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怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/
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296: 名無しさん@ピンキー [sage] 2017/11/19(日) 10:37:12.09 ID:/OyN531i >>295 第十話で失敗してもバラまくって描写されてるぞ あとsageようね http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/296
297: 名無しさん@ピンキー [sage] 2017/11/19(日) 11:17:03.87 ID:xi+e41ax >>296 これは申し訳ない。読み込みが足りませんでした。 am再開で久しぶりにコメントしてsage進行を忘れていたのもすいません。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/297
298: 名無しさん@ピンキー [sage] 2017/11/19(日) 23:05:17.87 ID:AZeqIEYp アクアメロディの正史って描写された中では夜暗にはどこまでされたんだっけ クレーン車で吊り下げられるところまで追いつめられるのは回避してたかな http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/298
299: 名無しさん@ピンキー [sage] 2017/11/20(月) 06:49:28.59 ID:CIh7QAqr >>298 最後に勝利したというIFルートということですが、クレーン車まで行っていたらもっと過激な写真や映像が出回っていそうですし、対ダーク戦で勝利した続編では? http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/299
300: 名無しさん@ピンキー [sage] 2017/11/22(水) 00:30:51.24 ID:VZOyz2/8 衆目で勃起した乳首をマイクで責められ、 その上漏れた喘ぎ声をマイク越しで聴衆に聞かれるというの凄い興奮した http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/300
301: AM [sage] 2017/11/23(木) 10:48:07.93 ID:amBTRuIe 昼以降から投下開始します。 作品は「怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー 第十一話」となります。 前作正史についてですが、夜暗が余裕ぶっこいてる隙をついてアッサリ勝利したという事で。 なのでクレーン車やストリップもなく無傷の決着となっております。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/301
302: 名無しさん@ピンキー [sage] 2017/11/23(木) 11:25:55.34 ID:RMc+Izmx おお、期待してます! http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/302
303: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/23(木) 12:49:17.62 ID:amBTRuIe 屋敷を中心に、約一平方キロメートルに及ぶ敷地内に作られた竹林による迷宮、通称「竹林迷路」 竹をこよなく愛する佐竹緑郎主導で制作されたこの迷路は、上空からは笹の葉が邪魔となり 外部から入口と出口を繋ぐ正解のルートを調べるのは難しくなっている。 では警備員の持つ地図を奪えばいいのかというと、これも無理な話だった。 彼らは地図を持ち歩いてはいない。自分の持ち場周辺のみを頭に叩き込んで警備しているからだ。 勿論正門からまっすぐ伸びている正式な来客用の通路は存在しているのだが 身を隠すものもなく、前後から挟まれれば一巻の終わりのこの通路を使う侵入者はいない。 要するに、ひとたびこの迷路に入り込んでしまえば、自力で脱出する以外の手段はないのである。 「まだ出口に辿り着けないなんて、どれだけ広いのこの迷路って……」 そんな制作者以外には大不評な竹林迷路をうんざりした表情で進んでいくひとつの影。 それはつい一時間ほど前に佐竹緑郎から盗みを働き終えた怪盗アクアメロディだった。 