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悔しい!許さない!を前面に押し出すエロパロ (472レス)
悔しい!許さない!を前面に押し出すエロパロ http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/
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291: 285 [sage] 2019/09/22(日) 23:34:28.40 ID:OpkZOLgQ >>288 名前付け直すの忘れてました 先輩ヒロインはリサ、後輩はそれぞれマナとヒカリです 名字や変身後のヒロイン名とか妖精司令の名前は次までに決めようと思います >>290 年齢は先輩のリサが17歳の高校二年生で他の二人は12歳の中学一年生のイメージです 敵の上級淫魔も他二人と同じくらいの外見年齢を想定しています こんな感じで過去に書いたSS参考にしたり改変とかしてまずはリサがパンツを脱がされるまでの展開をやりたいです http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/291
292: 名無しさん@ピンキー [] 2019/09/27(金) 01:32:25.76 ID:/YQ/m4EM 続編期待。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/292
293: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/08(火) 23:00:13.39 ID:U642hVmI 少し遅くなってしまったけど285の続きというか前日譚置いときます ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 淫魔・・・人間の主に女性を遅い快楽を与え精神を無防備状態にして エナジーを吸い取り繁殖する存在である。 そんな淫魔達が跳梁跋扈する様になった都内某所に今夜も獲物を求めて淫魔が蠢く。 しかしそんな淫魔の前に3つの人影が現れる。 人影の正体は3人の少女であった。 「「「ライフ・パス解放!マジカル・スーツ装着!」」」 3人の少女が手を前にかざし声を揃えて叫ぶと 頭上にそれぞれ1・6・8の数字が浮かび上がりそこから発される光に包まれる。 光が収まった時、そこには3人の戦士の姿があった。 「王冠数の戦士、マジカ・クラウン!」 赤いショートツインテールの戦士が名乗りを上げる。 一文字マナが変身した胸に抱いたエンブレムが数字の「1」を象っている 運命数1の戦士だ。 上半身は白いセーラー服風の襟をあしらった上着に下半身は赤いショートパンツだ。 「調和数の戦士、マジカ・ハーモニー!」 青いストレートロングの戦士が名乗りを上げる。 六本木ヒカリが変身した胸に抱いたエンブレムが数字の「6」を象っている 運命数6の戦士だ。 上半身は白いセーラー服風の襟をあしらった上着に下半身は青いショートパンツだ。 「支配数の戦士、マジカ・ドミナント!」 亜麻色セミロングの戦士が名乗りを上げる。 八王子リサが変身した胸に抱いたエンブレムが数字の「8」を象っている 運命数8の戦士だ。 他の二人と違い上半身は濃紺のブレザー風で下半身は3人の中で唯一のミニスカートだ。 「「「三人そろって・・・マジカ・エンジェル!!!」」」 クラウンを中心に魔物達の前でポーズを決める三人。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/293
294: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/08(火) 23:02:39.16 ID:U642hVmI 彼女達こそ夜の街を守る為に最近結成されたばかりの三人組ヒロインチーム、 マジカ・エンジェルである。 「うまそうな娘達だギャ、これ見よがしなコスプレまでして、 お望み通り性的な意味で食ってやるだギャー!行け!」 隊長格の号令で二十体近い蟻人間の様な下級淫魔達が三人に我先にと襲い掛かる。 「行くよ!二人とも!」 「「了解!!」」 運命数1の戦士クラウンの掛け声を合図に戦いが始まった。 「てやああああ!」 映画張りの豪快な格闘で敵を蹴散らしているのはクラウン。 抜群の魔力資質とリーダーシップを持ち、 リーダーとしてチームを引っ張る少しお転婆な中学一年生の少女だ。 派手なアクションに併せてショートパンツに包まれたスレンダーな尻と太腿が躍動し、 健康的な色香を放っている。 「ええい!」 自分の前面に円盤状のシールドを張って突進しているのはハーモニー。 クラウンとは同級生で少し気弱な性格だが果敢に魔物に突進して シールドで強引に壁際に追い込み押し潰して行く。 「はっ!やあっ!とう!」 足技を中心としたしなやかな動きで敵を翻弄しているのはドミナント。 少しクールな雰囲気の高校二年生の長身美少女だ。 華麗な動きに併せて翻るミニスカートの中から覗く純白のパンツがセクシーであり ビジュアル的には3人の中で最も目を惹く存在である。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/294
