[過去ログ] 【何発でも】腹責め専門SS・その9【叩き込め】 (554レス)
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552: 親友の“現在” 7/8 2012/04/14(土)18:20 ID:h5JPT044(7/9) AAS
久義は一言も発さず、目を爛々と輝かせて髪を掴んだまま腹を殴り続ける。
嘔吐しても、失禁しても。
酷い状況だった。
スポーツ少女のようにキリリとしていた女の顔が、まるで一生分の苦痛を凝縮したかのように千変万化する。
細い腕は、まるで無意識に許しを乞うように久義の肩を10本指の先で押さえ、
腹部へ拳が叩きつけられる瞬間、まるで熱いものに触れたかのように勢いよく肩から離れる。
はじめこそ地面へ踏ん張っていた両の足は、今や足の甲を地面に擦り付けるように反り、
腹へ打撃が見舞われるたびにつま先で地面へ埃を立てていた。
両脚が宙へ浮くようになってなお、女の背後には壁があるのでどのみち威力は逃がせない。
久義は殴りながら、女の眼を覗き込んでいた。
女は眼にいっぱいに涙を溜めながら、その瞳を睨み返していた。
あまりの苦痛にずるっと白目を剥いてしまってなお、意地で瞳を戻して睨んだ。
身体がどれほどひどい事になっても、声が情けなくなっても、ついにその瞳は死なない。
最後の最後、遠めに見ていた俺にも解るほどに瞳孔が開き、死を思わせるほどに勢いよく項垂れるまで。
「…………へっ。いつもいつも、失神するまで粘りやがって」
久義も肩で息をしながら、汗まみれで女の髪を離した。
そして倒れこんだ女を肩に担いで歩き出す。
「どこ行くんだ?」
俺が問うと、久義は興奮冷めやらぬ表情で振り向いた。
「俺の隠れ家だ。負けた女は一晩好きにされるってのが、この世界のルールなんだよ」
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