[過去ログ] 【第13号機】新世紀エヴァンゲリオン【第13使徒】 (821レス)
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725: 721 2021/05/20(木)22:34 ID:1ky4pI2C(1/12) AAS
推敲したものを書き込ませていただきます。

注意事項としては

アフターシンエヴァ、シンマリ、いちゃラブ

苦手な人はお気を付けください。
エロは前半のみで、後半はあの世界を彼らがどう生きるかについての自分なりの解釈です。
良かったら感想お願いします
726: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:35 ID:1ky4pI2C(2/12) AAS
駅のホームで再開してから一時間も経ってないのに

 「ハァッ!ハァッ!」

 犬みたいに吠えながら

 「あん!にゃん!」

 猫みたいに鳴かせながら
省6
727: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:36 ID:1ky4pI2C(3/12) AAS
「みゃああああああ!」

 そう、僕が好きなのは、折れそうな程に華奢な儚さでも、力強い筋肉と脆い心の不均衡でもなく、女の子らしいしなやかさと柔らかさで…僕は何を考えてるんだ?

生まれてからずっと、変な妄想に付きまとわれている。経験したはずのない、巨大ロボットを使った怪獣との戦い、世界を滅ぼしてしまう過ち、頭がおかしいのか?僕は。
 そんな自分への苛立ちをぶつけるように、彼女の腰も僕の腰と呼吸を強引に併せて急ピッチで反復させる。呼吸が不規則になってきた。僕もそろそろ限界が近い。

 こうなるとやることは決まっている。
728: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:37 ID:1ky4pI2C(4/12) AAS
 まずは名残惜しいけど胸から顔を離し、あおむけに倒れる。抜けないよう気を付けながら彼女の体を回転させ、再度体を起こす。

 「ねえ、私もう…」

 首筋を舐めながら、胸を強く揉みしだく。
 痣がつくほどに強く握ると、力強く押し返される。
 優しく撫でまわすと、蕩けるように指をどこまでも受け入れていく。

 こんなに可愛いのに、僕は彼女を泣かせたい。

 横の鏡には、お餅のような白く滑らかな彼女の肌に、浅黒くゴツゴツとした岩のような僕の体が何度も打ち付けられている、酷く陰惨で淫猥な様が映っている。
省7
729: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:38 ID:1ky4pI2C(5/12) AAS
フィニッシュに向けてピッチを上げる。

 その顔を見るたびに世界で一番美しいと思うのに、どうしようもないほどに歪ませたい。

 まるで犬か猫の交尾のような姿で、そろってとても聞くに堪えない声をあげた。

 「みゃああああああんん!」

 ほっそりとした背中がどっと玉の汗を吹き出しながら反り返る。その部分が不規則に痙攣し、僕に噛みついて来た。
 最低…?そんな訳ないだろ、などと思いつつ、彼女を内側から染め上げていった。
731: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:38 ID:1ky4pI2C(6/12) AAS
「久しぶりだからって、溜まってたのかな〜?」

 いつのまに眼鏡を掛け直していた彼女は、いたずらっぽそうな表情で聞いてきた。

 「色々鬱憤もあったからね。乱暴なのは嫌かい?」

 「ふふーん、大好き」

 などといいながら、僕の髪を撫でまわしてきた。
 いつもこの状況では、体ばかり大きくなって心はまだ幼い頃に誰でもあるような、全てに嫌気がさす時期に、彼女と出会った事を思い出す。
目に映る一切の景色が色彩を失い、夢も希望も何もかもが最初から無かったことになる感覚に囚われていた、あの夏の砂浜で、彼女が思い出させてくれた。
 格好良くなくても、強く清くあれなくても、正しく美しく可愛い奴に、不幸なままでも勝って見せたいという、最初の思いを。
732: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:39 ID:1ky4pI2C(7/12) AAS
「約束の時間まで余裕あるからって、久々に会う彼女にすることがこれかにゃ」