「ううっ……股下がスースーして落ち着かない……」 足の付け根にひんやりとした夜風が当たるたびに、落ち着かない気持ちになる美音。 それもそのはず、謎の男から下されたミッションの一環として、彼女は今ノーパンだった。 防護面でいえば薄布一枚の差でしかないのだが、下着を穿いているかいないかでは大きく違う。 下半身はただでさえ中身が露出しやすいミニスカートなのだから、迂闊な動きをしてしまえば ガードのない乙女の一番大事な部分があっさりと人目に晒されてしまうことは間違いない。 もしそんな場面を他者に見られたら恥ずかしいのは勿論だが、露出狂の変態扱いされてしまう。 アクアメロディはノーパンで盗みを働く露出狂。そんなレッテルを張られるのは御免だった。 「胸も、動くたびにいつもより揺れるし……」 下半身と同じく、上半身も下着を身に着けることが禁止されている。 こちらは上着があるため素肌を見られるということはまずないが、その代わりに普段はブラジャーで 押さえつけられている豊満な双乳が解放の喜びからアクションのたびにワガママに暴れてしまう。 しかも、間近で注視しなければわからない程度ではあるが、コスチュームの上着を大きく膨らませている Eカップバストの先端では、乳首のかすかなぽっちが浮かび上がっていた。 「とにかく、この状態を気づかれないためにも、早く脱出しないと……!」 本来ならば、侵入に使ったルート。秘密部屋から敷地外に繋がる緊急脱出道を使うのが一番安全。 謎の男からの情報にもそう記されていたし、実際に使ってみて不都合もなかった。 だが「行きはいいが、帰りは迷路を通ること」がミッションの中にある以上、従わざるを得ない。 無用な苦労をさせられる不満と、これになんの意味があるのかという疑問に思考の一部を奪われつつ 怪盗少女は外へ向かって駆け足で、しかしスカートが捲れないように注意して走っていく。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/303
304: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/23(木) 12:54:59.36 ID:amBTRuIe 「いたぞ、アクアメロディだ!」 曲がり角から屋敷の警備員が現れたのはそれから一分後のことだった。 数は三人と少ないが、警察を含めれば今まで遭遇してきた追跡者は既に三十人を超える。 竹林に機械を持ち込まれることを好まない佐竹の意向ゆえに、トランシーバーで敵に連携されることも 監視カメラで位置把握されることもなく、罠も竹槍落とし穴や竹のしなりを利用した捕獲罠など 原始的なものばかりなので、移動距離を除けば実のところこの迷路自体の難易度は高くない。 精々が偶然出くわした少人数との遭遇戦になるくらいなのだが、その頻度がとにかく高すぎる。 「もう、キリがないんだから……仕方ないわね、かかってきなさい!」 「小娘が!」 足を止め、待ち構える態勢をとる怪盗少女へと激高した警備員の一人が突撃。 できるだけスカートが乱れないように突き出された拳をかわした美音は、相手の背後に回り込むと 無防備な背中へスタンガンで一撃。あっさりと一人目を撃沈する。 「クソッ! ……うっ!?」 「タイミングがちょっと遅い、残念っ!」 同僚に少し出遅れつつも、アクアメロディの華奢な背中へととびかかろうとした二人目は 振り向きざまに放たれた麻酔銃の針を額にもらい、標的に辿り着くことすらできずに倒れてしまう。 「さあ、貴方はどうするの? 逃げるのなら追わないけど」 「……そうはいかない。給料分は働かないといけないんでね」 先の二人に比べて慎重派なのか、最後の一人はいつの間にか麻酔銃の射程範囲外まで引いている。 だが、不利な状況を自覚しているがゆえに、どうするべきか迷っているのだろう。 視線は油断なく決して切らないが、それ以上のことはできない様子だった。 「あんまり時間はかけられないの。こないのなら、こっちからっ!」 時間をかけすぎて応援がやってきたり、脱出が遅れてしまうのは望ましくない。 そう考えた末に、目の前の警備員は恐れるに足りずと判断し、一気に間合いを詰めるべくダッシュ。 案の定、機先を制した動きに対応できない三人目を昏倒させるべく麻酔銃を構える怪盗少女。 しかしその瞬間、思わぬ風の悪戯が彼女に襲い掛かった。 「―――えっ?」 ヒュオオッと音を立てて竹林の間を通り抜けた一陣の風は態勢を崩すほどの強風ではなかったが アクアメロディのミニスカートを捲り上げるには十分な風量を持っていた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/304
