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悔しい!許さない!を前面に押し出すエロパロ (472レス)
悔しい!許さない!を前面に押し出すエロパロ http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/
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364: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/03/29(日) 20:48:03.56 ID:OdyuDvYZ 「ああ、そうだったね。 具体的に説明するとインナーパンツは消失してしまって修復は不可能だったよ。 ユニットを構成するナノマテリアルが完全に消滅してしまっているんだ。」 「は…!?」 予想外の言葉にまるでハンマーで頭を殴られた様な衝撃を受けるドミナント。 百地の直前の表情や言葉からは真逆の絶望的な宣告であった。 (修復不能って… それってまさかこれからずっとノーパンで戦わなければならないって事!? この、私が…ずっと…年下のチームメイトの前で…) 予想もしていなかった状況に思考が追い付かず、 呆然とした表情のままフリーズしてしまう。 そんなドミナントに構わず百地が言葉を続ける。 「でも大丈夫…君もそれを心配していたのだろうけど スーツの各種機能に影響は無いみたいだ!」 「は…はあ…」 百地のとんでもなくズレた発言に辛うじて先程と同様の気の抜けた返事を返す。 ここでも再び人間と妖精の感覚のズレを突き付けられてしまった。 (そう言えば…百地司令って、妖精のモモチーの時は服着て無いのよね…) 普段どんなにイケメンの姿をしていても本質は被服を着用する習慣も無い ぬいぐるみの様な妖精なのである。 『服』というものに対する認識が根本的に違うのも無理は無いのかもしれない。 「取り敢えず、君達も疲れているだろうし今日の所はこれで解散して 明日になったら本日の戦闘で採れたデータを詳しく分析しようと思う。 ミーティングルームで待機している他の二人にも今日はこれで解散すると 伝えておいてくれ。」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/364
365: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/03/29(日) 20:50:03.78 ID:OdyuDvYZ 「は…はい…」 「さ〜て!明日は忙しくなるぞ〜! 何と言ってもクラウンがアクセラレイションを発現させたからな〜! あ〜、早く調べたい!データを取りたいなあ!」 こちらに背を向け機材を片付けながらウキウキの独り言を垂れ流す百地。 「了解しました…それでは、失礼します。」 そんな百地に挨拶して部屋を後にするドミナント。 ドアに背を向けトボトボと歩き出すが自分の現在、 そしてこれからの状況にまだ実感が湧かない。 (私だけマジでこの先ずっとノーパンなワケ? こんな状態であの二人相手にどう振る舞えば良いのよ…) これから早速その二人と接すると考えるだけで頭がグラグラと揺さぶられる感覚だ。 (それにしても…アクセラレイションだか何だか知らないけどさ…何よ! 最後にクラウンがパワーアップした事に対して百地司令のあの浮かれっぷり! 私がノーパンにされた事は塩対応だったクセにそっちの方には夢中になっちゃってさ… あ〜ムカツク!マジムカツク!) 先程のやり取りで最も気に入らなかったのは自分とクラウンに対する関心の違いが 浮き彫りになってしまった事である。 チーム結成時にクラウンが最年長の自分を差し置いてリーダーに抜擢された時から 薄々感じていた不満が一気に表面化してしまった。 今思えばクラウンがパワーアップする可能性が高かったと見込んでいたのかも知れないが だとしたら余計に許せない。 (私だって…絶対にいずれアクセラレイションとやらになってやるんだから! なるべく早く…出来れば次の出撃で!) http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/365
