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【Wizardry】ウィザードリィのエロパロ3【総合】 (525レス)
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ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6
2005/11/06(日)00:32
ID:QzGWQ/ww(2/7)
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284: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/11/06(日) 00:32:26 ID:QzGWQ/ww <地下11階 第三の質問・2> 少女はどっちに逃げたのか──ワードナはきょろきょろとあたりを見渡した。 デートの相手は、かなりの健脚だった。逃げ足は、もっと速い。 ……デート! (そうだ、今日はただの遊びじゃなくて、デートだったんだ) 少年は臍をかんだ。 逢引なるものがどんな手順を踏むものなのか、よくはわからないが、 つまりそれは、ザリガニやヒキガエルよりも、もっといいものを見たり聞いたりするように思えた。 そんなものが、どこにあるのか? 少年は、少女を追うことと、少女が喜びそうなものを見つけることの両方を考えなければならなかったが、 どちらを優先するかは悩まなかった。 少女を探しながら、「何か素敵なもの」も探せばよい。 ──楽観は、わんぱく少年の特権だ。 そして幸運の女神は、そういう小さな蛮勇を愛でることがけっこう多い。 ほどなくワードナは、少女の足跡と、「何か素敵なもの」の両方を見つけた。 木の根や蔦が生い茂り、ちょうどトンネルの入り口のようになっている場所の前に落ちていた一輪の花は、 少女が髪に刺していたものの一本に間違いなかったし、 そこからちょっと行ったところからちらりと見えた「あれ」は、少女も十分気に入るものにちがいなかった。 少年は、後者の方に先に近づきたい欲望を抑え、大人の腕の太さの木の根が複雑に絡み合う空間を覗き込んだ。 「おーい!」 森の中に少年の声が木霊する。思ったよりも木の根の迷宮は深いようだ。 向こうで確かに音がする。 怒った少女はどんどん奥に行ってしまったようだった。 少年は四つん這いになって追いかけようとした。 ──ゲコ。 手の中のヒキガエルが、お役御免を主張した。 少年は少し考え──結局、持っていた袋に包んだヒキガエルを懐に入れた。 少女に嫌がらせをする気は毛頭なかったが、なんとなく、その選択が必要に思えたからだ。 虜囚の身分から解放されなかった哀れな生き物は、しかし、それほど暴れることなく粗末な麻袋に詰め込まれた。 木の根と蔓の迷宮は、下にふかふかの枯葉が敷き詰められていたので、少女でも楽に進むことができた。 よくわからないが、ここを進めば、「あれ」を見られる特等席に行けるように思えた。 本当は、少年と二人で眺めることができたら、ずっと良かったのだけれども。 わんぱくな男の子は、デートの何たるかもわかっていない。 でもその男の子といっしょにいない、というのは、なんてつまらないんだろう。 木の根を潜り抜ける時も離さないでいる籐のバスケットを見て、少女はため息をついた。 ──たぶん、一人で見ても、つまらないだろう。 ──一人でお弁当を食べたら、もっとつまらないだろう。 ──少年は追いかけてきてくれるだろうか。 色々と考え始めた少女の進行速度がのろのろしたものになった。 曲がりくねった通路の中で、ひときわ太い木の根の下を潜り抜けようとした少女が凍りついたのは、次の瞬間だった。 ワードナは、軽快な動きで木の根の通路を進んでいた。 こういうものは、男の子の得意分野だ。 分厚い枯葉のところどころに何か──ちょっと不器用で、おそらくは可愛らしい動きをする生物が通った跡がある。 少女をどうやって謝ろうか、それは難題だ。 そもそも、何が問題だったのかが今一わからない。 考え事に耽りながら、ひょいと木の根の下を潜り抜けた少年の目の前が、突然真っ暗になった。 「むぐう──?」 岩か木にぶつかったのかと思ったが、それはもっと柔らかいものだった。 ──布に包まれた、暖かい何か。少年が触れたことのない感触。 思いがけない経験に、たっぷり二秒硬直した少年は、ゆっくりと後ろに下がって正体不明のものを見極めようとした。 1フィート下がる。──紺色の、何か。 2フィート下がる。──下のほうに靴の裏が二つ付いている。 3フィート下がる。──四つん這いでこちらに突き出されている、修道女見習いの服にくるまれた、少女のお尻。 ワードナは鼻血を噴き出した。 少年がぶつかった少女のお尻は、まだ硬い幼さを残していたが、 未来にたっぷりと実るはずのものの一部が宿り始めていたので、鼻血の原因は、ぶつかった衝撃ではない。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124884172/284