305: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/23(木) 12:59:44.34 ID:amBTRuIe 「きゃあ!」 警備員との戦闘を繰り広げながらも、念のためにと下半身に注意を払っていたのが功を奏し あわやノーパン状態の下半身が御開帳、という危ういところで美音のガードは間に合った。 しかしその代償として両手が一時的に使えなくなり、当然麻酔銃から針は発射されず。 そして天から降ってきたその隙を、警備員の男は見逃さなかった。 「なんだかわからねえが、チャンス!」 「ちょ、ちょっと待って……! ああ、もうっ!」 千載一遇の機会を逃すまいと、先程までの引け腰が嘘のように男は勢いよく地を蹴る。 形勢逆転とばかりに詰まっていく距離に、スカートを押さえたままで動きが制限された怪盗少女は 一旦態勢を立て直すべくバックステップし、跳躍と同時に麻酔銃を持つ右手を改めて構えた。 左手は下半身をガードするために使われたままだが、問題はない。 男の攻撃が届くのが先か、アクアメロディの射撃が先か。結果、先を取ったのは後者だった。 「ぐがっ……」 首筋に針を撃ち込まれ、途端に力なく地面に崩れ落ちていく三人目の警備員。 これでこの場の勝利の軍配は怪盗少女に―――とは、いかなかった。 「よし……っ!?」 危ないところを切り抜けた余韻に浸りつつ着地した瞬間に耳に届く、ガサリという草ずれの音。 不吉な予感を覚え、足元を見てみれば、そこでは輪っか状に編まれた縄が右足首を捕らえていた。 「しま―――!」 グンッ! と縄が繋がっている竹が一気に反り返り、捕らえた獲物を釣り上げる。 アクアメロディの軽い身体は、自然の力にまったく逆らえずあっという間に宙へと放り上げられ 地上から五メートルほどのところで、片足を縛られたままの状態で逆さまに吊るされてしまい 自然、重力に従ってスカートは垂れ下がり、中に隠れていた処女地とお尻が丸出しになってしまう。 「きっ、きゃあああっ!」 片足だけが捕らわれているがゆえに開脚を強いられ、スカートはまったく役目を果たせない状態 という、あまりにも大胆な格好を晒していることを自覚した美音の羞恥の叫びが場に響き渡る。 顔を真っ赤に染めながら慌ててスカートの前後を押さえ、大事な場所を見られまいと隠すが 幸いにも先程まで戦っていた警備員たちは全員地面に俯せに倒れこんで気絶しているため この恥ずかしすぎる格好を誰かに見られることはなかった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/305
306: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/23(木) 13:02:52.15 ID:amBTRuIe (油断した……また、こんな罠に引っかかっちゃうなんて……っ) 過去にも一度(外伝参照)同じ罠にかかったことがある身としては、自身の迂闊さを嘆くしかない。 しかしここで後悔にひたり、慌てるだけで時間を費やすのは愚の骨頂である。 冷静に落ち着いて、しかしできるだけ早くこの状況から脱するべく、リボンの下に仕込んでいた 折り畳みナイフを取り出した美音は、右足首を捕らえている縄を切断し始める。 「うう、私今凄い格好してる……」 逆さ吊りの状態から足首の縄を切るためには、身を起こし片手で縄を掴んだU字の体勢になり その状態を固定したままもう片方の手でナイフを使う、という形にならざるをえない。 だが、当然そうなると両手が塞がることになり、股間は下側からの視線に無防備になってしまう。 つまり、もしこの場に新手が現れれば美音は恥ずかしい部分を隠しようもなく見られてしまう上 ショーツを穿いていないことまでが相手に知られてしまうのだ。 「早く切らないと……っ!?」 タッタッタ…… 女の子としての窮地に気をはやらせる怪盗少女は、しかし近くから聞こえてきた足音に心臓を跳ねさせる。 この状況で最も起きてほしくなかった事態、すなわち新手が近くまでやってきたのだ。 「う、嘘! 早くしないと、こんなところ見られたら、私っ」 焦りに手元が滑りそうになりながらも、ナイフを動かし続ける。 しかし、動揺からかバランスを崩してしまい、反動で吊り下げられた身体がグラグラと揺れて 夜空の中剥き出しの桃尻が美味しそうにプルプルと震えるという扇情的な光景が生まれてしまう。 そんな無意識のサービスカットを作り出したことに気がつかない美音に余裕は欠片もなかった。 「こっちから声がしたぞ!」 (こ、こっちに来ちゃダメぇっ……!) 曲がり角のすぐ向こうから声が聞こえてきて、いよいよ進退窮まる美少女怪盗。 だが、無常にも足音はすぐそこに迫ってきている。 下半身を丸出しにした格好で追っ手を出迎えるなど、そんなことになれば末代までの恥。 アクアメロディとしても、一人の女の子としても一巻の終わりだ。 「お願い、間に合って……!」 「ここか!」 そして、遂に追っ手が姿を見せた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/306