366: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/03/29(日) 20:52:02.89 ID:OdyuDvYZ そんな事を考えていると足取りも荒々しい速歩になり、 気が付けばあっと言う間に上階のミーティングルームの前に到着していた。 (ヤバ…イライラしながら歩いてる内にもう着いちゃった。 パンツの事、絶対に聞かれるだろうなあ…どうしよう?) どう足掻いても穿いてない状態が続行する事に変わりは無く、 例え修復出来た今は穿いてると言い張っても誤魔化せるのはせいぜい次の戦闘まで。 足技が主武器な為、実戦では穿いてないのをとても隠し切れない。 (残る手はもう、これしか無いわね…行くわよ!) 腹を括ったドミナントが深呼吸の後、意を決してドアを開け入室した。 「あっ!ドミナント!?」 「お疲れ様です!」 入室したドミナントの姿を見るや二人が駆け寄って来る。 「どうでした?パン…いえ、マテリアル・スーツの方は?」 案の定、ハーモニーが早速痛い所を突いて来た。 (う…やっぱり聞かれるわよね…) 予想していた質問に予定通りの応答を実行する。 「残念ながら修復不能だったわ。」 澄ました顔でサラリと応えるドミナント。 これこそが彼女の対応策であった。 さも、大した事では無いかの様に… 当然の事の様に…当初から想定していたかの様に… 開き直るのである。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/366
367: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/03/29(日) 20:54:04.07 ID:OdyuDvYZ 「え…!?そ、そんな…」 あっけに取られた表情を浮かべる二人。 完全に先程の自分自身と同じ反応だ。 「それじゃあ…これからどうすれば…」 「どうするって何が? 別にどうなる訳でも無くこれからも戦うだけなんですけど?」 平然とした表情を保ちながら応えるドミナント。 「で…でも、穿いてないと…」 更にクラウンが言いかけるのを遮って言葉を続ける。 「あのねえ…この程度のアクシデントが何だって言うのよ!? この位の事は最初から想定済みよ。」 もちろん嘘なのだがあたかも想定内である事を装って強がる。 「淫魔がどういう存在なのかという事を正しく理解していれば 最初からこの程度のアクシデントが起こる可能性は容易に分かるでしょ? それともまさか、貴方達ってこんな事も想定してなかったの?」 「えぇ…そ、それは…」 言葉に詰まる二人を見下ろしながら更に畳み掛ける。 「あ〜やだやだ、淫魔を相手にしているという意識が低過ぎだわ。 ちなみに私の場合はパンツを脱がされただけで済んだけど あんた達が吸淫攻撃されたらそのショートパンツごと下着を剥ぎ取られる可能性が 高いんだからそういう想定と覚悟はしておいた方が良いわよ。」 半分悔し紛れの忠告だが二人の表情が強張る。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/367
368: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/03/29(日) 20:57:11.24 ID:OdyuDvYZ 「ま、私はこれ以上脱がされる危険性は少ないからその点では安心ね。 ある程度の敗北を想定した長期的な活動を考慮すれば下着を破壊されても 無傷で残る可能性が高いスカートスタイルが最適解なのよ。 今回の事でそれは証明されたわ。」 更に負け惜しみ半分にこれ以上脱がされる危険性は少ない事もアピールする。 もちろん今考えた謎理論で半ば自分に言い聞かせている。 全ては年下のチームメイト達に対してプライドと優位性を保つ為だ。 「あ〜、そうそう…百地司令からの伝言だけど今日はこれで任務終了ですって。 明日になったら色々調査するみたいよ。 …と言う訳で解散解散!じゃ〜また明日ね!」 「は、はあ…」 最後に百地からの伝言を伝え、さっさっと足早にミーティングルームを後にする。 今日はもう一秒でも早く一人になりたい気分だった。 そのまま更衣室へ向かい、装着用ブースに入る。 マテリアルスーツを解除して着替えるのにもこの装置に入る必要が有るのだ。 カプセル状の装置に入り、スーツの分解プログラムを起動させる。 唸る様な機械音と共に全身のスーツが虚空に溶ける様に分解されて行く。 スーツが分解され素肌が露出して行く感覚に先程の戦闘でスカートを捲し上げられ 下半身を外気に晒された感覚が蘇り、またしても頬を熱くする。 (しかも…あんな、年下っぽい小娘に弄ばれて… せめて明らかに年上の大人の悪女みたいなタイプだったらまだマシだったのに!) 装置からスーツの分解完了を知らせるアラームが鳴り、 生まれたままの姿で上体を起こす。 正義のヒロインであるマジカ・ドミナントから普通の女子高生に戻った瞬間だ。 (このまま私の一人負けみたいな展開じゃ終わらないんだから…!) 制服に着替えながらヒロインとしてのリベンジを誓うリサなのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回の投下はこれで終了します 次は反省会とかパワーアップ失敗とかかな… http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/368
