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【Wizardry】ウィザードリィのエロパロ3【総合】 (525レス)
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ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6
2005/11/06(日)00:33
ID:QzGWQ/ww(3/7)
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285: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 [sage] 2005/11/06(日) 00:33:46 ID:QzGWQ/ww <地下11階 第三の質問・3> 「──ご、ごご、ごめん!」 這いつくばった体勢からもう一歩分後ろに下がろうとして、ごつん、と後頭部を木の根にぶつける。 少女が振り向いた。──蒼白な顔は、引きつっている。 「──?」 小さな唇がぱくぱくと何事かを訴えようとしているが、声にならない。 少年は慌てて這い寄った。 木の根の下の通路はそこだけ幅が狭く、しかも曲がりばなだったので、 二人が並ぶことはできなかったが、隙間からのぞく光景で状況はわかった。 少女の目の前、石の上に、巨大なムカデが鎮座している。 1フィートもある黒い毒虫は、少女はおろか、少年にとっても強敵だった。 手など噛まれたら、腫れ上がるくらいでは済むまい。 木漏れ日で温まった石の上が良いのか、大ムカデはそこから動こうとはしなかったが、 時々頭を持ち上げて空気の動きを探っている。 無数の赤い足がうごめく様を間近に見れば、少女が凍りついたわけもわかる。 下手な刺激を与えれば、怒った毒虫は容赦なく飛び掛ってくるだろうし、 少女がそれを避けることに期待するのは、絶望的だ。 「ゆっくりと、下がれる?」 少女はふるふると首を振った。四肢は、恐怖で固まりきっている。 パニックを起こさないでいるだけでも、えらいと思わなければなるまい。 退却が無理そうなことはわかったが、追い払うにしろ、逃げるにしろ、少年が前にでなければどうにもならない。 なにか棒のようなものがあれば──いや、この狭い隙間越しでは難しい。 使える空間は、木の根越しの半フィートもない隙間や、両手足を付いている少女の下。 少女の、意外なボリュームがあるお尻が少年を邪魔する。 少年はこちらも四つん這いのまま、はたと考え込んだ。 しかし、多くの物語がそうであるように、苦境の姫君を救わんとする勇者には、役に立つ仲間がいるものだ。 ──少年の懐の麻袋からのそりと這い出たヒキガエルは、そのまま悠々と少女の横の隙間を通り抜け、 接近に触覚を震わせて威嚇するムカデを長い舌を伸ばして捕らえ、あっさりと飲み込んでしまった。 「……」 「……」 「──ゲコ」 ヒキガエル自身の体長より長いくらいの蟲は、美味ではないが量的には結構な獲物ではあった。 少年の懐に押し込められ、望まない旅に付き合わされた報酬としては、まずまずと言える。 ヒキガエルは、自分を振り回してくれた暴君と、その仕える女王をゼラチン質の目玉でじろりと睨むと これ以上何かをさせられる前に、藪の中にのそのそと消えていった。 あっけない幕切れに、少女と少年は顔を見合わせた。 「あの、その、──ごめん」 何に対しての謝罪かは、ちょっと言えなかった。 鼻先に、少女の感触が残っている。──少年の身体にはない不思議な柔らかさ。 「──あ、ありがとう」 助けてもらった少女のお礼の対象は、はっきりしている。 しかし、少年の言葉に匹敵するほどにぎこちないのは、お尻への衝突を今更ながら思い起こしたからだ。 自分の真後ろ──お尻の後ろに少年がいることに、少女は真っ赤になる。 少女の羞恥を森の空気が伝え、少年もすぐに真っ赤になった。 風邪、熱病、リンゴ病──古来、ほっぺたが赤くなる病気は、すべて伝染病と決まっている。 「……ヒ、ヒキガエルも、役に立ったね」 「……そ、そうね、カエルさんもいいひとなのね」 縦列のまま、おたがいあらぬ方角に視線を向けながら、とりとめのない会話が続いたが 事態は一向にすすまない。──当たり前だ。 