307: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/23(木) 13:06:32.99 ID:amBTRuIe 「あ、危なかったぁ……!」 結論から言えば、美音の丸出し状態の下半身は見られることはなかった。 追っ手が曲がり角から現れるほんの数秒前に縄を切ることができたため、着地が間に合ったのだ。 とはいえ、あとほんの一秒でも遅れていればアウトだったので本当にギリギリだったと言える。 「もうっ、本当ならこんな苦労をしなくてもよかったのに……」 困難を態々増やす色々な、特に下着なしという破廉恥な縛りを課してきた電話の男に愚痴をこぼしつつ 怪盗少女は「何が狙いかは未だにわからないけど、絶対に報いを受けさせてやる!」と気勢を上げる。 そんな彼女が今通っているのは、縦一メートル、横幅二メートルほどの小さく狭いトンネルだった。 着地した後、再度追っ手を蹴散らして進んだ先にあったこの通路は奥行き五十メートルほど。 竹でアーチが作られており、内部は数メートルおきに蝋燭が通路両端に置かれ、明かりを燈している。 前後を挟まれてしまえば逃げ場はないため、本来なら別のルートを探すのが正解なのだろうが ここまで時間をかけすぎてしまったがゆえに気が逸ってしまったのと、少なくとも後方からの追っ手は しばらくは来ないと判断した結果、美音はこのトンネルを通ることにしたのである。 「早く帰ってシャワー浴びたい……」 慣れない条件付きの盗みという難行からくる肉体と精神両面での疲労が積み重なってか 可憐な唇から、いつも自信たっぷりなアクアメロディにしては珍しい弱音が零れる。 だが、怪盗としての勘と体感による推測からすると、ここを抜ければ外はもうすぐそこのはず。 だからあともう一踏ん張り! と自身に鞭を入れた美音は四つん這いで着実にトンネルを進んでいく。 しかし、体勢上、大きめのヒップがミニスカートを少し持ち上げてしまっているため 後ろから見ると裾からは臀部なのか太ももなのかという部分までが露出してしまっており それゆえに、後ろが気になるのか時折腰に手を回してはグイッと布地の裾を下に引っ張ってしまう。 「ふぅ、よいしょっ、ふぅっ」 また、この時怪盗少女は後ろにばかり気を取られていたためまったく自覚していなかったが 上半身、正確にいえば胸元もかなり扇情的な光景を生み出している。 ノーブラであるがゆえに、重力に従って下方にたわんだ乳房が水風船のようにたぷたぷと前後に揺れ その上、コスチュームの上着が胸の動きに引っ張られる形で乱され、首元の襟が肌から少し離れて その隙間から九十センチオーバーバストの谷間がチラリと覗けてしまっていた。 「ふうぅっ、そろそろ半分を超えたかしら……って、えっ?」 今の自分がどれほど男を情欲に誘う見た目になっているのか、まったく自覚のないまま 息を少し切らした美音は一旦現在の進行状態を確認するべく、後ろを振り向き。 そして次の刹那、仮面で素顔を隠しているその美貌に眩しい光が当てられた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/307
308: AM [sage] 2017/11/23(木) 13:11:29.95 ID:amBTRuIe 例によって規制にかかってしまったため あと五レス残ってますが、それはまた二十四時間後以降に投下します http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/308
309: 名無しさん@ピンキー [sage] 2017/11/23(木) 13:18:17.00 ID:UWKGTjL5 お疲れ様です! ノーパン激写とまではいかなくても かなり危うくて実用性の高い写真が撮られてそうでwktk http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/309
310: 名無しさん@ピンキー [sage] 2017/11/24(金) 04:08:54.04 ID:pS2z/Uv9 その光は…。機械が持ち込めない以上マスコミ以外だと思いますが、警備なら蹴散らせてもマスコミだったら厳しいですよね。 マスコミと言えば覗井照は出てくるのでしょうか?彼の番組で特集されたり、さらに撮馬久留夫と組んだりすればものすごい番組ができそう。 さて、上半身のガードが甘いアクアメロディ、コスチュームは新調されているのか?されていなければきついままのわがままバストがどうなるか見ものです。 AMさんも書かれていましたが最後の投稿が2011年の5月のシーフイントラップですが、他の板で新作はあったりするのでしょうか? 以前お聞きした時に教えていただいた魔法・超能力のとある、正義のヒロインのジャミング以外にあれば教えていただきたいです。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/310
