[過去ログ] スクランスレ@エロパロ板 17話目 (985レス)
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460: 「播磨暴走す」 ◆SNwumj5Nac 2008/05/02(金)02:06 ID:6vXGKRlG(2/11) AAS
朝。
囀る鳥の鳴き声が耳に心地いい。
身体中に溜まった疲れが、僅かながら癒えてゆく気がする。
ぼんやりした頭で、播磨はそんなことを思う。
(もう、朝か……)
周防工務店設計室。
徹夜で原稿を書いていたものの、つい製図台に頭をもたれたまま、眠ってしまったらしい。
「……三徹しただけあって、少しは進んだ……ん?」
朝の光に紛れて漂う良い香りに播磨の動きが止まる。
途端、ぐぅぅ〜っと腹の虫が鳴いた。

播磨は身体中の筋肉を総動員して、睡魔に浸っていた身体を動かし立ち上がる。
「腹……減った」
言った途端、もう一度腹が鳴る。
ぼんやりした頭のまま、匂いの元へ行こうと一歩踏み出したその時――。

「……はりまー、入るけど……いいか?」
何故か、妙に躊躇いがちな美琴の声が扉の向こうから聞こえてきた。
匂いの根源は彼女がもっているのだろう、扉の隙間からご飯の香りが漂ってくる。
断る理由等無かった。播磨はそそくさと原稿を纏めて製図台に伏せると、扉に向かって声をかける。
「おう!」
(クリスマス前に絃子に締め出された時にゃ、どーなるかと思ったが……周防ん家に転がり込めてラッキーだったな)
その代わり、作業着着用とサングラスを外すことを条件に出されたものの、寒空の下野宿するよりはずっとマシだった。
何より、編集長に厳命された120ページの原稿を執筆出来る場所というのは貴重だ。

そんなことを考えていると。
カチャ、という扉の開く音と共にご飯の香りが強くなる。――美琴が設計室に入ってきたのだ。
「助かったぜ、腹ペコでしにそ……どうぇぇぇぇぁ!」
礼を言おうとしていた播磨は、部屋に入ってきた美琴の姿を見て、奇声を発する。
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