[過去ログ] 戦隊シリーズ総合カップルスレ 3 (1001レス)
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446: 2006/06/25(日)22:49 ID:4v0uS+mY(1/16) AAS
投下します。

陵辱スレ用に書いたSSですが、プロローグがわりのラブラブのパートが長くなり過ぎたので、前半部分だけこちらに。
447: さくらの夢 2006/06/25(日)22:51 ID:4v0uS+mY(2/16) AAS
 菜月は素直で可愛らしい。とてもいい子だ。
 さくらも菜月のことは好きだ。
 菜月が何か失敗したり、子供っぽいことを口にすると、明るい笑い声が起きる。菜月が無邪気に甘えてくると、つい顔がほころんでしまう。
 菜月が加わってから、ボウケンジャー全員の雰囲気が明るくなった。

 だから何も気にならない。気にしていない。
 そう思っていた。

 菜月が真墨と顔を寄せ合ってクスクスと笑う。蒼太のパソコンのデータを誤まって消してしまって、蒼太が苦笑いをする。
 チーフが夢中で古文書に見入っていると、菜月が後ろからチーフに抱きついて邪魔をする。チーフが古文書のことを菜月に説明してやる。頷きながら菜月がチーフの膝の上に乗る。

 いつものことだ。いつもの菜月だ。いつもの無邪気で可愛い菜月。

 さくらは、そう自分に言い聞かせる。
省13
448: さくらの夢 2006/06/25(日)22:51 ID:4v0uS+mY(3/16) AAS
 温かいココアが胃の中に入ると、さくらの身体が何だか熱くなる。さくらの頭の中も、なんだかポカポカと温かくなって、冷静でいられない。

 菜月が古文書を指で摘んで何か言う。チーフが笑って菜月の頭を撫でる。
 嬉しそうな菜月。
 菜月がニコニコ笑う。
 甘えるようにチーフに言った言葉が、さくらにもはっきり聞こえる。

「チーフ、ご褒美にチューしてください!」

 チーフが笑う。
「菜月ちゃんの頼みならしょうがないなあ」

 チーフは、いつから菜月のことをちゃん付けで呼ぶようになったんだろう?
省10
449: さくらの夢 2006/06/25(日)22:52 ID:4v0uS+mY(4/16) AAS
 菜月が拗ねたように頬を膨らませる。
「だってチーフだって……」
 チーフが菜月の言葉をさえぎって、とりなすように言う。
「いや、さくら、俺は大丈夫、迷惑してないから」

 菜月をかばうチーフに、さくらが言う。
「チーフもチーフです。菜月を甘やかしすぎです」
 菜月が言い返す。
「そんなことないもん、だいたいさくらさん……」
 チーフが慌てて菜月の口を塞ぐ。すばやく菜月と目を合わせて、何ごとか囁き合う。菜月がチーフの耳に口をつけて何か言う。二人で頷き合う。
省13
450: さくらの夢 2006/06/25(日)22:53 ID:4v0uS+mY(5/16) AAS
 資料室でさくらは、力なく調査机の椅子に座り込んでいた。机に肘をついて、ため息を繰り返していた。

 私、なんであんなこと言ったんだろう? あんな、神経質で、ヒステリックで、イヤミっぽくて、独りよがりなことを口に出してしまうなんて。
 自己嫌悪の苦い味を噛み締めながら、俯く。

 勢いに任せて部屋を出たせいで、ファイルを持ってくるのを忘れた。だから目的だったはずの調べものはできない。
 ファイルを取りに戻らないといけない。でも、気まずくてできない。

 私って、ほんとダメな人間だ。
 心が狭くて、余裕がない。
 つい苛立ちに押し流されてしまった。仲間たちにイヤな態度をとってしまった。
省9
451: さくらの夢 2006/06/25(日)22:54 ID:4v0uS+mY(6/16) AAS
「チーフ……」
 そっと口に出す。

 古文書を見ながら菜月と話していたチーフは、やっぱり楽しそうだった。私と話しているときとは、全然違って見えた。
 私は、チーフの楽しい時間を邪魔してしまったのだろうか?
 チーフは、私の言葉をやりすごすように作り笑いでごまかしていた。菜月とヒソヒソと、いったい何を話していたんだろうか? あのヒステリー女とか何とか?