295: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/08(火) 23:04:39.43 ID:U642hVmI しかし華麗に活躍する姿とは裏腹に、その心中はあまり穏やかでは無かった。 彼女のチラチラと送る視線の先にはいつもクラウンの姿が存在している。 (フン・・・何よ、あの子ばっかり主役みたいな顔しちゃって!) ドミナントはチーム結成時にクラウンとリーダーの座を競い合った過去がある。 ・・・というより一方的にドミナントがクラウンをライバル視していた。 三人のマジカルスーツ適合者の中で唯一年齢が二人より上であったリサにとって 年下のリーダーに引っ張られる自分という光景が受け入れられなかったのである。 度重なる訓練や模擬戦の結果、システム開発者でもあり基地の司令官でもある 百地(正体はぬいぐるみの様な妖精モモチー)の判断で運命力という数値が高いらしい クラウンをリーダーとする事でその場は収まり チームも現在の形になり始動してしばらく経ったのだが リサは年長者としてのプライドもあり、いまだに彼女をライバル視していた。 (絶対に私がセンターポジの方が絵的に華もあるし収まりも良いのに・・・) 先程の三人揃ったポーズでも当然の様にセンターに収まるのはクラウンであり 戦闘中に指示を出すのも基本クラウンだ。 (この間まで小学生だった相手の指示で動く女子高生とか・・・ あぁ〜ヤダヤダ、カッコ悪い!) そういう事を考えるだけで顔が赤熱してしまう。 司令官の百地曰く「運命力の高い者ほど本能的に最善に近い判断が出来る」らしく 戦闘時は出来る限りクラウンの指示に従えと言われているのである。 (何なのよ、その運命力って・・・ それがあの子に劣ってるからって言うなりになれとか、超理不尽なんですけど!) それに加えて人間の姿だとイケメンの百地がマナを特別気に掛けている感じなのも リサにとっては気に入らない事であった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/295
296: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/08(火) 23:06:54.67 ID:U642hVmI そんな考え事をしながら腹いせの様にスカートを翻して美脚を振るい 淫魔達を蹴散らす内にほとんど倒してしまっていた。 ふとクラウンを見ると彼女も自分の担当分を粗方片付けた様だ。 攻撃力は弱いが自分の担当分が少ないハーモニーも掃討を完了し、 残る敵は赤い体色の隊長格の中級淫魔だけとなった。 (ここからが嫌なシーンなのよね・・・) 「ハーモニー!ドミナント!行くよ!」 クラウンが指示を出す。 この手の戦うヒロインチームなら定番の合体必殺技タイムである。 「「「トリニティ・エンジェル・エクスキュージョン!」」」 三人が並び立ち両手をかざし必殺技を放つ。 ここでも当然リーダー扱いのクラウンがセンターに陣取っている。 (あ〜あ、たまには私もセンター張ってみたいなあ・・・) 合体技を放つ時もドミナントはこんな調子で上の空である。 「グギャギャ〜・・・!?」 いつもの様に中級淫魔がヒカリに呑まれ断末魔を上げて消滅して行く。 マジカ・エンジェルが実戦投入されてから既に十回は繰り返された光景である。 「マジカ・エンジェル、ビクトリ〜!」 勝利のポーズを決めるマジカ・エンジェル達。 (フン!いつか見てなさいよ・・・ このステージの主役は私だって事、思い知らせてあげる!) クラウンの左脇でポーズを決めながらギラつくドミナント。 しかし、その様子を遠くから観察する人影がある事を彼女はまだ知らなかった・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回はここで終わりです 次で独断専行からのパンツ脱がされるとこまでやれるかな・・・ http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/296
297: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/19(土) 08:39:58.91 ID:IeXsaMTH いいねいいねー 年下メンバー二人は私服なのに自分だけエロ衣装とか 自分だけ更衣室ももらえないとか そんな妄想がはかどる http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/297