311: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/24(金) 13:26:57.72 ID:oQTklGl6 「えっ……あ! あの人はっ!?」 「いっ、いたーーーっ!!」 トンネルの入り口に身を屈め、大声を出しながら指差してくるその若者に美音は見覚えがあった。 小銭警部率いる怪盗捕縛チームの一人で、確か名前は間貫。 過去の塔亜邸からの脱出の際のどさくさに紛れて乙女の一糸纏わぬ胸を揉みしだいてきた男だ。 所業が所業だけに、良い印象がない。というか、苦手意識のある相手だがこの状況で出くわすとは。 (けど、これだけ離れていれば問題はないはず) 既に自分はトンネルの半分を越えたあたりまで進んでいる。 通路の低さゆえに内部の移動手段が四つん這いに限られる以上、今から彼が追い付くことはほぼ不可能。 出口側には今のところ人の気配はなく、挟み撃ちをされる心配もない。 どうやら一人のようだし、脅威ではないだろう。そう美音は判断したが、それは間違いだった。 間貫は明かりのランタンを手放し、地に俯せになり、匍匐前進の体勢をとると なんと、まるで夏場の台所に出現する黒いアレを彷彿させる速度でトンネルに突入してきたのである。 「降って湧いたこのチャンス、逃がさないぞアクアメロディ!」 「えっ、えええっ!?」 地面を指先とつま先で上手く掴む動きで接近してくる若者警官に驚きを隠せない怪盗少女。 正直気持ち悪いというか、人間としてありえない速度の動きだ。 しかし、そんな美音の感想とは裏腹に、間貫は遂に自分の努力が活きる時が来たことに感激していた。 夜目が利くこと以外、特に取り柄のなかった彼は何か一芸を身に着けようと常日頃から考えていた。 出した結論が「匍匐前進」だったのは、怪盗と言えば排気口内部の移動! というイメージから。 ならば狭く低い通路で素早く移動ができるというのは圧倒的なアドバンテージになる、と思ったのだ。 まあ、使いどころが限定的すぎるがゆえに理解者はいなかったのだが…… (今、全てを出し切る時!) 怪盗捕縛チームの最大標的であるアクアメロディを自分一人の手で捕縛することができれば大手柄。 他のメンバーからは一目置かれるだろうし、上司の小銭も褒めてくれるだろう。 ひょっとしたらそこから運が向いてきて、塔亜邸で出会った麗しの君とも再会できるかもしれない。 段々と都合の良い思考が湧き出てきていたが、それでも間貫のやる気を上げるには十分だった。 「う、嘘っ、追い付かれる……!?」 一方、思わぬ相手による怒涛の這い寄りに焦ったのは、追われる立場にいる怪盗少女だった。 前にしか逃げ場がない以上、できることと言えば足を止めない以外にない。 だが、出口まであと十メートルを切ったあたりで、遂に間貫に追い付かれてしまう。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/311
312: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/24(金) 13:31:46.31 ID:oQTklGl6 「逃がすかーっ!」 「きゃっ……!」 どうしてもお尻が気になって速度を出せない四つん這いの美少女怪盗のすぐ後ろにまで到着した間貫は 四肢に渾身の力を籠めると、低空で跳躍し、ラグビーのタックルさながらに飛び掛かる。 当然、美音は狭いトンネルの中で身をかわすことなどできるはずもなかった。 「―――むぐっ!?」 「ひゃあんっ!?」 ぼふんっ! 勢い余った若き巡査の跳躍を止めたのは、弾力に富んだふたつの水蜜桃だった。 「も、もごもごッ!!(こ、これはっ!!)」 「やっ、あっ! ちょっと、ど、どこに顔を突っ込んでるのよっ!?」 「もごーっ!(ケツだーっ!)」 風船のような張りと弾力を持ちながらも、心地よい柔らかさが伝わってくる重量感。 前に偶然触ったことがある麗しの君のおっぱいのそれとはまた違う、女体特有の触り心地。 スカート一枚で隔たれているだけの美少女怪盗の臀部という魅惑の柔肉は間貫を一瞬で虜にした。 (な、なんというデカさと柔らかさ! おっぱいと甲乙つけがたい! じゃなくて!) 想定とは少し違った形にはなったものの、狙い通りアクアメロディの捕獲には成功。 