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とある魔術の禁書目録 5フラグ目 (991レス)
とある魔術の禁書目録 5フラグ目 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184435294/
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802: そんなこんなで上条さん食堂に(2/2) [sage] 2007/09/24(月) 10:33:49 ID:q/1W8wVv 「う、美味い……! これ、イギリスでこんなの売ってるのか!?」 「い、いえ。これは、その、私の手製です」 手製!? それってつまるところ、神裂さんが手間暇かけて作った手作り!? 愕然と した顔をしている当麻に、神裂はわずかに目をそらしながらボソボソと答える。 「そ、その。こちらでは満足のいく品が無かったものですから。……やはり食事は、体と 舌に慣れたものを摂るべきだと思いますし。やはり私も、その、日本の人間ですから」 「あー。そうだよなぁ。ずっと洋食だと、和食が恋しくなるって言うしな」 ガツガツとご飯を口に運び、味噌汁を啜りながら当麻。 「いや、でもこれ本当に美味いわ。なあ、神裂。もう一個貰って良いか?」 「え、ええ。どうぞ。……その、本当に美味しい、ですか?」 「おお! そんな高級品を食ったことは無いけど、これまで食った中では一番美味いかも ……!?」 なぜか途中まで喋って声が止まる当麻に、訝しげに神裂は首を傾げた。 「あの、どうかしましたか。上条とう……まっ!?」 そこで、神裂の声も跳ね上がって止まる。 当麻を囲むように座っていたシスターたちが、なぜか自分と当麻を睨みつけていること に気付いたからである。 特に、上条当麻の隣に陣取っていたインデックスの目が、なんていうかヤバイ。ずっと 昔、彼女の覚えていない時間に親友だった頃ですら、あんな顔をした彼女を見た記憶は無 い。 「ねー、とうまー。私もそれ食べてみたい」 「いや、インデックスはやめとけ。お前、こういう日本食はまったく未経験だから。死ぬ。 絶対」 「なんでなんでなんでー! たーべーてーみーたーいー!」 「わー、なんでそんな駄々っ子モードに!? 分かったから! 日本帰ったら買ってきて やるから! これは勘弁して! 神裂が手間隙かけた手製なんだし!」 小瓶をインデックスから守るように抱え込む当麻に、神裂の目元が一瞬赤らむ。 ――と、不意にその小瓶が横からするりと伸びた手にもって行かれた。 「おお!?」 「じゃあ、あたしも一個いただきますね」 シスター・アニェーゼがそう言って梅干を一つパスタに落とすと、ぐりぐりとフォーク ですり潰しはじめる。 「あ、あああ! とうまー。わたしも食べたいー」 「い、いや。だからお前は駄目だっつーの! というか、おい、アニェーゼ! お前それ ……!」 「あ、大丈夫っすよ。あたし、前にも食べましたから。いや、なんていうんですかね、結 構癖になる味っつーか」 そう言いながら、乳白色になったソースをパスタに絡めて口に運び始めたアニェーゼ。 それを見て、アンジェレネが諤諤と震えていたりするのだが、皆それには気付かないらし い。 「……うん。さっぱりして美味しいっすよ」 「……ありえねー」 当麻の呟きに、アンジェレネはウンウンと頷いていたのだった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184435294/802
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