 「ずっとこうしたかったからね。君がいないと、どうやら僕は本式にダメみたいだ」

 「…にゃんだよ、猫に甘えるな!」

 といいつつ、頭を僕の方に擦りつけてくる。甘い匂いが鼻腔をくすぐると、またいきり立ってきた。

 「これこれ、渚社長に会いに行く体力は残しとけよ」
省7
734: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:40 ID:1ky4pI2C(8/12) AAS
「こら、何見てんだよ!」

 「世界で一番美しいもの」

 「…そういうこと、ナチュラルに言うにゃよ…。昔から顔に似合わず男らしいんだから。レイちゃんといえば、あん時のワンコ君、逃げちゃえばよかったのにすごかったね」

 父さんの仕事のトラブルに巻き込まれて綾波が誘拐された時のことだ。我ながら無茶と思うが、中学生で免許もないのに金属バット片手に母さんの原付で「返せ!」と絶叫しながらハイエースを追いかけた。

 「縮地術でも使ったのかなあ、僕は?あんなんで絶対に追いつけるわけないのに」
省2
736: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:41 ID:1ky4pI2C(9/12) AAS
父さんが同じピアノ教室に通っていたというカヲル君を僕に紹介して言うには、夜の神社に忍び込んでご神体の槍を二つ抜いて持ってくれば綾波が目覚めるという。酷く落ち込んでいた僕は、彼を好きになってしまった…幼いころはそういうことあるだろ!?
 で、いざ忍び込むとその場で突然話が違うと言い出したカヲル君を逆上していた僕は無視して、槍を抜いたところものすごい光と音がして…

 「このガキが!」
 
 姫、つまりアスカに殴り倒され、その後のことはよく覚えていない。僕の幼馴染でマリとも仲が良いアスカのことを、その時のショックで存在自体を忘れてしまった。

高校受験に行く途中で偶然に再開し、「どこかで会ったことない?」と聞いたらキモがられてしまった。それでも一つだけ忘れられない思い出が

 「君は誰とキスをする?」

 「君としかしないよ、もう」
省3
737: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:41 ID:1ky4pI2C(10/12) AAS
「渚司令ってにゃによ」

 「ミリオタなのかな?」

 自分を司令と呼ばせているのだけは理解できない。
 その後何とか回復した綾波と結婚すると言い出した時は意外だったが、華奢な美男美女でお似合いではある。父さんと母さんも我が事のように喜んでいた。さっきも駅のホームで談笑していたのを見つけたが、邪魔しちゃいけないと放っておいた。どうせすぐ呑みに行くんだ。
 全裸のままのマリを鏡に向かわせ、髪を整えてやる。なんだかんだ言っても、最初に会ったときのお下げが、僕は好きだ。
 
 「さすがに女子高生みたいなのはちょっと…」

 「女子高生そのものじゃないか、誰だってそういうよ…ってなんで泣くの!?」

 「…ごめん…、なんか幸せすぎて、何なのかな?昔もこんなことがあった気がして…」
省2
739: 神の体位、獣の体位 2021/05/20(木)22:42 ID:1ky4pI2C(11/12) AAS
 駅のホームでマリを待つ間、ほんの束の間寝てしまい、いつもの夢を見ていた。ロボットっぽいのに乗ったりとか色々あるけど…
 
 「君と最初にあった時にも乗っかられたけど、好きじゃないんだよね、あれ。なんか怒鳴り散らされたり、世界が終わったりするような気がして」

 「私はワンコ君に後ろからされるのが好きだよ。そういえば渚さんところはどうかにゃ?」

 「ああ、それだったら一度呑んだ時に聞き出してみたんだけどさ、信じられないことに立ちバックか駅弁のみだって!駅弁なんて、カヲル君腰やられそうなんだけどそれが理由を聞いたら…」
 
 「ふむふむ?」

 「二人とも下になるのが嫌だからって昔一度別れちゃった事があるんだって」
740: 721 2021/05/20(木)22:43 ID:1ky4pI2C(12/12) AAS
以上です。
スレ汚し失礼しました
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