[過去ログ] 女性上位で優しく愛撫される小説ver9 (1002レス)
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3: 冒険者の情愛9 2012/12/30(日)12:03 ID:HlyK8PW8(2/3) AAS
「…………っ」
ずるり、と、何かが抜ける感覚がして、ベルドは体を震わせながら目を覚ました。すぐ傍に、嬉しそうな顔をしたヒオリがいる。
「……おはよう、ベルド。起きた?」
「あ、ああ……」
体には、妙な違和感。というか、主に下半身の一箇所に。ついでに、自分もヒオリも格好は裸。どうやらさっきの感触は、先に目を覚ましたヒオリが(起きてすぐだかどうかは知らないが)自分の中からベルドのそれを引き抜いた感触だったらしい。
「ふふっ……いっぱい、出したね……」
「ぅ……」
最後の本番ならともかく、それ以前には今回もやっぱり一方的に精液を搾られ続けていたのかと思うと、情けないやらなにやらだ。だがヒオリはそんなベルドに唇を重ねると、ね、と耳元で囁いてきた。
「ボク、嬉しいよ? だって、ボクであんなに、感じてくれるんだから……」
「ヒオリ……」
擦り寄ってくる彼女に、ベルドは胸が熱くなるのを感じる。ヒオリの体を抱き締めて、ベルドは左手で頭を撫でた。
「するときには、いっつもされっぱなしだから、言う余裕もないんだけど……」
顔を上げたヒオリに、ベルドは偽りない想いを告げる。
「愛してる。ずっとずっと、愛してるよ」
ぎゅぅっと体を抱き締めて、ベルドはもう一度、ヒオリへの想いを新たにする。ヒオリは自分の腕でベルドの体を抱き返すと、胸に顔を埋めて言った。
「うん……ボクもだよ」
ヒオリはもう一度顔を上げて、ベルドに甘えておねだりする。
「ね……今日も、帰ったら、しよ?」
「ああ……そうだな」
ヒオリの頭を撫でながら、ベルドは笑って言ってやる。
「じゃあ、今度は俺に、やらせてくれな?」
「……うん」
ヒオリは嬉しそうにそう言うと、ベルドの体に顔を埋めた。
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