[過去ログ] 煩悩の十二国記*十四冊目 (1002レス)
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105(1): 年寄りの冷や水 1/1 2011/02/08(火)19:42 ID:kaVDhQkw(3/3) AAS
1/3ほど砂が落ちた砂時計を片手に六太は無情に宣告した。
「――10秒」
妓女にのしかかっていた尚隆は情けない顔で体を起こすと半身を見た。
「10秒はないだろう10秒は!3分くらいは行ったのではないか?」
「へへえ、残念でした。この砂時計は30秒用。
それが1/3しか落ちてないから10秒だ」
ぺろりと舌を出した六太に、妓女も体を起こして笑った。
「風漢さん、悪いけどあたしもその位だと思うわ。
いつも早いけど、今はほとんど入れた瞬間に出しちゃったんじゃない?」
「うぬぬ…」
「10秒しか持たないんじゃあなあ。さすがに早漏過ぎるだろ」
「でもこの間は逆で、30分腰を振ってもイケなかったのよ。
風漢さんはムキになるし、最後は結局疲れ果てて諦めてくれたけど、
付き合うあたしも疲れちゃって」
がっくりと肩を落とした尚隆に六太は苦笑した。
「お前、そんなんで本当に陽子を落とせるのかよ。
10代の女はもっと締め付けがきついぞ。もし入れた途端にイッちまったら
いくら陽子が生娘で経験がなくてもさすがに唖然とするだろう」
「だからこうして鍛錬しているのではないか!」
必死の形相で叫んだ尚隆の前で、六太は妓女と顔を見合わせてまた笑った。
「早漏に遅漏のコンボか。いくらトシとはいえ仕方ねえなあ。
姐ちゃん、こいつ何とかなるのか?」
「さてねえ。お得意様だから何とかしてあげたいけど」
「もう一戦! 今度こそ!」
困ったように笑った妓女に、むきになった尚隆は拳を振り上げて叫んだ。
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