地下11階 第三の質問2 少女はどっちに逃げたのかワードナはきょろきょろとあたりを見渡した デートの相手はかなりの健脚だった逃げ足はもっと速い デート! そうだ今日はただの遊びじゃなくてデートだったんだ 少年はをかんだ 逢引なるものがどんな手順を踏むものなのかよくはわからないが つまりそれはザリガニやヒキガエルよりももっといいものを見たり聞いたりするように思えた そんなものがどこにあるのか? 少年は少女を追うことと少女が喜びそうなものを見つけることの両方を考えなければならなかったが どちらを優先するかは悩まなかった 少女を探しながら何か素敵なものも探せばよい 楽観はわんぱく少年の特権だ そして幸運の女神はそういう小さな蛮勇を愛でることがけっこう多い ほどなくワードナは少女の足跡と何か素敵なものの両方を見つけた 木の根や蔦が生い茂りちょうどトンネルの入り口のようになっている場所の前に落ちていた一輪の花は 少女が髪に刺していたものの一本に間違いなかったし そこからちょっと行ったところからちらりと見えたあれは少女も十分気に入るものにちがいなかった 少年は後者の方に先に近づきたい欲望を抑え大人の腕の太さの木の根が複雑に絡み合う空間を覗き込んだ おーい! 森の中に少年の声が木霊する思ったよりも木の根の迷宮は深いようだ 向こうで確かに音がする 怒った少女はどんどん奥に行ってしまったようだった 少年は四つん這いになって追いかけようとした ゲコ 手の中のヒキガエルがお役御免を主張した 少年は少し考え結局持っていた袋に包んだヒキガエルを懐に入れた 少女に嫌がらせをする気は毛頭なかったがなんとなくその選択が必要に思えたからだ 虜囚の身分から解放されなかった哀れな生き物はしかしそれほど暴れることなく粗末な麻袋に詰め込まれた 木の根と蔓の迷宮は下にふかふかの枯葉が敷き詰められていたので少女でも楽に進むことができた よくわからないがここを進めばあれを見られる特等席に行けるように思えた 本当は少年と二人で眺めることができたらずっと良かったのだけれども わんぱくな男の子はデートの何たるかもわかっていない でもその男の子といっしょにいないというのはなんてつまらないんだろう 木の根を潜り抜ける時も離さないでいるのバスケットを見て少女はため息をついた たぶん一人で見てもつまらないだろう 一人でお弁当を食べたらもっとつまらないだろう 少年は追いかけてきてくれるだろうか 色と考え始めた少女の進行速度がのろのろしたものになった 曲がりくねった通路の中でひときわ太い木の根の下を潜り抜けようとした少女が凍りついたのは次の瞬間だった ワードナは軽快な動きで木の根の通路を進んでいた こういうものは男の子の得意分野だ 分厚い枯葉のところどころに何かちょっと不器用でおそらくは可愛らしい動きをする生物が通った跡がある 少女をどうやって謝ろうかそれは難題だ そもそも何が問題だったのかが今一わからない 考え事に耽りながらひょいと木の根の下を潜り抜けた少年の目の前が突然真っ暗になった むぐう? 岩か木にぶつかったのかと思ったがそれはもっと柔らかいものだった 布に包まれた暖かい何か少年が触れたことのない感触 思いがけない経験にたっぷり二秒硬直した少年はゆっくりと後ろに下がって正体不明のものを見極めようとした 1フィート下がる紺色の何か 2フィート下がる下のほうに靴の裏が二つ付いている 3フィート下がる四つん這いでこちらに突き出されている修道女見習いの服にくるまれた少女のお尻 ワードナは鼻血を噴き出した 少年がぶつかった少女のお尻はまだ硬い幼さを残していたが 未来にたっぷりと実るはずのものの一部が宿り始めていたので鼻血の原因はぶつかった衝撃ではない
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