[過去ログ] 【とある魔術の禁書目録】鎌地和馬総合39フラグ目 (508レス)
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198: 2015/01/22(木)19:37 ID:eD2QMHca(6/11) AAS
自爆その2。
恥ずかしいけれど途中から引っ込みがつかなくなった食蜂が早口でまくしたて、最終的に二人して顔を赤くして黙り込む。
人の心をのぞける食蜂に、電子、つまりネット関係には抜群に強い美琴。
そりゃあ何も知らないってわけにはいかない。
もっとも世の中にはさらにニッチでアブノーマルな世界もあるが、さすがにそんなところまではまだ二人とも触れたこともない。
「ア、 アアアアイツがしししたいっていうなら、わわわたしは――」
「こ、声が震えてるわよぉ、御坂さんったら。
……でも、なにかイメージとちがったわねぇ」
「なんのことよ」
「いや、御坂さんって結構尽くす女だったのねぇ。
彼から聞いてるわよぉ。
勉強も見て、炊事、洗濯、掃除もやって、最近じゃインデックスさんに家事教えてるそうじゃない?
そのうえ、アッチの方まで文字通り好きにさせちゃうなんて」
「最後はまだ保留よ保留!
……まあそれを言ったらこっちだって、アンタはその、正直、もっと傍若無人な奴だと思ってた。
というか、『尽くす女』はお互い様でしょ」
「御坂さんはやりすぎな気もするけどぉ。随分とばしてるじゃない?」
「……だって、不安、じゃない」
「?」
美琴が俯く。憂いを帯びた顔をして、両手でスカートを握りしめ、睫毛を伏せた。
「私、インデックスみたいに可愛くも無いしさ、アンタみたいに胸も大きくないし。
だからかもしれないけど、スるときだって、イジめられることの方が多くて、アンタ達みたいにイチャイチャしながらって少ないし。
性格だって、おしとやかじゃないし素直じゃないし面倒くさいのは自分でもわかってるし。
だったらせめて、アイツの役に立てるように――」
奥に秘めていた胸中を吐き出す美琴に、食蜂は呆れてしまった。
食蜂は自分の容姿が優れていることを知っている。
その長い金髪も、人形のように造形された貌も、豊かで極めて女性的な身体も。
それらが自分を見る男たちにとってどんな価値があるか知っている。
だがそれと違い、美琴は自分の価値を随分と低く見積もっているらしい。
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