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戦隊シリーズ総合カップルスレ 3 (1001レス)
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517: 陰謀のスノウジェル〜エロ編〜 [sage] 2006/07/01(土) 11:36:25 ID:DTZq4jdp 空が光の色を徐々に失い、月と星が瞬きだした頃、 僕はマジエルに数日の暇を貰って家路を急いでいた。 (久しぶりだなぁ、ゆっくり休めるのは) 思えばマジトピアに帰ってきてからろくに麗と過ごしてない。 家が「食べる」と「寝る」場所でしかなくなっている。 そろそろ麗の機嫌をとらないといけないと思うし、 何より僕だって二人でゆっくりしたい。 ふと、遠くに見えた火山の煙を見て、家に居る気侭な猫を思い出した。 そう、二人でゆっくりはしたい。だけど (大人しくしていてくれるかな、スモーキー) 僕か麗がいれば機嫌はいいが、そういう問題じゃない。 新婚の夫婦なんだ。子は鎹っていうけど、たまには二人っきりがいい。 (……なんて言ったら麗にもスモーキーにも怒られるかな) 二人揃って怒る様子がありありと浮かんで、僕は苦笑して。 疲れといささかの鬱憤から、胸の奥から大きく息を吐き出した。 http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/517
518: 陰謀のスノウジェル〜エロ編〜 [sage] 2006/07/01(土) 11:38:53 ID:DTZq4jdp 「ただいまー」 「あ、おかえりなさい!」 ドアを開けるとぱたぱたと麗が出てきた。 家に、にこにこと迎えてくれる大切な人が居ることは こんなにも安心するものかとと最近実感する。 簡素な白いエプロンをつけているから どうやら夕飯の準備中だったらしい。 香ばしい、チーズの焼ける匂いがする。 「なんだかいい匂いだね。今日のご飯は?」 「グラタン。もうすぐ焼けるから待ってて。 お風呂沸いてるから先に入る?」 「うん。……?」 そこで僕は違和感に気がついた。 いつも麗と一緒に僕を出迎えるスモーキーが来ない。 「麗、スモーキーは?」 「え?ああ、スノウジェルによばれて嘆きの海に行ったの。 魚がいっぱい居るから獲りに来てくれないかって。 明日帰るって行ってたよ」 「スノウジェルが?」 変だな、と思った。今までそんなこと一度だってなかったのに。 そういえば、家に帰る前にスノウジェルと出くわして少し話したことを思い出した。 『皆、忙しいのに申し訳ありません』 『はは、ゆっくりするがいい。 お前には皆と違って家族が居るのだから。 家族孝行というのがあるのだろう? お前を忙殺して、私達が恨まれても嫌だからな』 http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/518
519: 陰謀のスノウジェル〜エロ編〜 [sage] 2006/07/01(土) 11:42:18 ID:DTZq4jdp (……気を遣ってくれたのかな?) 「先生?」 突っ立っていた僕の顔を麗が首をかしげて覗き込んだ。 「あ、ううん。じゃ、先にお風呂入ってくるよ」 「じゃあ、明日はゆっくりできるの?」 グラタンを綺麗に平らげた後、休みができたと伝えると 麗はぱっと咲顔(えがお)になった。 「うん。どこか行く?」 「えぇ、そんないきなりいわれても……」 そう言いながらも麗は嬉しそうで、僕も頬が緩む。 「でも、先生疲れているでしょ? だったらここでのんびり疲れをとって」 「だけどこっちに来てから麗はずっと家だっただろう? どこか、マジトピアでも地上でも面白い場所に行きたかったりしない?」 「ううん。時々ルナジェルとかスプラジェルが遊びに来てくれるから 退屈しないし。それに……」 「それに?」 「あの……私も先生とゆっくりしたいから」 照れたようにはにかんで麗は微笑んだ。 なんだかそれが心に沁みて、 僕はなんとも言えない気持ちになる。 「……そうだね、じゃあ明日はのんびりしよう」 そう言って僕も微笑むと、「はい」と 麗は嬉しそうに応えた。 http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/519
520: 陰謀のスノウジェル〜エロ編〜 [sage] 2006/07/01(土) 11:44:52 ID:DTZq4jdp いよいよ闇も深くなって、僅かな星の灯りが明るくさえ感じられる。 僕はベッドに横たわって、窓から見える空を見上げていた。 明日は休みだ。麗がお風呂から上がったら寝よう、そう思った。 だが、どうにも暑い。 地上の季節こそ、もうそろそろ夏だけど、 マジトピアはエレメントの力の拮抗が保たれている。 暑い、寒いはマルデヨーナ世界や地上でしか感じたことはなかったのに。 おまけに疲れているはずが、やけに目が冴えている。 (まるでお酒でも飲んだみたいだな……) 「あれ、起きてたの?」 身体を起こすと、水色の寝巻きを着た麗がベッドに腰掛けるところだった。 「先に寝てて良かったのに」 「だっていつも寝る時間がばらばらじゃないか。 たまには一緒に寝たいよ」 麗は少し頬を赤くして――湯上りだったので 僕の思い過ごしかも知れない――「うん」と、小さく頷いて布団を被った。 「ところで麗、なんだか暑くない?」 「そう?お風呂から出たばっかりだからよくわからないんだけど……」 「……まぁいいか。おやすみ」 「おやすみなさい」 にこりと微笑んだ麗に笑み返して、僕は部屋の灯りを消した。 http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/520
521: 陰謀のスノウジェル〜エロ編〜 [sage] 2006/07/01(土) 11:49:10 ID:DTZq4jdp 音もない、深夜。 瞑っていた目を、僕は渋々開けた。 もうすっかり暗さに慣れた目には 眠っている麗の横顔がはっきり見える。 (……暑い) 灯りを消しても、麗が眠りに着いた後も、 一向に僕には眠気が訪れない。 (変だな。あんなに疲れていたのに) 何かいつもと違うことをしただろうか。 眠れない時、地上の子どもが羊を数えるように 僕は頭の中で朝からしたことを一つ一つ数え始めた。 (朝起きて、麗とスモーキーと朝ごはんを食べて) そこまで思い浮かべた時、横で寝ていた麗が寝返りを打った。 布団がすれる音と、「ん」と小さく息が漏れた。 それがいやに頭の奥まで響いて、疼く。 (……島が壊れた天空聖者達のところを回って) 寝返りでこちらを向いた麗に目がいった。 襟元からわずかに覗いた肌が月明かりに白い。 (マジエルのところに行って休みを貰って…………) 眠気とは違ったものが、思考を麻痺させているのが分かる。 酷く喉が渇く。 (……水、飲もう) 僕は麗を起こさないようにひっそりとベッドから抜け出した。 507=102です。 127に「肝心のその夜書かんで(ry」 と言われたのでどうにかならないかと話を練ってたら いつの間にか三ヶ月経ってた。年が一つ増えた。 ツキヒガタツノハハヤイモノデスネ……orz 次はエロに入るよ。 http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142719752/521
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