[過去ログ] 女性上位で優しく愛撫される小説ver9 (1002レス)
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248: 2014/04/27(日)15:24 ID:NpAEgGmN(5/19) AAS
「………!?」
僕は目を白黒させた。
両方の頬に、すべすべとした手が触れている。僕の顔を掴んでいる。
それより強烈に、くちびるに走る感覚。
キス、されたんだ。
そう理解すると同時に、一気に恥ずかしくなった。顔が熱くなるのがわかる。とても驚いているのに、体は動こうとしない。
キスは長く続いた。息苦しくなって口を離した。それまで息を止めてしまっていたことに気がつく。
近づけられていた体も離した。心臓がばくばくと鳴っている。
「あら、可愛いお顔。ふふっ、お客様、真っ赤ですよ?」
また見えるようになったお姉さんの顔ははいたずらっぽく笑っていた。相変わらず綺麗な笑顔だけど、見ているとどんどん、心臓が強く鳴っていくような気がする。
「(な、なんで、こんな……っ!)」
袖で口を思いっきり拭いながら、僕はお姉さんに文句を言おうとしたけど、言葉がうまく出てこない。というか口を拭っているので、そもそも言葉になってさえいなかった。
そんなことにも気づかないほど、僕は混乱していた。
「これが、スペシャルサービスです、お客様」
お姉さんの方はさっきと変わらない笑顔で言った。なんだ、なんなんだ、キスするのが、サービス? なんでそんなことを?
なにがなんだかわからない僕に、お姉さんは続けて言った。
「もちろん、これだけではありませんよ?」
お姉さんは立ち上がり、僕に向かってくる。少しぞくりとした。怖くはない、でも逃げ出したいような、でも逃げたくないような。
お姉さんは僕の肩をとん、と押した。僕の体は簡単に傾き、後ろにあったベッドにお尻をついた。
僕の左隣にゆっくりと腰かけて、お姉さんは言った。
「とびっきり特別なサービスを、ご提供いたします」
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