[過去ログ] 【俺の妹】伏見つかさエロパロ20【十三番目のねこシス】 (807レス)
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593: 風(後編) 37/63 2011/07/18(月)10:30 ID:8mgfk2k0(21/48) AAS
「でも、お兄さん。顔色が……」
「何、大丈夫だ」
あやせにそう言われるとは、本当に状態が悪いんだな。
枯山水を本物の水流と感じたのも、苦痛で錯乱しかけているためなのかも知れない。
そろそろ、この野点が終わってくれないと、足どころか、頭もどうにかなってしまいそうだ。
「では、名残惜しいですけど、そろそろお開きに致しましょうか」
唐突に響いた保科さんのその声で、俺は心底助かったと思った。
時計を見ると、午後四時きっかりだ。招待状に書いてあった通りの時間で野点を終えたらしい。
保科さんも俺の具合がかなり悪いことは知っているが、接待する側の手前、他の招待客を無視して野点を
早めに切り上げるなんてのはできないからな。
「母屋の一室にお酒と簡単なお料理を用意しております。宜しければ、そちらで暫しおくつろぎください」
先ほど落雁を配ってくれた女性がそう言って招待客たちを母屋へと案内している。
まず、お茶の先生が先に立ち、続いて市長、市長の夫人、坊さんといった具合に、各々が席を立って母屋
の一室とやらへ向かっていった。
後に残るは、保科さんと俺とあやせだけだ。
「高坂さん、もう脚を伸ばしても大丈夫ですよ」
そう言われても、感覚が失せた俺の下肢は、膝から下が石みたいだ。俺は、いざるように身じろぎして、
足の痺れをごまかそうとした。
「お兄さん、何を貧乏ゆすりしているんですか!」
我ながら相当にみっともないことは自覚しているが、こんな風にしか動けないんだからどうしようもない。
それでも俺は、どうにかして立ち上がろうと、恐る恐る腰を浮かせた。
その瞬間、痺れを通り越した激痛が膝下からつま先まで襲ってきて、俺は堪えるために目をつぶった。
「もう〜、じれったい!」
そんな状況で、あやせが俺の背中を両掌でどやしつけたからたまらない。
「バカ! いきなり何しやがる」
俺はバランスを崩し、つんのめった。
「!!!!!」
いきなり、ぐにょんとした弾力を顔面に感じ、ほんのりとした香りが俺の鼻腔をくすぐった。
驚いて目を開けると、鴇色の着物と白い襦袢の重なりがあって、その隙間からは白い柔肌が……。
「あぅ! こ、高坂さん、い、いけませんわ、こんなことなんて……」
ちょっと上ずった感じの保科さんの声が、すぐ上から聞こえてきた。
あろうことか、あやせに背中を突き飛ばされた俺は、保科さんの胸元に顔面をダイブさせていたのだ。
「う、うわぁ! す、すいません」
慌てて俺は保科さんの身体から離れようとした。だが、悲しいかな、膝から下の感覚が定かでない状態で
は、立つことすらおぼつかず、俺の頭は、そのままずるずると保科さんの胸元から腹部をなぞるように落ち
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