[過去ログ] 怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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290: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 2017/11/17(金)14:12 ID:bNl/EUSR(4/5) AAS
「え!? ちょ、ちょっと!?」

が、名乗りを上げる暇すらない屋敷主の突然の暴走に面食らったのは突撃先にいる怪盗少女だった。
それはそうだろう。応援を呼ぶでも逃走するでもなく、無策で突進してくるなど予測できるはずがない。

「死ねぇぇぇっ!」
「わ、わわっ!」

必死の形相で襲い掛かってくる初老の男に動揺しながらも、場慣れした肉体は自然と動いていた。
闘牛のようにまっすぐ突っ込んでくる頭を両手で押さえながら、馬飛びで華麗にかわす。
そのまま勢いが止まらず、顔から壁に突っ込んだ佐竹は気絶したのかピクリとも動かない。
一方、相手を踏み台に宙を舞ったアクアメロディこと美音のほうはと言うと
180度近くまで大きく開脚された下半身を覆うスカートがヒラリと浮き上がり
ムチッと張りつめたツルツルの太ももと、更にはその上の付け根部分が露わになりかけ―――

「あっ、やだっ!」

しかし危ういところで素早く動いた両手で押さえられ、事なきを得る。
そのまま、無事に元の位置へと戻されたミニのスカートをキュッと太ももで挟み込むようにしながら
着地する怪盗少女だったが、その挙動は普段の彼女からすれば明らかに不自然だった。
いくら素は普通の女の子だとはいえ、アクアメロディの時の美音は羞恥心を意識させられない限りは
スカートが捲れかけたくらいでは動じずにアクションをこなすことができる。

「み……見られてない、わよね……?」

後ろを振り向いて佐竹の様子を確認する美音だったが、その声音には多分の羞恥が含まれていた。
普段ならば凛々しく背筋と足を伸ばして小悪魔な笑顔と共に勝利のキメを行うところだが
何故か今の彼女は背を丸めて胸元を両腕で隠すようにし、足も内股気味という奇妙な格好をとっている。
それはまるで何かを隠し、それがバレることに怯えているかのような態度で。

「うん、完全に気絶してる。飛んだ時は下を向かせたし……見られてない、大丈夫!」

自分に言い聞かせるように頷きつつ、床に放り出されたエメラルドを回収する美音。
既に佐竹緑郎による悪事の証拠も変態趣味もメモリーカードに保存してあり、あとは脱出するだけ。
しかし、彼女にとってのミッションはここからが本番だった。
謎の男からの告げられたふたつめのミッションは指示された「ある前提条件」を守りながら
佐竹邸から盗みを働き、その後、竹林迷路を通って脱出すること。

そして「ある前提条件」とは―――当日は上下の下着を身に着けてはいけない、というものだった。
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