[過去ログ]
【Wizardry】ウィザードリィのエロパロ3【総合】 (525レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
231
:
ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6
2005/10/23(日)22:53
ID:dTj1oROf(1/7)
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
231: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/10/23(日) 22:53:36 ID:dTj1oROf <BCF・アマズールの解放・1> 「兄貴、こんな奴にやるのは<安っぽいアクセサリー>で十分だよ!」 キールのささやき声──にしてはずいぶんと大きい上に挑発的だ──にカーディナルは眉をしかめた。 もっともドラゴン族の神官である彼に眉毛はないので、目の上の硬い鱗をうごめかしただけだが。 魔術師は常に冷静冷徹を旨とするはずだが、<火の領域>に近しい魔術は、こうした激情家もよく受け入れるらしい。 自分を兄貴分として慕ってくれるこの人間族の少年は、そういう欠点を多分に持ちすぎている。 まあ種族云々というよりも、最年少の年齢が為せる短気のせいかもしれないが。 「……いいかげんにしなさいよ、キール」 ミモザの注意に、キールは不承不承ひっこんだ。 ラウルフのバルキリーたる彼女は、一行のモラルの代弁者である。 いかに鼻持ちならない相手とはいえ、この地の女王に喧嘩を売るような非礼は取らせない。 ──まあ、キールの苛々もわからなくはない。 目の前の女王──アマズール・クイーンの偏狭さと驕慢さは特筆ものだ。 目じりに色濃く塗りたくられた化粧や、派手な衣装も異国情緒たっぷりだが、それがかえってこちらの神経を刺激する。 ……フェルパーの女侍・ターキッシュがこっそりとあくびをした。退屈しきっているらしい。 激情家の魔術師と気まぐれな侍が何かしでかす前に、ここは穏当に収めるか。 相手は傲慢であるが、閉鎖的で無知な部族だ。 「・・・・・・貢物を捧げよ」 アマズール・クイーンの呼びかけに、カーディナルは重々しくうなずいた。 「これを御身と御身の部族に捧げましょう」 恭しく取り出した物体は、はたしてアマズールが見たこともない物のようだった。 「これは?」 「<ルタバガ>と言いまして、栄養価が高く強壮の効果のある植物です」 「貴重なものか?」 「かつて<最後の食料>と呼ばれたこともあるそうです」 「よかろう、貢物として認める」 どこでも手に入るカブハボタンを大事そうに受け取って去る女王を見て、キールは噴き出しそうになった。 魔法使いの少年は、カブが大嫌いだ。 自分が嫌いなものを押し付けてこの場を収めたカーディナルの知恵に、ほとほと感心する。 声を上げて賞賛して、ついでにアマズール・クイーンの無知を大笑いしようとしたところをミモザにみぞおちを突かれて悶絶した。 「──カーディナル?」 アマズール・クイーンが去ると、ミモザが渋い顔を向けてきた。 「……嘘は、言っていない」 「栄養価は高い。強壮効果もある。<最後の食料>と呼んでいる地方があるのも本当のこと。 もっとも、あまりにまずくて他に食べるものがなくなってから初めて食い始めるからだけど!」 キールが上機嫌で薀蓄を披露する。 「──あの女王様は、あまりに貴重だから最後の最後に手をつけるものだ、と解釈したかも知れんがな」 「上出来のジョークじゃない?」 ターキッシュがにやりと笑った。 女猫侍の言葉に、犬バルキリーはますます渋い顔になったが、それ以上は何も言わなかった。 いつの間にか女王の去った玉座の前に別の女が立っているのに気がついたからだ。 「面白そうなお話ね。私も混ぜてもらえるかしら?」 肌もあらわな美女──アマズールの宰相クワリ・クボナのいたずらっぽい笑顔に、 冒険者たちはバツの悪そうな顔をした。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124884172/231
アマズールの解放1 兄貴こんな奴にやるのは安っぽいアクセサリーで十分だよ! キールのささやき声にしてはずいぶんと大きい上に挑発的だにカーディナルは眉をしかめた もっともドラゴン族の神官である彼に眉毛はないので目の上の硬い鱗をうごめかしただけだが 魔術師は常に冷静冷徹を旨とするはずだが火の領域に近しい魔術はこうした激情家もよく受け入れるらしい 自分を兄貴分として慕ってくれるこの人間族の少年はそういう欠点を多分に持ちすぎている まあ種族云というよりも最年少の年齢が為せる短気のせいかもしれないが いいかげんにしなさいよキール ミモザの注意にキールは不承不承ひっこんだ ラウルフのバルキリーたる彼女は一行のモラルの代弁者である いかに鼻持ちならない相手とはいえこの地の女王に喧嘩を売るような非礼は取らせない まあキールの苛もわからなくはない 目の前の女王アマズールクイーンの偏狭さと慢さは特筆ものだ 目じりに色濃く塗りたくられた化粧や派手な衣装も異国情緒たっぷりだがそれがかえってこちらの神経を刺激する フェルパーの女侍ターキッシュがこっそりとあくびをした退屈しきっているらしい 激情家の魔術師と気まぐれな侍が何かしでかす前にここは穏当に収めるか 相手は慢であるが閉鎖的で無知な部族だ 貢物を捧げよ アマズールクイーンの呼びかけにカーディナルは重しくうなずいた これを御身と御身の部族に捧げましょう 恭しく取り出した物体ははたしてアマズールが見たこともない物のようだった これは? ルタバガと言いまして栄養価が高く強壮の効果のある植物です 貴重なものか? かつて最後の食料と呼ばれたこともあるそうです よかろう貢物として認める どこでも手に入るカブハボタンを大事そうに受け取って去る女王を見てキールは噴き出しそうになった 魔法使いの少年はカブが大嫌いだ 自分が嫌いなものを押し付けてこの場を収めたカーディナルの知恵にほとほと感心する 声を上げて賞賛してついでにアマズールクイーンの無知を大笑いしようとしたところをミモザにみぞおちを突かれて悶絶した カーディナル? アマズールクイーンが去るとミモザが渋い顔を向けてきた 嘘は言っていない 栄養価は高い強壮効果もある最後の食料と呼んでいる地方があるのも本当のこと もっともあまりにまずくて他に食べるものがなくなってから初めて食い始めるからだけど! キールが上機嫌で蓄を披露する あの女王様はあまりに貴重だから最後の最後に手をつけるものだと解釈したかも知れんがな 上出来のジョークじゃない? ターキッシュがにやりと笑った 女猫侍の言葉に犬バルキリーはますます渋い顔になったがそれ以上は何も言わなかった いつの間にか女王の去った玉座の前に別の女が立っているのに気がついたからだ 面白そうなお話ね私も混ぜてもらえるかしら? 肌もあらわな美女アマズールの宰相クワリクボナのいたずらっぽい笑顔に 冒険者たちはバツの悪そうな顔をした
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 294 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
ぬこの手
ぬこTOP
0.088s