[過去ログ] 女性上位で優しく愛撫される小説ver9 (1002レス)
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247: 2014/04/27(日)15:23 ID:NpAEgGmN(4/19) AAS
その女の人は、当たり前だけど僕の知らない人で、とても綺麗なお姉さんだった。
二十歳すぎ、くらいなのだろうか。いとこに高校生のお姉さんがいるけど、それより少し大人っぽく見えた。
肩辺りまで伸びた真っ直ぐな黒い髪や、すべすべな白いほっぺたに、僕は少し見とれた。
お姉さんは他の従業員の人と同じ、スチュワーデスさんみたいなホテルの制服を着て、僕に深々とお辞儀をした。
「スペシャルサービスに参りました者です。どうぞよろしくお願いいたします」
丁寧な言葉づかいに、僕の方が緊張してしまった。何が起こっているのかよくわからないままあわあわと返事をしながら、とりあえず部屋に招き入れた。
「失礼いたします」
お姉さんは綺麗な姿勢で歩いて僕についてきた。ベッドの前まで歩くと、お姉さんはいきなり膝立ちになって僕を見上げた。びっくりして一歩下がってしまう。
「サービスを始める前に、お客様の年齢を確認させていただいてよろしいでしょうか? 何か、年齢がわかるものはお持ちですか?」
訊かれて、僕は慌てて財布を取り出した。入れてあった保険証のコピーを見せる。出かける時はいつもこうして保険証を持ち歩くように言われていた。
「はい、確かに確認いたしました。それでは今回のサービスは無料とさせていただきます」
本当にタダになった。それはわかったけれど、いまだにわからないことがあった。一番大事なことだ。
「あの、すみません。これって、何をするサービスなんですか? お姉さんが、何かを持ってきてるんですか?」
僕が訊くと、お姉さんは少しきょとんとした。
「……ご存じなかったのですか?」
「ああ、うん、そう、です。ごめんなさい。スペシャルサービスって書いてあるから、なんなのか気になって。どうせタダなら、頼んでみようかって…」
なんだか言い訳をしているような言い方になってしまった。
申し訳ないような気分になる。やっぱり何かを知っていないとダメだったんだろうか。
だけどお姉さんはどうしてか、うっすらと笑って言った。
「いいえ、大丈夫です。むしろ私は、嬉しいくらいです」
その綺麗な笑顔に目が釘付けになった。心臓の動きが早まったような気がした。
「? どういうことですか?」
どきどきしながら聞いてみる。
「このスペシャルサービスは、その名の通り特別なもので、物品を提供するものではございません」
じゃあなんなんですか、そう訊こうとした瞬間。
お姉さんの顔が僕に近づいて、一気にぼやけた。
くちびるに、暖かく濡れた何かが触れた。
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