369: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/04/05(日) 03:34:44.67 ID:ndZAeSzb ドミナントどこまでも災難だな パワーアップ失敗回とか楽しみ http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/369
370: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/19(火) 00:34:15.43 ID:vt+xDgb6 まだかな〜 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/370
371: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:30:14.47 ID:Vyi1h6Sk 遅くなってしまいましたが>>368の続きをこれより投下します ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次の日の放課後… クラウンとハーモニーがいつもの様にスーツを装着しミーティングルームへ向かうと そこには普段は来るのが遅いドミナントが既に待機していた。 「あ…ドミナント!もう来てたんですか!?」 「遅いわよ貴方達、寄り道とかしてないでしょうね!?」 普段の社長出勤ぶりを棚に上げてクラウン達をなじってしまうドミナント。 今日に限っていち早く到着したのはノーパンにされたからといって スーツを装着するのが嫌な訳では無いというアピールをしておきたかったからである。 スカートの下は今尚ノーパンのままだがそんな事は気にしていないとばかりに 足を組んで椅子に座り、これ見よがしにミニスカートから伸びる美脚を見せ付ける。 「い、いえ!百地司令に新フォームの性能テストしたいって言われていましたし…」 「…まあ良いわ。さ〜て、全員揃った事だし早速地下の研究セクションに行くわよ!」 「「はい!」」 ドミナントが立ち上がり二人を連れてミーティングルームを出発する。 実は地下の研究セクションには今朝彼女一人だけの時に既に立ち寄っており、 ある事を手配済みであった。 (見ていなさいよ、クラウン… 今日の主役は貴方だけじゃないって事を教えてあげるんだから!) 二人に背を向けているドミナントが不敵な笑みを浮かべる。 「遅れてすみません!マジカ・エンジェルス、全員集合しました。」 「おっ、三人ともようやく来たかい!」 研究室には百地が既に準備を整え待ち構えていた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/371
372: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:32:11.36 ID:Vyi1h6Sk 「では、早速実験開始…と行きたい所なんだけど、 まずはアクセラレイションについてざっと説明しておこうかな?」 「はい…実際の所、体験したあたし自身よく分かって居ないのでお願いします…」 「昨日のクラウンが変化した姿はアクセラレイションって言って スーツの隠された性能を100%以上引き出した状態なんだ。 キミ達の普段纏っているそのマテリアル・スーツは 所謂リミッターを掛けられて性能を一定ラインに抑えられた状態なんだよ。」 「性能を抑えた?一体何故ですか!?」 ハーモニーの質問に百地が続けて説明する。 「常時性能を全開まで引き出せる状態だと危険だからだよ。 あの状態は強いけど魔力の消耗も激しいし如何に強化された肉体とは言え 負担も大きいからね。 そもそもシステムへの適合レベルが相当高くならないと発動も出来ない。 誰かがそのレベルに達するとしてもずっと先の事だと思っていたんだけどねえ…」 百地が興奮気味にクラウンの小さな両肩をガッチリ掴む。 「でもクラウン… キミは僕の予想よりも遙かに早くその領域に達する事が出来た! とんでもない快挙なんだよコレは!」 「は…はあ…」 捲くし立てる百地とは対照的にイマイチ実感が湧かず、 気の抜けた返事をしてしまうクラウン。 そんな二人をつまらなそうな表情で眺めるドミナント。 (フン…そうやってチヤホヤされるのも今の内だけなんだからね。) 当の本人に実感が余り無さそうなのがより一層ドミナントの神経を逆なでする。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/372