両腕で太ももを抱え込むようにホールドしたので、これで相手はそう簡単には逃げられない。 ゆえに重要なのはここからなのだが、この状況で手錠をかけるのは流石に難しい。 かといって、この体勢のまま人ひとりを抱えてトンネルから出るというのも無理がある。 となると、一番いいのはこの密着捕縛体勢を継続し、応援を待つことだ。 この状況で応援さえくれば最早怪盗少女に打つ手はない。だから、このままでいるのがベストなのだ。 (そう、これは正義のためだ! だからアクアメロディのお尻を堪能することになっても不可抗力!) 傍目には痴漢そのものな自分の行いを無理やり正当化する間貫。 しかし、当然ながら恥ずかしい場所に顔を押し付けられている側はたまったものではないわけで。 「このっ、んっ! 離れなさい……っ!」 美音は乙女のお尻に取り付いてきた破廉恥漢をどうにか引き離そうと四苦八苦するが 太ももをガッチリ抱え込まれてしまっているため、腰から下はほとんど身動きできない。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/312
313: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/24(金) 13:36:25.81 ID:oQTklGl6 (こんな時にスタンガンはバッテリー切れ、麻酔銃も弾切れだなんて……!) 道中、数十人の警備員及び警察を毎回律儀に全員倒していったことがあだとなり 一撃必倒の武器は現在使用不可能。また、この狭所では煙玉も催涙玉も使うわけにはいかない。 上半身は自由に動かせるも、腰が入らない状態ではロクな打撃を繰り出すことができず。 それでも羞恥心と嫌悪感に突き動かされて美音は手打ちのパンチを相手の後頭部にヒットさせるが やはり大したダメージにはならないのか、まったく拘束が緩む気配はない。 「もふもふもふもふっ!」 「ひゃっ! あんっ! やめて、顔振っちゃダメぇっ!」 徐々に若き迸りを抑えられなくなってきたのか、間貫の動きが大胆なものへと変化。 鼻先をお尻の割れ目に突っ込んだ状態から頭を左右に勢いよく振り始める。 そんなヒップ版のぱふぱふともいうべきな痴漢攻撃にたまらず悲鳴をあげる美音だったが 美少女怪盗の桃尻を味わうことに夢中な警察官失格男の耳には届かない。 「くんくん……スーッ、ハーッ!」 「きゃあああっ! バっ、バカぁっ! なんてところの匂いを嗅いで―――んぅっ!」 (ああ、いい匂いだ……これが女の子の、アクアメロディの匂いか……) 「このっ、変態! えっち! はぅ……! いい加減にしないと後で酷い目に……」 更に間貫は鼻先をより一層谷間にグリグリと押し込むと、あろうことか匂いまで嗅ぎ始めた。 いつも清潔にしているとはいえ、身体で最も不潔な部分の匂いを布一枚越しに好き放題吸引されるなど 初心な美音にとっては顔から火が出るほど耐え難い恥辱である。 だが、懸命に腰を動かそうとしても、足が固定されているため弱々しい動きにしかならず むしろ男を誘惑するような官能的な仕草となって、間貫を一層興奮させる結果に終わってしまう。 「んううっ……!!」 (へ、変なところに息が……!) 時折、蹂躙されるお尻の表面を流れ落ち、両脚の付け根の前側へと入り込んだ鼻息が 生暖かい微風となって下着の守りを持たない処女の閉じた柔筋を撫でていく。 そして、そのたびに怪盗少女の背筋が軽くのけぞり、何かを耐えるように唇を噛み締めた赤ら顔が 蝋燭の淡い光の中で照らし出されるという光景がしばし繰り返された。 「ふぅ……はぁ……はぁ……」 そして三分が経過した頃、美音は完全にグロッキー状態だった。 顔はおろか、全身が羞恥と与えられる刺激によって上気している様はなんともいえない色香を発している。 しかし、若き変態警官による恥辱は未だ終わらず、更なるピンチが怪盗少女を襲う。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/313
314: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/24(金) 13:40:21.33 ID:oQTklGl6 「ハァハァハァ……」 「やっ……そ、それはダメ! ダメだってば!」 間貫がアクアメロディのお尻を堪能するために起こした次なる行動は頬ずりだった。 だが、先程とは違い、その動きは今の怪盗少女にとっては危険極まりない。 何故なら、彼女は現状文字通りのパンツはいてない状態。 そして頬ずりによる上下の動きは最後の砦であるスカートを徐々に捲り上げていくわけで。 (いけない、このままスカートが捲れたら……!) トンネルの中での密着状態なので視界は制限されているが、もしスカートの守りを突破されて お尻に直接触れられてしまったら、そこに下着が存在しないことはすぐにわかってしまうだろう。 怪盗云々以前に一人の女の子としての尊厳にかけてそれだけは防がなければならない。 しかし、振り払おうと懸命に腰を揺すっても、煩悩パワーに支配された変態警官の拘束は緩まず むしろ美音側の動きが加わることで、より一層スカートの捲れ具合が危険なことになっていってしまう。 (―――あっ、ダメぇっ!!) そして遂に、危険水域を越えた布地の下から生尻がふるりと震えながら顔を出した。 臀部の下半分が完全に露出し、尻たぶに興奮から紅潮した間貫の頬が触れてくる。 裸のヒップに直接男の顔を当てられている嫌悪と羞恥に怪盗少女の全身がビクリと跳ねるが それ以上に、ノーパンがバレてしまったという事実に美音は打ちのめされてしまう。 次にこの男はなんと言ってくるのだろうか。変態に変態扱いされてしまうのか。 悪い未来予想図にガクリと頭を落としかけるが、しかし間貫が次に発した言葉は意外なものだった。 「この感触は……まさか! アクアメロディの下着がてぃ、Tバックだとぉっ!?」 「……えっ?」 「こんなミニスカートでTバックとはなんて素晴らし……いや、けしからんことを!」 抑え込み切れない本音を覗かせつつも憤る若き警官にきょとんとするが、すぐに理解した。 この男はショーツの感触がなかったことを、Tバックを穿いていたからだと勘違いしているのだと。 九死に一生を得た美音は、すぐさまそこに便乗する。 「ふ、ふふっ。女性経験があまりなさそうなお兄さんには刺激が強すぎたかしら?」 「だっ誰が童貞だ! くそっ、この程度の色気でこの俺が釣られ……あぁ、柔らかい……!」 無理に余裕ぶったためかなり棒読み臭かったが、興奮状態の間貫はアッサリと引っかかる。 安堵にホッとする怪盗少女だったが、危機は依然として継続中。 足をピッタリと閉じているために前側は見えず、後ろ側は露わなのが未だ下半分だけなので 相手もどうにか勘違いをしてくれているが、これ以上スカートが捲れると今度こそアウトだ。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/314
315: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/24(金) 13:43:59.59 ID:oQTklGl6 「まったく下着が見えないなんて、くうぅ……食い込みすぎだろ!」 (穿いてないんだから当たり前でしょ! ……だ、だからもう見ないでぇ!) ノーパン痴女と思われるよりかはマシだが、Tバックでも正直大胆なことには変わりはない。 あとはどうかこの男がこのことを黙っていてくれることを願うだけだ。 生尻を見られ触られ続けている状況に内心で涙目になりつつも、抵抗を続ける半ケツ状態の美少女怪盗。 「ぐへへ……」 「ひっ!?」 脱出の機会が訪れたのは、アクアメロディの下半身を拘束していた間貫の両手が動き始めた時だった。 お尻だけに飽き足らず、その下で剥き出しになっている太ももにまで手を出してきたのである。 汗ばんだ手で太ももを撫でまわされる感触に悪寒が走るが、それは同時に拘束の緩みでもあり。 (こ、この、調子に乗って……でも、チャンス!) 「―――えいっ!!」 「ムフフ、こっちもおっぱいやお尻とも違った柔らかさが―――むわぷっ!?」 ホールドが弱まった隙をついてグッと前傾姿勢をとり、溜めた力を反動で一気に後方へと解き放つ。 ばいんっ!! 怪盗少女渾身のヒップアタックが炸裂し、目の前の女体に夢中だった間貫はたまらずひっくり返ってしまう。 「あ、やばっ……」 距離ができたことによって形勢が逆転したことに気がついた間貫は青ざめるが後の祭り。 慌てて体勢を立て直そうと起き上がるが、そんな彼の目に映ったのは猛然と迫りくる靴裏だった。 「散々好き勝手にしてくれて、許さないんだからっ!」 「ぶげっ!」 「この、この、このっ!」 ゲシ、ガシ、ドガッ! これまでの鬱憤を晴らすかのようなアクアメロディの後ろ蹴りが何度も変態警官の顔面にヒットする。 四つん這い状態から繰り出されていたため威力自体は高くはなかったが、数が重なればダメージは甚大。 あっという間に顔を腫らした間貫は、欲につられて千載一遇の機会をフイにしたことを悔やみ そして、抜け目なくチラリと足の付け根に垣間見えた怪盗少女の下着の色を確認しながら気絶するのだった。 (……黒!) http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/315
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