298: 名無しさん@ピンキー [] 2019/10/22(火) 23:00:57.88 ID:nx60VY2C 面白かったです。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/298
299: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/25(金) 21:37:03.03 ID:xhmJ4sF2 >>296の続きを投下します >>297を見てスーツの装着に手間が掛かる設定の方が良いという事に気付いたので 変身周りの設定を前回から少し変えました ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 数日後・・・ 都内郊外の某所に存在する秘密基地に足早に向かうリサの姿があった。 基地の表向きはマンションとなっており地上の部屋はマナ達や人間に擬態した 妖精達の暮らす部屋、地下にはマジカ・エンジェル達をサポートする為の 各種施設が揃っている。 「さて、さっさとマテリアル・スーツを装着しよっと!」 自室に荷物を置いたリサは学校帰りの制服のまま地下の『更衣室』へと急いだ。 マジカ・エンジェルとしての力を駆使した戦闘に通常の衣服では耐えられない為、 専用のマテリアル・スーツを着用するのが絶対条件となる。 スーツはナノ・マテリアルなる物質で構成されており 普段は適合者の全身の細胞内に粒子の状態で収納されているのだ。 「他の二人は・・・もうスーツ装着済みで訓練か待機中みたいね。」 『更衣室』に着いたリサは部屋に並べられた三個あるカプセル状の装置の内、 1と6のナンバーが振られたカプセルの端末モニターにスーツの稼働中である事を示す 『アクティブ』表示があるのを確認すると部屋の奥にある脱衣所で衣類を脱ぎ始める。 このカプセル状装置こそがマテリアル・スーツの専用更衣室であり、 装着する為には全裸でこの装置に入りスーツを構成する必要があるのだ。 全裸になり自分専用の8のナンバーが振られたカプセルに裸体を滑り込ませ目を閉じる。 「ライフパスナンバー承認・・・マテリアル・スーツの装着を開始します。」 ナビゲーションシステムの機械音声がカプセル内に響く。 そのまま暫く安静にしていれば体内に存在しているナノ・マテリアルを起動させて マテリアル・スーツを形成してくれる。 ただしスーツの形成には5〜6分を要する為、もどかしい時間でもあるのだ。 装着に時間が掛かる以上、彼女達マジカ・エンジェルは基本的にスーツを装着した状態で 待機する事になる。 「マテリアル・スーツ、装着完了しました。」 ナビの機械音声と同時にカプセル上部が開き、待ちくたびれたリサが身体を起こす。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/299
300: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/25(金) 21:39:00.93 ID:xhmJ4sF2 更衣室内の鏡張りになっている壁の前に立つ。 そこにはマテリアル・スーツを装着しマジカ・エンジェルの一人 『マジカ・ドミナント』となったリサの姿があった。 (んっふっふ〜、我ながら今日も決まってるわね・・・さすが私!) スーツを着用した自身の姿を自画自賛するリサ。 マテリアル・スーツの上半身はクラウンやハーモニーがセーラー服風、 ドミナントがブレザー風で概ね学生服に近いデザインとなっている。 対象的なのは下半身である。 他の二人はスポーティなショートパンツなのに対し、 ドミナントだけが制服風のミニスカートを採用しているのだ。 (特にこのミニスカート・・・戦うヒロインと言えばコレでしょ!) 脚を揃えたモデル立ちでミニスカートから伸びる健康的な脚線美を強調した 自分の姿に一人悦に入るリサ。 相手が淫魔という種族である故に性的な攻撃を警戒してクラウンとハーモニーは 下半身にショートパンツを採用したのとは対象的なビジュアル重視の選択だ。 幼い頃から『戦うヒロイン』に憧れてきたリサにとって、 そういったヒロイン達の大半が着用していたミニスカートは譲れない拘りなのである。 (やっぱりセンターポジション張れるのは私しかいないわよね!) 一仕切り自身の勇姿を堪能したリサは更衣室を後にしてミーティングルームに向かった。 スーツ装着中、訓練以外の時間は大体そこで待機している事が多いのだ。 「あっ、ドミナント・エンジェル!お疲れ様です。」 「こんちわ〜っす!」 途中女性職員とすれ違い適当な挨拶を交わす。 司令官の百地だけでなくここの職員達は全てぬいぐるみみたいな妖精達が 変身した姿である為、気が楽なのだ。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/300