373: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:34:04.43 ID:Vyi1h6Sk 「百地司令、説明は済んだみたいなのでそろそろ本題に…」 これ以上目の前でクラウンをヨイショされるのはたまらない。 自分の見せ場を早く作りたいのでそれとなく百地を急かせるドミナント。 「ああ、そうだったね!では早速今日の本題に入ろうか。」 百地が我に返り、施設の奥へ三人を案内する。 「これを見てくれたまえ!」 案内された先には太さが2メートル以上はある円筒形のシリンダー状装置が 二本設置されていた。 「これがアクセラレイションの状態を人工的に引き出せる装置なんだ。 人為的に魔力に負荷を掛けてその刺激で潜在魔力を励起させるモノなんだけど 魔力の波動は指紋の様に個人によって違うから微調整が大変でね〜… それを二つとなると朝から大変だったよ!」 頑丈そうなプレートで覆われている為、外から内部は確認出来ないが装置の正面には それぞれ『1』と『8』の数字が表記されている。 無論、それぞれ数秘『1』のクラウンと数秘『8』のドミナントの為に調整された装置だ。 「フフ…」 自分用に準備された装置を見て笑みを浮かべるドミナント。 「所で装置が二つ存在するんですけど…これは一体!?」 事情を知らないハーモニーが予想通りの反応をする。 「ああ、実は今朝ドミナントから自分もその装置によるアクセラレイション発動実験に 是非参加したいという要望があって急遽調整したんだよ。 装置自体は元々3セット製作してあったので調整さえ出来れば問題無かったからね…」 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/373
374: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:36:02.36 ID:Vyi1h6Sk 「それでは百地司令、早速始めて下さい。」 まだ装置の説明を続けたそうな百地を遮る様にドミナントが一歩前へ進み出て 実験の開始を促す。 「わ、分かった!早速、実験を始めよう! ただ、最後に言っておきたいんだけどこの装置は先程言ったように 人工的に本人のモノと同じ魔力を注ぎ込んで半ば無理矢理アクセラレイション状態を 発動させる代物だから… アクセラレイション発動の実績が有るクラウンは兎も角、 まだ発動実績の無いキミの場合魔力の器を急激に広げる事になる。 何が起こるかは未知数だから気を付けてね。」 「大丈夫です、多分問題ありませから。」 アクセラレイション発動の実績〜…の下りに内心ムッとしながらも 百地の忠告に対し澄ました表情で返答するドミナント。 (ああ〜ムカつくわ、あの子だけが『実績有り』とか…でも、見てなさいよ! 数分後には私も『実績有り』の仲間入りしてやるんだから! アンタの主役気取りもそこまでよ!) 「ふ、二人とも気を付けてくださいね…」 不安気なハーモニーに見送られながら二人がそれぞれの数秘が記された 装置の前に立ち、百地が遠隔操作で扉を開ける。 「それでは二人とも、装置に入って暫く待機してくれたまえ。 最終調整とチェックが終了したら開始の合図をするから。」 「「了解しました!」」 二人がほぼ同時に装置に入り、百地が再び扉を閉めた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/374
375: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:38:01.70 ID:Vyi1h6Sk 装置に入ったドミナントが正面に向き直りながら機内を見渡す。 内部は天井部に淡い照明が点いてるだけで薄暗いが 装置の壁面の魔力照射装置らしき部分にはビッシリと 手の平大の数字の『8』の刻印されたプレートが敷き詰められていた。 (数字の『8』…私の、数秘…) その一つに手を当て物思いに耽る。 数秘の『8』…タフで情熱的な者が多いという支配数と呼ばれる数秘だ。 初めて百地に声を掛けられ、最初に行った診断の結果初めて知る事になった自分の数秘。 その時は正直意外であった。 それまで自分は学校のクラス内でもそこまで目立つ方でも無い存在であり 性格的な傾向の項目を読んでもあまりピンと来なかった記憶がある。 しかしマジカ・エンジェルスとしての活動を始めた今、 実に当て嵌まっている様に感じる。 どちらかというと大人しい方だと自覚していた自分がここまで 情熱的で負けず嫌いだとは思わなかった。 