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イナズマイレブンでエロパロpart6 (983レス)
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291
: 2010/05/20(木)23:52
ID:AbceSeiw(1/3)
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291: [sage] 2010/05/20(木) 23:52:58 ID:AbceSeiw 投下します 最初にそれをされたのは部活が終わったあとの人気のない部室で、夕焼けがもう藍色に近かった空の底のほうには、ざらめの粒のような星がいくつかまたたいていた。 さっきまでボールをごそごそと片付けていたはずの宍戸が不意に手を伸ばし、 ロッカーを開けようとしていた栗松の喉を後ろからぐっと締め上げたのだ。やーめーろーよー、と悪ふざけのつもりででも疲れてるからそーゆー のまじでやめてよ、というつもりで発しようとした言葉がたちまち喉の奥で歪んで凍りつく。宍戸の痩せた指は栗松の喉のひふや筋 やささやかな突起や、そのようなもののうちに執拗にもぐり込み、頸動脈を押さえつける乾いたてのひらの強さは冗談なんかでは、まったく、なかった。 あたまが膨れるような感覚に栗松はロッカーをがん がんとてのひらで何度も叩き、あかい錆が汗のにじむそこを刺す。やがて てのひらは唐突にゆるみ、血が一気にかけのぼり落ちるジェットコースターみたいな感覚に栗松は卒倒しそうになった。おそるおそる肩ごしに振り向くと、 宍戸は相変わらずラックに積み上がったすかすかの ボールに丁寧に空気を入れながら、今日ラーメンいくー?とのんきに声を上げている。ああとかうんとかごにょごにょと言葉を濁し、 栗松はそうっと首に触れた。そこには確かにつめたく乾いたてのひらの感触が残っている。爪の間に食い込んだ錆が、今さらのように痛みを訴えた。 それからはまま、宍戸のてのひらは栗松の首に吸い付いてそこを容赦なく締め上げる。学校で、通学路で、ひとけのない場所で不意に 背中をさらしたとたんに、宍戸のてのひらは栗松の首に絡んで息を止める。たとえ宍戸が、どんなに離れた場所にいたとしても。 談笑しながら、冗談を言い合いながら、あっと思った瞬間にもう栗松は声が出せなくなる。そのときに宍戸の声だけはまったく変わらず につらつらと会話の続きを垂れ流していて、栗松はてのひらの驚くほどの力強さもさることながら、実はそのことに何より怯えていた。突きつけられる病的な (実際にそれはもう、病気といっても差し支えなかったろう が)無関心が、こみ上げる嘔吐感をさらに押す。今まで息苦しいと開けっぱなしにしてあった詰襟のホックを 留めるようになったのも、その頃からだ。てのひらの痕はときどきはあかぐろく首筋にへばりついたまま、なかなか消えてくれない。あの痩せたひらひらとうすべったいてのひらに 込められた衝動の重たさに、思い当たることなんてなにもひとつないにも関わらず。宍戸はわらって、栗松はそれに戸惑う。結局あの日、ラーメンはたべに行かなかった。 ときどき壁山や少林寺に、この宍戸の悪癖についてそれとなく訊ねてみるが、ふたりとも曖昧な怪訝な顔をして、まともに取り合ってはくれない。 少林寺などは嫌悪感をむき出しにして栗松をにらみ、きもいから寄るな、とそれだけを言った。 壁山も困ったような戸惑ったような顔で半端にわらいながら、思い違いだろ、と断言する。うーん と首をかしげ、栗松は自分のてのひらで首筋をこすった。もう今では、宍戸のてのひらの感触がこびりついたように消えなくなっている。 どこにどんなふうに指を置いてどうやって力を込めるのか、なんかが、宍戸がいないときでもわかってしまうのだった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1272207494/291
投下します 最初にそれをされたのは部活が終わったあとの人気のない部室で夕焼けがもう藍色に近かった空の底のほうにはざらめの粒のような星がいくつかまたたいていた さっきまでボールをごそごそと片付けていたはずの宍戸が不意に手を伸ばし ロッカーを開けようとしていた栗松の喉を後ろからぐっと締め上げたのだやーめーろーよーと悪ふざけのつもりででも疲れてるからそーゆー のまじでやめてよというつもりで発しようとした言葉がたちまち喉の奥で歪んで凍りつく宍戸の痩せた指は栗松の喉のひふや筋 やささやかな突起やそのようなもののうちに執にもぐり込み動脈を押さえつける乾いたてのひらの強さは冗談なんかではまったくなかった あたまが膨れるような感覚に栗松はロッカーをがん がんとてのひらで何度も叩きあかい錆が汗のにじむそこを刺すやがて てのひらは唐突にゆるみ血が一気にかけのぼり落ちるジェットコースターみたいな感覚に栗松は卒倒しそうになったおそるおそる肩ごしに振り向くと 宍戸は相変わらずラックに積み上がったすかすかの ボールに丁寧に空気を入れながら今日ラーメンいくー?とのんきに声を上げているああとかうんとかごにょごにょと言葉を濁し 栗松はそうっと首に触れたそこには確かにつめたく乾いたてのひらの感触が残っている爪の間に食い込んだ錆が今さらのように痛みを訴えた それからはまま宍戸のてのひらは栗松の首に吸い付いてそこを容赦なく締め上げる学校で通学路でひとけのない場所で不意に 背中をさらしたとたんに宍戸のてのひらは栗松の首に絡んで息を止めるたとえ宍戸がどんなに離れた場所にいたとしても 談笑しながら冗談を言い合いながらあっと思った瞬間にもう栗松は声が出せなくなるそのときに宍戸の声だけはまったく変わらず につらつらと会話の続きを垂れ流していて栗松はてのひらの驚くほどの力強さもさることながら実はそのことに何より怯えていた突きつけられる病的な 実際にそれはもう病気といっても差し支えなかったろう が無関心がこみ上げる吐感をさらに押す今まで息苦しいと開けっぱなしにしてあった詰襟のホックを 留めるようになったのもその頃からだてのひらの痕はときどきはあかぐろく首筋にへばりついたままなかなか消えてくれないあの痩せたひらひらとうすべったいてのひらに 込められた衝動の重たさに思い当たることなんてなにもひとつないにも関わらず宍戸はわらって栗松はそれに戸惑う結局あの日ラーメンはたべに行かなかった ときどき壁山や少林寺にこの宍戸の悪癖についてそれとなく訊ねてみるがふたりとも昧な怪な顔をしてまともに取り合ってはくれない 少林寺などは嫌悪感をむき出しにして栗松をにらみきもいから寄るなとそれだけを言った 壁山も困ったような戸惑ったような顔で半端にわらいながら思い違いだろと断言するうーん と首をかしげ栗松は自分のてのひらで首筋をこすったもう今では宍戸のてのひらの感触がこびりついたように消えなくなっている どこにどんなふうに指を置いてどうやって力を込めるのかなんかが宍戸がいないときでもわかってしまうのだった
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