[過去ログ]
【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 2冊目 (889レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
857
:
伊南屋
◆WsILX6i4pM
2008/03/23(日)01:29
ID:I/8T/Tn/(4/5)
AA×
[
240
|320|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
857: 伊南屋 ◆WsILX6i4pM [sage] 2008/03/23(日) 01:29:52 ID:I/8T/Tn/ 彼女達が素人であったからこそ闇絵は子供だましのような手法で逃げ仰せる事が出来たのだ。 「時間があり、地理に詳しく、人手もある。条件は十分、か」 「でも、なんでこんな事に手を貸すの? 私を襲った連中は脅されていたけど、この宿の子達にそんな事はないでしょう?」 「いや、男達を脅すよりも簡単だろうさ。彼女達には共感(シンパシー)がある。それがあれば、説得して仲間に引き込むのは容易い」 元からある仲間意識をねじ曲げてしまうのは簡単だ。だから一子はそこにつけ込んだ。そう闇絵は考えていた。 そして、口にはしないが更なる協力者――魔具を一子に与え、街一つを爆破できる程の爆薬を用意した人物の存在も闇絵は予感していた。 いよいよ信憑性の増した街の破滅に、三人の表情に真剣味が宿る。 「急ごう。彼女を止めなくては」 「でも、どこに行ったか分かるの?」 そう、環が疑問を投げかけた時だった。 宿の吹き飛んだ窓から、閃光と爆音が飛び込んできた。それに反応して目を向けると、街の一角から火が上がる様が見えた。 業火に包まれ、建物が燃え崩れる。それが完璧に崩れ去る直前、少し離れた場所で再び爆発が起こった。 その距離は、丁度人が走る速さに近い。まるで、誰かが火を付けて回っているかのようだった。 「あっちだ」 紅香が指すと同時、三人は互いに目配せしあい、宿から駆け出した。 続く http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1171037946/857
彼女達が素人であったからこそ闇絵は子供だましのような手法で逃げ仰せる事が出来たのだ 時間があり地理に詳しく人手もある条件は十分か でもなんでこんな事に手を貸すの? 私を襲った連中は脅されていたけどこの宿の子達にそんな事はないでしょう? いや男達を脅すよりも簡単だろうさ彼女達には共感シンパシーがあるそれがあれば説得して仲間に引き込むのは容易い 元からある仲間意識をねじ曲げてしまうのは簡単だだから一子はそこにつけ込んだそう闇絵は考えていた そして口にはしないが更なる協力者魔具を一子に与え街一つを爆破できる程の爆薬を用意した人物の存在も闇絵は予感していた いよいよ信性の増した街の破滅に三人の表情に真剣味が宿る 急ごう彼女を止めなくては でもどこに行ったか分かるの? そう環が疑問を投げかけた時だった 宿の吹き飛んだ窓から閃光と爆音が飛び込んできたそれに反応して目を向けると街の一角から火が上がる様が見えた 業火に包まれ建物が燃え崩れるそれが完に崩れ去る直前少し離れた場所で再び爆発が起こった その距離は丁度人が走る速さに近いまるで誰かが火を付けて回っているかのようだった あっちだ 紅香が指すと同時三人は互いに目配せしあい宿から駆け出した 続く
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 32 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
ぬこの手
ぬこTOP
0.064s