「……ええと、その──進む? 引き返す?」 少年は意を決して、状況打破に動いてみた。 「……も、もうちょっと行けば、「あれ」が近くで見られるところに出ると思うの」 少女はもじもじしながら答えた。 「あ、君も「あれ」を見たの?」 「うん、森の向こうに、ちらっと。──とても綺麗」 「僕もちらっと見た。逃げていないといいなあ」 「き、きっと、二人で行けば見られるような気がする……」 少年がちょっと息を呑む気配が伝わってきた。 「──いっしょに、行く? ここ、通り抜けて」 「うん!」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124884172/285
地下11階 第三の質問3 ごごごごめん! 這いつくばった体勢からもう一歩分後ろに下がろうとしてごつんと後頭部を木の根にぶつける 少女が振り向いた蒼白な顔は引きつっている ? 小さな唇がぱくぱくと何事かを訴えようとしているが声にならない 少年は慌てて這い寄った 木の根の下の通路はそこだけ幅が狭くしかも曲がりばなだったので 二人が並ぶことはできなかったが隙間からのぞく光景で状況はわかった 少女の目の前石の上に巨大なムカデが鎮座している 1フィートもある黒い毒虫は少女はおろか少年にとっても強敵だった 手など噛まれたら腫れ上がるくらいでは済むまい 木漏れ日で温まった石の上が良いのか大ムカデはそこから動こうとはしなかったが 時頭を持ち上げて空気の動きを探っている 無数の赤い足がうごめく様を間近に見れば少女が凍りついたわけもわかる 下手な刺激を与えれば怒った毒虫は容赦なく飛び掛ってくるだろうし 少女がそれを避けることに期待するのは絶望的だ ゆっくりと下がれる? 少女はふるふると首を振った四肢は恐怖で固まりきっている パニックを起こさないでいるだけでもえらいと思わなければなるまい 退却が無理そうなことはわかったが追い払うにしろ逃げるにしろ少年が前にでなければどうにもならない なにか棒のようなものがあればいやこの狭い隙間越しでは難しい 使える空間は木の根越しの半フィートもない隙間や両手足を付いている少女の下 少女の意外なボリュームがあるお尻が少年を邪魔する 少年はこちらも四つん這いのままはたと考え込んだ しかし多くの物語がそうであるように苦境の姫君を救わんとする勇者には役に立つ仲間がいるものだ 少年の懐の麻袋からのそりと這い出たヒキガエルはそのまま悠と少女の横の隙間を通り抜け 接近に触覚を震わせて威嚇するムカデを長い舌を伸ばして捕らえあっさりと飲み込んでしまった ゲコ ヒキガエル自身の体長より長いくらいのは美味ではないが量的には結構な獲物ではあった 少年の懐に押し込められ望まない旅に付き合わされた報酬としてはまずまずと言える ヒキガエルは自分を振り回してくれた暴君とその仕える女王をゼラチン質の目玉でじろりとむと これ以上何かをさせられる前にの中にのそのそと消えていった あっけない幕切れに少女と少年は顔を見合わせた あのそのごめん 何に対しての謝罪かはちょっと言えなかった 鼻先に少女の感触が残っている少年の身体にはない不思議な柔らかさ あありがとう 助けてもらった少女のお礼の対象ははっきりしている しかし少年の言葉に匹敵するほどにぎこちないのはお尻への衝突を今更ながら思い起こしたからだ 自分の真後ろお尻の後ろに少年がいることに少女は真っ赤になる 少女の恥を森の空気が伝え少年もすぐに真っ赤になった 風邪熱病リンゴ病古来ほっぺたが赤くなる病気はすべて伝染病と決まっている ヒヒキガエルも役に立ったね そそうねカエルさんもいいひとなのね 縦列のままおたがいあらぬ方角に視線を向けながらとりとめのない会話が続いたが 事態は一向にすすまない当たり前だ ええとその進む? 引き返す? 少年は意を決して状況打破に動いてみた ももうちょっと行けばあれが近くで見られるところに出ると思うの 少女はもじもじしながら答えた あ君もあれを見たの? うん森の向こうにちらっととても麗 僕もちらっと見た逃げていないといいなあ ききっと二人で行けば見られるような気がする 少年がちょっと息を呑む気配が伝わってきた いっしょに行く? ここ通り抜けて うん!
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