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【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 2冊目 (889レス)
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伊南屋
◆WsILX6i4pM
2008/03/15(土)02:40
ID:V6r5X63S(5/6)
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837: 伊南屋 ◆WsILX6i4pM [sage] 2008/03/15(土) 02:40:23 ID:V6r5X63S 「恐らくは昨日の時点で目処は付けられていただろう。だから元より長居するつもりは無かった。 だが、お前達は無理にでも関わると言うし、正直予想より早かった。 それでもまぁ、昨日来なかったのは恐らく時間だろうな」 「時間?」 「他人の家を訪れるのには相応しい時間があるだろう?」 「そんな事を気にするような律儀な相手なのか?」 「そんな事を気にするような律儀な相手なのだ」 まるで、親しい人間を思い返すように言う紫に、ジュウは単純に疑問を覚えた。 だがそれを口にする事はせず、続く紫の言葉に耳を傾ける。 「勿論、あちらに情報のネットワークがあるように私にもネットワークがある。それを用いて得た情報だから信頼はしてもらいたい」 そう言って紫が携帯(見たこともない型だった)を取り出す。 「九鳳院の力を使うのは些か不本意ではあるがな」 そう呟いて、携帯を操作する。 「……うむ、やはり大分近いな。これなら昼前には着くか」 その言葉とほぼ同時、計ったかのようにチャイムが鳴り響いた。 その場の全員がぴたりと静止する。 「おい、まさか」 「……いや、これは違うはずだ。九鳳院の衛星GPSの情報が間違っているとは考えにくい」 ――そんなもん使ってたのか。 ジュウが内心で思う内に、チャイムが再び鳴る。 「出ても大丈夫なのか?」 「……分からん」 紫にとっても、勿論ジュウ達にとっても想定外の出来事に戸惑う。 当然、ただの来客とも考えられるが事態が事態だけにどうしても疑ってしまわざるを得ない。 まして、来客の少ない家なのだ。 「とりあえず対応に出ない事にはどうしようもありませんね」 「そだね〜。まあ昨日言った通り私は手出ししないけど」 雨と雪姫の言葉に従うようにジュウは席を立ち玄関に向かう。 玄関に立ったところで再三のチャイムが鳴り、ジュウは一度深呼吸をして扉を開いた。 「お姉ちゃんいるでしょ?」 開口一番、そう切り出してジュウを睨みつけたのは雨の妹。 ――堕花光だった。 続く http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1171037946/837
恐らくは昨日の時点で目処は付けられていただろうだから元より長居するつもりは無かった だがお前達は無理にでも関わると言うし正直予想より早かった それでもまぁ昨日来なかったのは恐らく時間だろうな 時間? 他人の家を訪れるのには相応しい時間があるだろう? そんな事を気にするような律儀な相手なのか? そんな事を気にするような律儀な相手なのだ まるで親しい人間を思い返すように言う紫にジュウは単純に疑問を覚えた だがそれを口にする事はせず続く紫の言葉に耳を傾ける 勿論あちらに情報のネットワークがあるように私にもネットワークがあるそれを用いて得た情報だから信頼はしてもらいたい そう言って紫が携帯見たこともない型だったを取り出す 九鳳院の力を使うのは些か不本意ではあるがな そういて携帯を操作する うむやはり大分近いなこれなら昼前には着くか その言葉とほぼ同時計ったかのようにチャイムが鳴り響いた その場の全員がぴたりと静止する おいまさか いやこれは違うはずだ九鳳院の衛星の情報が間違っているとは考えにくい そんなもん使ってたのか ジュウが内心で思う内にチャイムが再び鳴る 出ても大丈夫なのか? 分からん 紫にとっても勿論ジュウ達にとっても想定外の出来事に戸惑う 当然ただの来客とも考えられるが事態が事態だけにどうしても疑ってしまわざるを得ない まして来客の少ない家なのだ とりあえず対応に出ない事にはどうしようもありませんね そだねまあ昨日言った通り私は手出ししないけど 雨と雪姫の言葉に従うようにジュウは席を立ち玄関に向かう 玄関に立ったところで再三のチャイムが鳴りジュウは一度深呼吸をして扉を開いた お姉ちゃんいるでしょ? 開口一番そう切り出してジュウをみつけたのは雨の妹 堕花光だった 続く
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