百地の言う所によると数秘の力によって魔力を引き出された者は その数秘の持つ性質をも引き出される傾向が強いという。 自分がまさにそのケースなのだろう。 (だけど…私、今の自分の子と嫌いじゃ無い。 むしろシックリ来る…きっと、これこそが本当の私なんだわ…) ちなみにクラウンの王冠数『1』とは数秘的に逆数という対照な関係にあるらしい。 だからこそなのだろう、『1』の持ち主であるクラウンに対し 当初から湧き上がる対抗心が存在していた。 『1』は全ての始まりであり色々と特別な数。 如何にも『主人公』の為の数秘である。 抑えようとしても腹の底からライバル心が止めども無く溢れ出て来る。 (負けたくない!とにかく負けたくないのよ…あの子には…! 私の中の『8』が主役気取りな『1』にだけは負けたくないって言ってるんだわ…) http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/375
376: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:40:02.64 ID:Vyi1h6Sk 今回、華々しくアクセラレイションを発動する事によって 先日付けられてしまった差を一気に帳消しにする。 それが昨夜ベッドの中で悶々としながら思い描いた最速最善の展開だった。 既にドミナントの脳内には装置の扉が開き、 アクセラレイションを発動した自身の堂々たる姿が見えている。 (ンフフ…あの子より一日遅れというのはちょっと悔しいけど その分の活躍は後日タップリさせて貰おうかしら… クラウン、アンタのパワーアップイベントなんて速攻で過去のモノにしてあげるわ!) 「お〜い!聞こえるかい二人とも!?」 装置内のスピーカーから百地の声が響く。 ようやく準備が整った様だ。 「それじゃあこれからそれぞれの装置に魔力の負荷を与えて行くから! 内部からの声はこちらには聞こえないけど、 もし何か不具合が起きたら扉正面の左側にある緊急停止ボタンを押してくれ。 では、始めるよ!」 百地の宣言と同時に周囲の『8』の刻印から熱い感触の波動が照射され始めた。 リラックスを心掛けながら魔力の波動を全身で受け止めるドミナント。 (いよいよね!この魔力の波動が私を新しいステージへ引き上げてくれる筈…) アクセラレイション発動成功を疑わないドミナントの頬が『ニヒッ』っと緩む。 暫くは心地良ささえ感じる波動を浴び続けた。 しかし… (ん…な、何か…身体が熱い様な…?ひょっとしてこれが負荷の副作用!?) もう3〜4分は経っただろうか。 次第に身体に変化が現れ始めた。 妙に身体の芯が熱い。 この感触に何処か憶えが有った。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/376
377: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:42:02.05 ID:Vyi1h6Sk 「ん…はぁっ!…熱い…身体の芯が…特に…下半身が…!」 熱い感覚が次第にミニスカートに包まれた下半身に集中して来る。 スカートの上から下半身を押さえようと手を下に伸ばした時、 内股を生暖かい液体が伝う感触に気付く。 それと同時にこの感覚に対する既視感の正体も判明した。 (この感覚って、まさか…昨日の戦いの…!) そう、淫魔達の繰り出す吸淫攻撃である。 今掛けられている魔力負荷によって生じている感覚があの上魔ルナリスから受けた 忌まわしい吸淫攻撃とそっくりなのだ。 「んくぅ…魔力に負荷を掛けているから収まり切らない 余剰な魔力が溢れてしまっているんだわ…くはぁっ!」 まるで穴が空いた風船の様に秘部から魔力が漏れてしまっているの違いない。 その際、著しい性的刺激が生じてしまうのだ。 「でも…それはあの子だって条件は同じ! もう経験のある私なら…あの子よりも耐えられるはず…はあぁぁん!?」 スカートの上から軽く下腹部を押さえ必死に耐えるドミナントだが秘部の奥からは 止めども無く愛液が溢れ出て来る。 既に膝下を越えて床にまで滴り落ちて行く有様だ。 (もっと思いっ切り股間を押さえたいけど… この濡れっぷりじゃスカートが汚れちゃう!) ダラダラと零れ落ちて行く愛液の量は想像以上だ。 自分にとってヒロインの象徴であるミニスカートを汚したくない一心で 下半身の前後に手を回しながらも決して直接抑える事はしないドミナント。 「んはぁ…んくうぅぅぅぅぅぅっ!…はぁ…はぁ…」 スカートの裾をギュッと握り締めながら全身を震わせイッてしまう。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/377
