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怪盗が捕まってあんな事こんな事・・・第6夜 (965レス)
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322
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怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜
2017/11/30(木)13:13
ID:vlP9l13d(2/6)
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322: 怪盗アクアメロディ 〜インビシブル・ストーカー〜 [sage] 2017/11/30(木) 13:13:56.47 ID:vlP9l13d 「ふぅっ、長かった迷路もようやく終点ね」 目の前にそびえたつ、格子状に組まれた竹幹の壁を見上げながら安堵の吐息をひとつ。 この壁は竹林迷路の外周を囲んでいるもので、隙間から見える向こう側にはもう竹が見えない。 散々自分に破廉恥行為を働いてきた年若の男警官をボコボコにし、トンネルから出てきた怪盗少女は ノーパンノーブラ状態という羞恥を乗り越え、ようやく出口まで辿り着いた達成感に口元を綻ばせる。 「うん、向こうには人もいないようだし、ここから出ようっと」 今回も謎の男の指示通りマスコミに予告状を出しているため、敷地の外には大勢の記者やカメラマンが 詰めかけているが、その大半は正門付近に陣取り、お目当ての登場を今か今かと待ち構えている。 中にはアクアメロディが馬鹿正直に正門に来るはずがないと考え、壁の外を張っている者もいるが 土地の広さが広さなので当然全てを監視できるはずもなく、山勘で張り込むしかない。 幸いにも目の前の壁の向こう側には人がいる様子はないため、脱出に支障はなさそうだった。 「よーく狙って……と」 ボシュッ! 左腕を斜め上に向けて構えた数瞬後、グローブから先端にフックのついたワイヤーが打ち出され それは狙い違わず壁の頂点に達し、格子の隙間に引っかかって固定される。 ワイヤーが巻き取られはじめ、アクアメロディの細身を上方へと引き上げていく。 「さて、あとは上につくまで……」 「そうはいかんぞアクアメロディ!」 「えっ? って、こ、小銭警部!?」 上昇を始めた怪盗少女の耳を貫く怒声を上げたのは怪盗捕縛チームの隊長、小銭だった。 別ルートで迷路を脱出してきたのだろう、身体に笹の葉を多数纏わせながらも肩を怒らせている彼は 一人ではあったが、ようやく標的を見つけたとあって目を爛々と輝かせている。 しかし、その登場はいささか遅かった。既に壁際を昇りつつある美音に対し、小銭はまだ壁まで距離がある。 「くすっ、小銭警部。残念だけどまた今度ね」 先程追い付かれるはずがないと油断して酷い目に合ったばかりだが、二度も不運は続かないだろう。 その余裕から笑みを零した美音はウインクを飛ばして小銭に別れの挨拶を告げる。 だが、それがフラグだったということに彼女が気がついたのはそのすぐ後のことだった。 「逃がさぁぁぁぁん!!」 距離的に追いつくのは無理。それは小銭とてわかっているはずなのに彼の瞳に諦めはない。 すぐ傍に置いてあった伐採済みの竹幹を一本手に取ると、それを前方に突き出すようにしてダッシュ。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1319468991/322
ふぅっ長かった迷路もようやく終点ね 目の前にそびえたつ格子状に組まれた竹幹の壁を見上げながら安堵の吐息をひとつ この壁は竹林迷路の外周を囲んでいるもので隙間から見える向こう側にはもう竹が見えない 散自分に破廉恥行為を働いてきた年若の男警官をボコボコにしトンネルから出てきた怪盗少女は ノーパンノーブラ状態という恥を乗り越えようやく出口まで辿り着いた達成感に口元を綻ばせる うん向こうには人もいないようだしここから出ようっと 今回も謎の男の指示通りマスコミに予告状を出しているため敷地の外には大勢の記者やカメラマンが 詰めかけているがその大半は正門付近に陣取りお目当ての登場を今か今かと待ち構えている 中にはアクアメロディが馬鹿正直に正門に来るはずがないと考え壁の外を張っている者もいるが 土地の広さが広さなので当然全てを監視できるはずもなく山勘で張り込むしかない 幸いにも目の前の壁の向こう側には人がいる様子はないため脱出に支障はなさそうだった よーく狙ってと ボシュッ! 左腕を斜め上に向けて構えた数瞬後グローブから先端にフックのついたワイヤーが打ち出され それは狙い違わず壁の頂点に達し格子の隙間に引っかかって固定される ワイヤーが巻き取られはじめアクアメロディの細身を上方へと引き上げていく さてあとは上につくまで そうはいかんぞアクアメロディ! えっ? ってこ小銭警部!? 上昇を始めた怪盗少女の耳を貫く怒声を上げたのは怪盗捕縛チームの隊長小銭だった 別ルートで迷路を脱出してきたのだろう身体に笹の葉を多数纏わせながらも肩を怒らせている彼は 一人ではあったがようやく標的を見つけたとあって目をと輝かせている しかしその登場はいささか遅かった既に壁際を昇りつつある美音に対し小銭はまだ壁まで距離がある くすっ小銭警部残念だけどまた今度ね 先程追い付かれるはずがないと油断して酷い目に合ったばかりだが二度も不運は続かないだろう その余裕から笑みを零した美音はウインクを飛ばして小銭に別れの挨拶を告げる だがそれがフラグだったということに彼女が気がついたのはそのすぐ後のことだった 逃がさぁぁぁぁん!! 距離的に追いつくのは無理それは小銭とてわかっているはずなのに彼の瞳に諦めはない すぐ傍に置いてあった伐採済みの竹幹を一本手に取るとそれを前方に突き出すようにしてダッシュ
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