 被害妄想だろうか?
 チーフがそんなこと言うわけがない。
 でも、口にしないだけで、そう思っているかも。

 口の中に苦い味が広がる。
省20
452: さくらの夢 2006/06/25(日)22:55 ID:4v0uS+mY(7/16) AAS
「どうした、さくら。疲れてるのか? 今もぼんやりしてたみたいだし」
 チーフの声は、いつもと同じで、明るく生き生きしている。
 さっきのさくらの態度を気にしている様子はない。
 それだけにさくらは逆に、後ろめたく感じてしまう。
「いえ。チーフ、大丈夫です。その……」
 なんだか言い出しづらくて、言葉を途切らせる。
 さっきのこと謝らないと……

 さくらは急に思い当たる。
 チーフは、さくらの疲れを気遣ってくれている。
省16
453: さくらの夢 2006/06/25(日)22:56 ID:4v0uS+mY(8/16) AAS
 さくらは心の中で自分を罵る。気持ちがチーフにばれないように、自分に対する溜息はなんとか飲み込む。
 勇気を奮う大事なチャンスを逃したことを、後で悔やむだろう。きっと今夜はいろいろ後悔する。
 でも今は……今は、こんなふうにしか言えない。今はまだ、チーフに向き合う勇気が持てない。
 そもそも、冒険のことしか頭にないこの人に、私の気持ちが伝わるなんて思えない。
 チーフにとって、私の気持ちはわずらわしいだけだ、きっと。
 だから、これでいいの。

 謝りながらさくらは、チーフに頭を下げた。これでチーフの顔を見なくてもすむ。
 顔を上げると、チーフの笑顔が引っ込んでいた。さくらが見たことのないような静かな表情に、驚いた。
「いや、本当は、謝らないといけないのは俺のほうだ」
省19
454: さくらの夢 2006/06/25(日)22:56 ID:4v0uS+mY(9/16) AAS
 こんな回りくどい話し方、チーフらしくない。

「チーフ、よくわからないんですが? その、どういうことですか?」
 いぶかしそうにさくらは聞き返す。さくらの真剣な表情を見て、チーフが照れたように頭の後ろを掻く。
「さくら。はっきり言うよ。おれ、さくらのことが好きなんだ」

 さくらの頭が真っ白になった。

「でも、さくらがどう思っているかわからなくて。菜月は、さくらも俺のことが好きだって言うんだ。でも、とても信じられなかった。
 菜月が、『さくらさんの前で菜月といちゃついて見せたら、きっとさくらさんはヤキモチ焼くから』って言うから、つい話に乗ってしまったんだ。
 でも、さくらが真面目に調べ物してたのを、本当に邪魔してしまったみたいだな。
 さくらの気持ちを知りたくて、つまらないことでさくらを煩わせてしまった。申しわけない。情けない。謝りたい。
 だいたい、わざといちゃついて好きな女の反応を見るなんて、そんな男、きっとさくらは嫌だろう?
省13
455: さくらの夢 2006/06/25(日)22:57 ID:4v0uS+mY(10/16) AAS
 さくらの涙を見てチーフが慌てている。
「さくら? どうした? ゴメン。驚かせたかな? 急にこんなこと言って。そんな、イヤだったら、それでいいんだ。俺は言いたいこといえてすっきりしたから。気にしないで」

 チーフのばか。
 女心もわからないんですか?
 チーフって、本当に冒険のことしか知らない人なんだから。
 でも、私も同じ。
 私も、何もわかってなかったんだ。
 こんなにチーフのことが好きで、毎日見てるつもりだったのに、チーフのこと、何も見てなかった。
 ばかみたい。
省15
456: さくらの夢 2006/06/25(日)22:58 ID:4v0uS+mY(11/16) AAS
 さくらがチーフの胸元で顔をあげると、チーフが唇を重ねてきた。
「ンッ!?」
 そんなつもりはなかったのでさくらは驚く。だが、チーフの暖かい唇に包まれ、舌で口元をつつかれると、さくらは目を閉じる。チーフの舌が大胆にさくらに口の中に侵入してくる。
 さくらは驚いて目を開けるが、チーフの舌がさくらの舌に絡んでくると、再び目を閉じる。