378: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:44:01.77 ID:Vyi1h6Sk (ヤダ…い…イッちゃった…私…強化フォームの発動実験で…イッちゃった…) 情けなさと恥ずかしさで思わず視界が歪むが必死で涙を堪える。 (で…でも、条件はクラウンだって同じ! あの子だって今頃アソコから愛液垂れ流してるのに違い無いのよ! 私と違ってショートパンツだから染みちゃって下着諸共ビショビショになってるはず! 強化フォーム発動してもそれじゃあ格好が付かないわよ!) クラウンも同じ様に性的快感に苛まれているはずだと何とか自分を奮い立たせる。 (それに対して私はスカートさえ濡らさなければ誤魔化せる… 実験終了後に澄ました顔しながら出てきてあの子がショ−トパンツの股ぐらを グッショリ濡らしてるのを見て鼻で笑ってやるんだから!) (表面上は)スマートに強化フォームを発動出来た自分と 股間をグッショリ濡らしてしまったクラウン… もし、そうなれば昨日晒してしまった醜態も帳消しとまでは行かずとも マウントを取れてかなりの慰めになる。 「ハァ…ハァ…絶対に…耐え抜いて…アクセラレイションを発動してやる… 涼しい顔して…この装置から出て来るのは私なんだから…んはあぁぁぁぁあ!?」 またしてもイッてしまった。 膝がガクガクと震え、大量の愛液が両脚を伝い零れ落ちる。 それでもスカートを汚さない様に手で直接押さえるのを必死で堪える。 前後に左右の手を回したまま裾をギュッと握り締め耐え抜く。 全身を震わせながら焦点の合わない目を白黒させていると 装置内壁のプレートに刻印された無数の『8』が視界を埋め尽くした。 「ハァ…ハァ…は…はち…私の運命の数字…!」 きっとそこから魔力が放出されているのだろう… 刻印からは僅かに橙色の光が発せられている。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/378
379: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:46:01.80 ID:Vyi1h6Sk 「ひあぁ…ま、負けたくない!…あの子の…『1』なんかに… 主役気取りの王冠数なんかに…!」 焦点の合わないまま目を見開いて何処ともつかない虚空を睨み叫ぶ。 既に視界も頭の中もほぼ真っ白で もうクラウンへの燃え上がる様な対抗心のみで意識を保っている状態だ。 「み、見せてやるんだから…私の『8』こそ主役に相応しいって! し…支配数よ…私に力を…ん…んはあぁぁぁぁぁぁあ!?」 感極まって絶叫した瞬間、またしてもイッてしまった。 「はぁぁぁぁ…これで…私も…」 遂に気力も限界を迎え、意識も真っ白にフェードアウトして行く… …一方、装置の外で中の事など知る由も無く固唾を呑んで魔力負荷実験が 終了するのを待つ百地とハーモニー。 既に負荷を掛け始めて10分余りが経過していたが 遂に予定量の魔力を放出した装置から終了を告げるアラームが鳴り響いた。 「終わったぞ…それではドアを開くぞ!良いね?二人とも!」 中から返事は出来ない仕様なので反応は無いが百地が装置のドア解放を告げる。 「各種数値異常無し!それでは…ハッチ、解放!」 ブシュー…という霧状になった魔力の残滓を吹き出しながら 二人の入った装置の扉が少しずつ開いて行く。 霧状の魔力の残滓が濃い為、装置の内部はまだ見えない。 「クラウン、ドミナント…大丈夫かな…」 ハーモニーが不安そうな表情で見守る中、 先にクラウンの入った『1』の装置の霧が晴れて行く。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/379
380: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:48:01.55 ID:Vyi1h6Sk 「ク…クラウン!?」 徐々にクラウンの小さな人影が露わになる。 「おぉ!こ…これは…まさに…!」 百地が刮目する中、遂に霧が完全に晴れクラウンが完全に姿を現す。 「はあ…はあ…な、何とかあの時みたいにアクセラなんたらになれました!」 言葉通り、クラウンのコスチュームは先日の戦闘でアクセラレイションを 発現した姿と同様の状態になっていた。 「うおぉぉぉ!素晴らしい!素晴らしいよ、クラウン!」 百地が装置から出たクラウンの周りをグルグル回りながら感嘆の声を上げる。 「クラウン!大丈夫だった!?身体の方は何とも無い?」 「う〜ん、ちょっと身体全体が熱くて汗掻いちゃったけど… それ以外は平気だったよ!」 