301: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/25(金) 21:41:01.31 ID:xhmJ4sF2 「ここにも他の二人は居ない・・・か。」 ミーティングルームにもクラウンとハーモニーは居なかった。 どうやら更に下の階にあるトレーニングルームで自主訓練でもしているらしい。 「張り切っちゃってるみたいね・・・ ま、私はここでマッタリと待機させてもらうとしますか〜。」 並んでいる席の一つに座り、適当にスマホを弄り始めるドミナント。 まだ結成されて日の浅いマジカ・エンジェルスだがこれまで苦戦らしい戦いも無く、 淫魔との戦闘はほぼ一方的な駆除活動となっていた。 司令官の百地には先日『まだ上級淫魔が出現していない。 上級淫魔は中級までと比べると比較にならない強さなので気を付ける様に。』 ・・・と忠告はされたものの拍子抜けな現状にすっかり気が抜けてしまっていた。 (いっそ上級淫魔とやらでも出ないかな・・・そしたら私が蹴散らしてやるのに。) ・・・などと考えているとそれに応えるかの様に室内に設置されていたモニターが 警告音を発する。 魔力センサーが淫魔の活動シグナルを察知した警告音だ。 「言ってる傍から・・・えーと、結構近いわね・・・んん!?これって・・・!」 出現ポイントの表示色に目が行くドミナント。 淫魔の出現ポイントを示す○の色は発生源の魔力の高さによって 青→緑→黄色→橙色→赤・・・という風に変化して行き、赤に近付く程高い。 これまで見た事があるのは大抵黄色以下で橙色さえ一度も無い位であったが 今回表示されているスポットは初めて見る赤色だった。 「うわっ!ひょっとして上級淫魔なんじゃないの・・・!?」 緊張した表情を浮かべるドミナントだったが数秒後には口角を上げニヤリと笑った。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/301
302: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/25(金) 21:42:59.67 ID:xhmJ4sF2 淫魔が出現した場合、まずはミーティングルームに集まり百地司令から アドバイスを受けたり敵が多い場合は作戦を立てたりするのだが 現在室内はドミナント一人しか居ない。 おそらく他の二人や百地は階下のトレーニングルームや開発室に居るのだろう。 本来はここで全員が揃うまで待機していなければならないのだが ドミナントの中である考えが浮かんでしまった。 (コレってチャンスじゃない!? 上級淫魔を一人で仕留めればチームのリーダーは私に決まりよね!) ドミナントはチーム結成時のコンペで年下のクラウンにリーダーの座を取られてしまった過去がある。 今回上級淫魔を倒したという功績を上げれば自分がリーダーの座を 奪取出来るかも知れない・・・ 「そうと決まれば、皆がここに来る前に・・・!」 善は急げとばかりにドミナントは部屋を飛び出した。 距離によっては車やヘリで現場近くまで行くのだが今回の出現ポイントは近い。 マジカ・エンジェルの強化された身体能力ならば比較的短時間で現着出来る距離であった。 凄まじい速さで地下から一階への階段を上り外へ飛び出す。 途中で誰かに出会していれば呼び止められてしまうかも知れないが、 幸い誰ともすれ違うことも無くそのまま外へ出られた。 ・・・もっとも最初から聞こえないフリをするつもりであったが。 (よしっ!第一関門突破!・・・後は少しでも早く現着して少しでも早く倒す!) 自慢のミニスカートを翻して夕暮れの道路を走る。 現場は基地の最寄り駅から二つ程離れたそこそこ開けたビル街だ。 普段はなるべく人目は避けて向かうのだが今回ばかりはスピード優先である。 幸い道中にあまり人の姿は無く数名とすれ違ったのみであった。 振り返られた気配は感じるが夕暮れという事もあり、顔までは見られていないだろう。 飛ぶような速度で線路沿いを二駅分駆け抜けビル街に突入する。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/302
303: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/25(金) 21:45:00.83 ID:xhmJ4sF2 「はあっはあっ・・・取り敢えず到着っと!」 淫魔出現の一報からここまでまだ10分と経っていない。 「後はターゲットを探すだけね。」 人気の無い路地裏に移動すると息を整え淫魔の気配を探る。 気配はすぐに見付かった。 この付近で一番高いビルの屋上だ。 これまで遭遇した淫魔は感知されると気配を潜めて逃げようとする動きを見せる者が 多かったのにこの淫魔はまるでこちらを誘う様にわざと気配を放っているかの様である。 「やっぱりこれまでの淫魔とは違う感じね・・・」 少し不安になるドミナントだったがここまで来て引き下がる訳にも行かない。 