 チーフは大胆で遠慮しない。熱くて力強い。

 チーフらしいキスだった。
 チーフが唇を離す。
 さくらが目を開けて、チーフに笑いかける。
 チーフも笑いかけてくれる。
省11
457: さくらの夢 2006/06/25(日)22:59 ID:4v0uS+mY(12/16) AAS
 やっとチーフのキスから逃れて、さくらが言う。
「チーフ、そんなところ触らないでください。今はまだ」
「『まだ』?」
 チーフがさくらの言葉を反復するのを聞いて、さくらは、自分が言いかけた言葉の意味に気づく。顔が真っ赤になる。
「……いやだ、恥ずかしい」
 チーフの胸元で、両手で顔を覆う。

 チーフの前で、こんな女らしい仕草をするのは、初めてかもしれない。

 そう思うと、ますます恥ずかしくなる。
 そして、こんな女らしい瞬間を味わえている幸せを噛み締める。
省19
458: さくらの夢 2006/06/25(日)23:00 ID:4v0uS+mY(13/16) AAS
 下着姿の上半身が露になって、さくらは慌てる。シャツの裾から胸を触られるのは仕方がないと諦めたけれど、資料室で服を脱がされるなんて、思いもしてなかった。慌てて両腕で胸元を隠した。チーフを睨むふりをする。
「ダメです。チーフ。ここ、基地の中ですよ。もう止めましょう」
 かまわずチーフは、さくらの首の根元や肩先にキスをする。
 チーフは、キスをすればさくらが抵抗を諦めると思っているらしい。

 チーフって、単純ですね。
 でも私、その単純な手に引っかかってしまいそう……。

 もうさくらは一度言った。
「ダメです。チーフ」
「さくらのことが好きなんだ」
省15
459: さくらの夢 2006/06/25(日)23:00 ID:4v0uS+mY(14/16) AAS
 気がつくと、さくらの背中に回ったチーフの手で、ブラのホックを外されていた。
 チーフはゆっくりとさくらを床に押し倒し、右手でブラのカップをずらしてさくらのオッパイを触る。
「ンング」
 さくらが抗議の声を上げる。
 かまわずチーフは、さくらの乳房の膨らみを手のひらで味わう。
「チーフ、ずるい。勝手に脱がせて」
 チーフは答えない。いきなりさくらの右の乳首にキスをする。
「キャッ」
 そのまま乳房を舐め始める。
省16
460: さくらの夢 2006/06/25(日)23:01 ID:4v0uS+mY(15/16) AAS
 さくらの身体は、上半身は裸だが、下半身はショーツもスカートも身に着けたままだ。ブーツだって履いたままだ。
 その下半身に、チーフの手が伸びる。太ももをそっと撫でる。
 くすぐったくて、太ももをこすり合わせる。
 両太ももの間に、チーフの手が割り込んでくる。やさしく暖かく、チーフの手が太ももを愛撫する。
「ンフン」
 さくらが、ため息をつく。
 さくらのへその周りを舐めていたチーフが顔をあげて、さくらの顔を見る。
 チーフがいたずらっぽく笑う。
 さくらは、桃色にくすんだ表情でチーフを見返す。
省21
461: さくらの夢 2006/06/25(日)23:02 ID:4v0uS+mY(16/16) AAS
 チーフの指が、濡れたショーツ越しに、さくらの割れ目を探り当てる。ショーツをつまんで、布地でさくらのアソコを刺激する。
「アンン……そこ、触んないで……ンン……もう、チーフが冒険より私が好きだなんて……そんなわけありません。チーフ、私を喜ばせようとして嘘をついてます」
 チーフを困らせるように甘えながら、さくらは小さく腰を揺らす。両太ももをこすり合わせて、チーフの指の刺激を噛みしめる。

 周りのことは何も見えなくなっている。ここが基地の資料室の中だということも忘れてしまっている。まだチーフに身体を許すつもりはなかったのに、なんだかもうどうでもよくなっている。
 さくらが今感じているのは、チーフだけ。
 チーフとの二人きりの時間。チーフがさくらを愛してくれているということ。さくらがチーフを大好きだと言うこと。
 優しいチーフ。ステキなチーフ。キモチいい。
 さくらは幸せと噛みしめ、快感を味わう。甘い吐息をつく。

「嘘なんかついてないよ」
省18
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