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【第13号機】新世紀エヴァンゲリオン【第13使徒】 (821レス)
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: 2016/07/29(金)14:18
ID:F7jCpUh9(1/2)
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572: [sage] 2016/07/29(金) 14:18:52.63 ID:F7jCpUh9 気が付くと、見知ったリビングの天井があった。 (あれ、僕、寝ちゃってたのか……?) シンジは、靄がかった頭で記憶を辿る。 (夕飯の後片づけをして、それから……テレビを見てたらウトウトしちゃったんだな……) 眠気と倦怠感に任せ、再び眠りについてしまいたい誘惑に駆られるが、 (ダメだよ。まだお風呂に入ってないし、明日のお弁当の用意もしなきゃ……) よしっ、と心の中で勢いをつけて起き上がろうとするが、起き上がれない。 (あ、あれ?) というより、体を動かすことことがほとんどできない。 (え、え、えっ?) そこでようやく、シンジは自分が後ろ手に縛られていることに気づいた。両足も閉じるように縛られている。 「な、なんだよ、これ!?」 思わず、声に出して叫んでいた。 なんとか解こうと両腕に力を込めるが、驚くほどきつく 縛られていてビクともしない。 (も、もしかして、強盗?) 眠っている内に不審者が侵入したのでは? その想像はシンジの血の気を引かせた。 「はっ、そ、そうだ。アスカは?」 彼女も一緒にテレビを見ていたはずである。 首だけ左右に動かしてみるが、アスカの姿は見えない。 と、シンジの頭の上の死角で何かが動く気配がした。 (っ!?) 頭を足で押さえつけられる。恐怖で体が硬直してしまい、目をきつく閉じることしかできない。 (助けてっ!) 普段信じてもいない神に祈るのを滑稽に感じながら、それでも何かに縋らなくてはいられない。 たっぷりとした間ーー少なくともシンジにはそう感じられたーーがあってから、 「ようやくお目覚め、バカシンジ?」 張りつめていた室内に、聞き馴れた少女の言葉が響いた。 「へ、アスカ……?」 恐る恐る目を開けると、シンジの頭に足を置いたままアスカが立っている。真下から見上げるホットパンツから伸びる長い足は、改めて綺麗だと感じた。 「なんだよもう、びっくりするじゃんか。早く解いてよ、これ」 アスカの質の悪いイタズラだったことにホッとして、問いかけるが、 「……」 彼女は無言で、腕組みをしてシンジを見下ろしている。その表情はじと目で、眉間に皺ができていた。 「お、怒ってるの?」 違ったらいいなと、希望を込めながら聞くと、 「別に怒ってなんかいないわよ」 みしりと、シンジの頭に加えられる重さが増えた。 (怒ってるじゃないかぁ) それは間違いなかった。しかし、その理由が思い浮かばない。 (お弁当にアスカの苦手な物を入れちゃったせいかな? それとも洗濯物の染みを取りきれなかったせい?) そんな程度のことしか思い当たらない。いくらなんでもこんな仕打ちを受けるようなものではないだろう。 (あ、あれだ! ケンスケがアスカの寝顔を勝手に撮ったがバレたんだ!) 昼休み、アスカがほんの数分眠っていた隙にケンスケが寝顔をカメラに収めていた。やれやれと、苦笑して見ていたが、こんなことになるなら止めておくべきだった。 「ぼ、僕は止めたんだよ! やめた方がいいって! なのにケンスケがバレなきゃ大丈夫だって」 「は?」 およそ秀麗な少女の口から出たとは思えない、地の底から響くような一文字だった。 「へ?」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1382234175/572
気が付くと見知ったリビングの天井があった あれ僕寝ちゃってたのか? シンジはがかった頭で記憶を辿る 夕飯の後片づけをしてそれからテレビを見てたらウトウトしちゃったんだな 眠気と倦怠感に任せ再び眠りについてしまいたい誘惑に駆られるが ダメだよまだお風呂に入ってないし明日のお弁当の用意もしなきゃ よしっと心の中で勢いをつけて起き上がろうとするが起き上がれない ああれ? というより体を動かすことことがほとんどできない えええっ? そこでようやくシンジは自分が後ろ手に縛られていることに気づいた両足も閉じるように縛られている ななんだよこれ!? 思わず声に出して叫んでいた なんとか解こうと両腕に力を込めるが驚くほどきつく 縛られていてビクともしない ももしかして強盗? 眠っている内に不審者が侵入したのでは? その想像はシンジの血の気を引かせた はっそそうだアスカは? 彼女も一緒にテレビを見ていたはずである 首だけ左右に動かしてみるがアスカの姿は見えない とシンジの頭の上の死角で何かが動く気配がした っ!? 頭を足で押さえつけられる恐怖で体が硬直してしまい目をきつく閉じることしかできない 助けてっ! 普段信じてもいない神に祈るのを滑稽に感じながらそれでも何かにらなくてはいられない たっぷりとした間ーー少なくともシンジにはそう感じられたーーがあってから ようやくお目覚めバカシンジ? 張りつめていた室内に聞き馴れた少女の言葉が響いた へアスカ? 恐る恐る目を開けるとシンジの頭に足を置いたままアスカが立っている真下から見上げるホットパンツから伸びる長い足は改めて麗だと感じた なんだよもうびっくりするじゃんか早く解いてよこれ アスカの質の悪いイタズラだったことにホッとして問いかけるが 彼女は無言で腕組みをしてシンジを見下ろしているその表情はじと目で眉間にができていた お怒ってるの? 違ったらいいなと希望を込めながら聞くと 別に怒ってなんかいないわよ みしりとシンジの頭に加えられる重さが増えた 怒ってるじゃないかぁ それは間違いなかったしかしその理由が思い浮かばない お弁当にアスカの苦手な物を入れちゃったせいかな? それとも洗濯物の染みを取りきれなかったせい? そんな程度のことしか思い当たらないいくらなんでもこんな仕打ちを受けるようなものではないだろう ああれだ! ケンスケがアスカの寝顔を勝手に撮ったがバレたんだ! 昼休みアスカがほんの数分眠っていた隙にケンスケが寝顔をカメラに収めていたやれやれと苦笑して見ていたがこんなことになるなら止めておくべきだった ぼ僕は止めたんだよ! やめた方がいいって! なのにケンスケがバレなきゃ大丈夫だって は? およそ秀麗な少女の口から出たとは思えない地の底から響くような一文字だった へ?
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