【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 5冊目 (775レス)
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556: 2014/11/23(日)20:36 ID:8sN1LYyH(8/8) AAS
「……ここは?」
真九郎が次に目を覚ました時には、先ほどの部屋とは違い、薄暗いの部屋でベッドの上で寝かされていた。
辺りを見回すと、周りには誰もおらず、さっきのことは夢なのかと思ったが、起き上ろうとしたときに自分の腕を拘束している鎖に気付き、夢ではなかったと思い直した。
どうにかして脱出しなければと思ったが、まだ身体の痺れもとれていないようだ。戦鬼の力も使えそうにない。
それに何故か先ほどから身体が熱くて、どうしようもない。頭もズキズキするし、何より下半身が疼いてたまらない。
(……痺れ薬以外にも何か入っていたのか?)
自らの身体の状態に戸惑う真九郎であったが、今はとにかくこの状況をどうにかしなければ……。
「紅くん、起きたー?」
真九郎が起きるのを見計らったのか、それとも偶然か、先ほどと変わらぬ姿で絶奈が部屋に入ってきた。
違うところと言えば、ルーシーが付いてきてないことぐらいか。
省11
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