「虎穴に入らずんば虎児を得ず・・・ってね!」 強化された跳躍力でビルの谷間を三角飛びの要領で飛び上がり屋上へ降り立つと 今度は一番高いビルへ向かい屋上伝いに跳ぶ。 道中、一応伏兵が潜んで居ないか警戒しながら進むがその気配は無い。 今まで出会った中級以下の淫魔達と違い単独で行動しているらしい。 「余程自信があるみたいね・・・ま、自信があるのはお互い様か。」 遂に目標のビルに到着した。 (おっと・・・そろそろコレの出番ね!危うく忘れるトコだったわ!) ビルに降り立つと同時に胸元のポケットから小型のカプセルを数個取り出し 魔力を込めてバラ撒く。 カプセルは地面に落ちる間もなくハエ程度の大きさの虫の様な形状に変化して 彼女の周囲を飛び回り始めた。 魔力を込めると起動する映像記録用のカメラである。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/303
304: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/25(金) 21:47:01.96 ID:xhmJ4sF2 本来は戦闘データの収集が目的なのだが今回に関してはドミナントが自分単独での 活躍を撮影するという役割の方が大きい。 後で自信の華々しい活躍を他のメンバーや百地司令に見せ付けてやるという魂胆である。 「さて、と・・・出てきなさい、そこに居るのは分かっているわよ!」 屋上の貯水タンクに向かって叫ぶドミナント。 「そんなに声を張り上げないでよ・・・言われなくとも出て来るから。」 気怠そうな声と共に貯水タンクの影からひょっこりと小さな影が姿を現す。 (これが・・・この子が上級淫魔!?) 現れた上級淫魔はドミナントの予想していた禍々しい怪物ではなく金髪で ウェーブ掛かったロングヘアの鼓笛隊みたいな衣装を着た小柄な少女の姿をしていた。 外見年齢的にはチームメイトのクラウンやハーモニーと同程度に見える。 「アンタが上級淫魔ね!?」 一応確認の為、問い掛ける。 「そうよ・・・私はルナリス、こう見えても淫魔の一族よ。 そういう貴方は・・・えっと、確かマジカ・ドミナントだったっかしら?」 「へぇ〜会った事も無いのによく知っているわね。 私もアンタ達淫魔からは結構有名人になってるって訳ね!」 「まあ・・・ここ最近淫魔の活動を妨害しまくってるって事で話題にはなってるわね。 おかげで上級淫魔の私が動かなければならなくなっちゃって良い迷惑なんだけど・・・ まだ眠いのにこんな夜早くから出撃なんて・・・ふぁあ・・・あ、失礼。」 眠たそうに大欠伸するルナリス。 予想外の緊張感の無さに少し拍子抜けするドミナント。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/304
305: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/10/25(金) 21:49:52.90 ID:xhmJ4sF2 「ところでマジカ・エンジェルスって三人組でしょ? 他の二人が見当たらないみたいだけど・・・今日は貴方一人?」 「そうよ、他の二人は少し遅れてやって来る事になってるわ! ・・・と言っても、アンタなんて私一人で十分だけどね!」 相手が予想外に弱そうだった為、緊張も解け強気に出るドミナント。 「そっか、一人か・・・こちらとしても好都合かしらね。 私としてもいきなり三人同時に相手はダルくて嫌だったし・・・ 前菜としては貴方が丁度良い相手だから。」 『前菜』という言葉にドミナントの眉がピクリと動く。 「何なの前菜って!?私が相手じゃ不足だって言うの?」 「不足という程じゃ無いけど私にとっては他の二人と比べると倒しやすいってだけ。」 シレッと答えるルナリス。 まるで他の二人よりも自分が格下だと言っているかの様な発言に頭に血が上るドミナント。 チーム最年長者としては黙って見過ごせない。 「言わせておけば・・・良いわ!この戦いで私の実力、見せ付けてあげる!」 啖呵を切って身構えるドミナント。 (そうよ、今回の戦いで見せ付けてやるんだから! アイツにも・・・他の二人にも・・・百地司令にだって・・・!) 目の前のルナリスだけでなく、 ここに居ないクラウン達にもメラメラと対抗心を燃やす。 「何だかやる気まんまんみたいね・・・じゃ、始めましょうか。」 ルナリスも臨戦態勢になり、遂に二人の戦いが始まろうとしていた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回はこれで終了です 次でようやく目的のパンツ脱がされちゃうシーンまで行けるかな http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/305
