172/148
地下11階 第一の質問2 ワードナは最初転移の呪文を失敗したのかと思った 床も壁も部屋の空気さえもそこは地下10階の玄室とはまったく違うというのに 何故だ? その正体に気がついて魔道王は口をあんぐりとあけた 寝台玄室の寝台までもが転移され自分と魔女はそれに腰掛けたままだった! まあ 魔女はくすくすと笑った ななんじゃこれは ワードナはうろたえ腰掛けていた寝台から立ち上がった 転移の呪文は完だったはずだ いかなる神の奇跡を用いてもそのルート以外の侵入を拒む魔法の障壁を完な計算のもとにすり抜ける 玄室の真下に広がるこの地下11階にはかつて挑んだことも制覇したこともある 光に満ちた荘厳な迷宮はあるいはデートコースとしてふさわしいかと思ったが ワードナが今いる場所は彼の知る地下11階ではないようであった 魔道王は思わずデュマピックの呪文を唱えた 結果はまさしくここは地下11階だったおそらくは彼の知らない地下11階 なぜなら部屋の中に響いた第一の質問はワードナの記憶にあるものと異なっていたからだ 我ははじまりに汝に触れしもの 我は汝の目を覚まし汝に力を与えたもの我とは何? 予想外の展開にワードナは眉をしかめた 我と再び知恵比べをするつもりか迷宮の守護者よこしゃくな! だが前回と異なる質問は容易に答えにたどり着かせなかった ワードナは脳細胞をフル回転させたがインスピレーションが湧かなかった むむ 寝台の周りをうろうろと歩き回ったワードナはやがてため息をついた 一休みじゃ それがよろしいと思いますわ 魔女はにこやかにいた さきほどの花の件もあってかデートのしょっぱなにワードナが彼女を放って黙考しはじめても上機嫌のままだ もっともこの女は夫の傍にさえいればいつでも上機嫌なのだが 寝台の上に腰を下ろす いかがなさいまして? 声はすぐそばから聞こえた ワードナは無意識に自分が腰かけた場所が魔女のぴったり横であることにもう驚きはしなかった 寝台がたとえ百ブロック分の広さを持つものであったとしても ワードナが腰掛ける場所の隣に必ずこの女が陣取っているだろう いやおそらくはそのように選択しているのはワードナのほうも同じだ 悪の大魔道士は改めて妻にからめ取られた自分を自覚した まあなんだそう悪くはない そう言えば貴様とはこの寝台の上ではじめて会ったのであったな 虚空をみすえながら魔道王はぼそぼそといた はい懐かしいですわ そういえばこの寝台は魔女と最初にキスした場所でもある 耳元で聞こえる魔女の声そして甘やかな吐息 あのかぐわしい香りのもとがに近づいて重なりすべてが始まった 横目でそっと盗み見ているはずだったのにワードナはいつの間にか半身をねじって魔女と正面から向かい合っていた 魔女の美貌にはそれだけの魅力がある ワードナの目はその艶やかな唇に吸い寄せられた 口紅をさしていない桜色のそれを魔道王はどうしてもそれを手に入れたくなった はるか昔同じような思いを抱いたような気がする あれはどこでどんな状況だったろうかその時に手に入れることができたかどうかも思い出すことができないが しかし今のワードナは欲しいものの入手には困らない 魔女が微笑んだ 目を閉じて僅かにその顔を夫のほうに寄せる キスの受け入れ態勢完だった そしてワードナは欲しいものを欲しいままに手に入れた
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