【電波的な彼女】片山憲太郎作品【紅】 5冊目 (775レス)
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629: 真九郎の婿入り [sage saga] 2016/10/29(土)02:03 ID:rDDhU3xO(11/11) AAS
 夕乃にとって真九郎がかけがえのない存在であるように、真九郎にとっても
夕乃の存在は欠けてはならない大切な存在だった。

 つまり、とうの昔に夕乃と願いは叶っていた。想いは通じていた。 

「えっと...じゃあ一週間に二、三回は崩月の家に戻るよ」
「あああ...もう、嬉しくて嬉しくて涙が止まらない...」

 涙を流しながらも、真九郎と晴れて両想いになれた夕乃の笑顔はこれまで
真九郎が見てきた夕乃の笑顔の中でも最高に素晴らしいものだった。
 
「真九郎さん...キスして?」

「今日のことが夢じゃないって証を、私に刻みつけて...」

 目をつぶり、真九郎のキスを待つ夕乃。

 真九郎は、躊躇うことなく夕乃の唇を奪った。

 
 次回 夕乃の嫁入りに続く
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