まだ不安気なハーモニーに対してケロリとした顔で答えるクラウン。 「それは魔力負荷による正常な反応だね、問題は無いよ! いや〜しかしこんなにも早くアクセラレイション状態のスーツが見られるなんて… 特にこの赤いライン…想定以上の魔力が流れているのを感じるよ! …こうしちゃ居られない!この状態はどの位の時間維持出来るか分からないから それも含めて急いでデータを取らなくちゃ! さあ、クラウン!もう準備は出来てるから早く下の階にある模擬戦場へ行こう!」 「は、はい!」 言うが早いか部屋を飛び出す百地をクラウンが追い掛けて行く。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/380
381: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:50:02.13 ID:Vyi1h6Sk 「百地司令…行っちゃった…」 室内にはハーモニーだけがポツンと取り残されてしまう。 いや、取り残されていたのは彼女だけでは無い。 「はっ!そうだ、ドミナントは!?」 ドミナントがまだ姿を見せていない事にようやく気付くハーモニー。 クラウンに気を取られていた百地もスッカリ忘れてしまっていた様である。 「ドミナント!?聞こえますか?」 返事は無かった。 ハッチが解放された『8』の装置内はまだ濃い魔力の霧が漂っており 彼女の姿はまだ確認出来ない。 (…どうして霧がこんなに濃いんだろう?) 百地の見解を聞きたいところだが彼は既に模擬戦場へ行ってしまった為 解決法を探して仕方なく装置の操作パネルを見渡すと 『余剰魔力霧排出』のボタンを発見した。 「これで良いのかな…?」 戸惑いながらもボタンを押すと装置内の霧が少しずつ排出され薄くなって行く。 しかしクラウン同様そこに立っているはずのドミナントのシルエットはまだ現れない。 「ドミナント?どこですか〜…あっ!?」 中を覗き込んで呼び掛けると、装置の奥にようやくドミナントの人影を発見した。 返事は無く、グッタリとした様子で座り込んでいる様に見える。 「た…大変!ドミナント、大丈夫ですか!?…ひっ!?」 急いで霧の薄くなった内部へ踏み込みドミナントに駆け寄るハーモニーだが その顔を確認した途端、素っ頓狂な声を上げて固まってしまった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/381
382: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/05/30(土) 18:52:50.21 ID:Vyi1h6Sk 「あ…あひぃ…」 そこには見るも無惨なドミナントの姿が存在した。 目は半ば白目を向いており開いてはいても焦点が合っていない。 口もだらしなく開いており時折何やら呟いている。 大股を広げたM字開脚のポーズで崩れ落ちている為 スカートの中は当然の如く丸見えになっており 無様に開きっぱなしになった秘部からは愛液が大量に流れ落ちている有様だった。 良く見るとハーモニーの足元を含めた装置の床もそこかしこが濡れている。 「…ドミナント!?しっかりして下さい!ドミナント!」 「あへぇ…ち…ちからを…わたしに…ちから…を…」 暫く固まっていたハーモニーが我に返り、ドミナントの肩を揺さぶるが 返って来る反応はうわごとの様な呟きだけであった。 装置に入る前の澄ました顔でモデル立ちしていた姿はもはや見る影も無い。 「た、大変!早く百地司令に連絡しないと…」 自分ではどうにも出来ない事を悟り部屋を飛び出すハーモニー。 「んぉ…わたしにちからを…んはぁ…あの子に…ま…まけたくない…」 誰も居なくなった室内ではドミナントがノーパンM字開脚のままで いまだにうわごとを呟き続けているのであった… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回の投下はこれで終了します 次はどうしようかな 強がってノーパンのまま戦い続けるものの度々やられちゃうのをやりたいのだけど… http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/382
383: 名無しさん@ピンキー [sage] 2020/06/04(木) 04:02:30.82 ID:VIMiJOEw 乙! ドミナントがかわええ http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/383
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