306: 名無しさん@ピンキー [] 2019/11/04(月) 14:36:34.03 ID:yFJb3dMS ドミナントかわいす! 続き待ってます! http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/306
307: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/11/09(土) 20:44:08.17 ID:q81ccbZy >>305の続きが書けたので投下します ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「まずはコレで小手調べよ!」 ドミナントが先に動く。 「エアロ・バレット!」 手に魔力を集め、緑色に輝く拳大の圧縮した空気の弾丸を放つ。 ドミナントの使う技の中では低威力だが連射可能で弾速もあり 下級淫魔なら避けられる事も無く数発で倒せる技である。 「いたっ!?」 片手で撥ね除けようとするルナリスだが予想以上の威力に 大きく後方へ吹き飛ばされる。 「私の技を片手で跳ね返そうなんて嘗められたモノね… フフ、まだまだ行くわよ!」 「くっ…!」 体勢を崩したルナリスに向かって連続でエアロ・バレットの追撃を仕掛けるドミナント。 ガードしきれないと悟ったルナリスは回避に切り替えるものの、 初弾で崩されたのが響き精彩を欠いた動作で被弾を避けるのが精一杯の様だ。 「どうしたのかしら?反撃しないの?」 「う…思ったよりも…やるのね。」 ドミナントが挑発するがルナリスには反撃する余裕も無いらしい。 「…だったら、更に行かせて貰うわよ!」 ドミナントが左手でエアロ・バレットを連射しながら 右手により大きい魔力を集中し始める。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/307
308: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/11/09(土) 20:46:05.75 ID:q81ccbZy 「くらえ!エアロ・ジャベリン!」 エアロ・バレット以上の弾速と高い貫通力を持つ飛び道具だ。 ただでさえエアロ・バレットを回避するのがやっとの所に こんな物を撃たれてはたまらないだろう。 「うぁっ!?」 放たれたエアロ・ジャベリンは吸い込まれる様に腹部のド真ん中にヒットし、 ルナリスは屋上の端まで吹き飛ばされる。 (ちょっと、弱過ぎ… ボクシングで言えばジャブで牽制してストレートを一発出しただけなんですけど。) ルナリスはフェンスに背を預けたまま起き上がって来ない。 初めて現れた上級淫魔を倒してやろうと意気込んでいたドミナントにとっては 少々拍子抜けの弱さである。 (ま、上級淫魔と言っても所詮この程度の強さなのかもね。) 実際マジカ・エンジェルスの実戦投入以来一ヶ月余り、 今まで既に十数回の出撃を経験しているが苦戦らしい苦戦もしていない。 このルナリスも下級〜中級淫魔なら一撃で貫通しているエアロ・ジャベリンを まともに受けて身体に風穴が空いていないだけでも強い方なのだ。 (ちょっと物足りないけどコレで終わりならさっさとおわらせちゃうかな…) 気取ったモデル歩きでまだ動かないルナリスに近付く。 「どうしたの?もうおしまい? 出来ればもう少し見せ場が欲しかったんですけど〜!?」 一応挑発してみるが返事は無い。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/308
309: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/11/09(土) 20:48:00.76 ID:q81ccbZy 「この美脚を振るうシーンも撮影したかったんだけどなあ…残念。」 ミニスカートからスラリと伸びる白い脚をモデル立ちで誇示するドミナント。 「う…イタタ…」 ようやくルナリスが立ち上がる。 「流石に強いのね、少し甘く見過ぎたわ…非戦闘モードのままでは勝てないみたいね。」 「非戦闘モード?はぁ…私も嘗められたモノね。 戦闘モードとやらがあるならさっさと本気出しなさいよ。」 「疲れるからなるべく成りたくなかったのだけど…仕方ないわね。」 ルナリスが気怠そうに変身ポーズみたいな構えを取ると彼女の身体を光が包み込み 光が収まった時には服装が変わっていた。 「えっ!?その服ってまさか…!」 戦闘モードになったルナリスの服を見たドミナントが驚きの声を上げる。 無理も無い、その服は彼女のよく知っているコスチュームだった。 セーラー服風の上着にショートパンツ。 明らかにチームメイトのクラウンとハーモニーのモノと同じだ。 ただし色は上下共に黒で固めており、それぞれが秘めたる数秘を象徴する 胸元のエンブレムも淫魔らしくコウモリを象った物になっていた。 「見ての通り…貴方達のリーダーであるマジカ・クラウンを参考に作られた物よ。」 「マジカ・クラウンを…」 『リーダー』という言葉にカチンと来てしまうドミナント。 プライドの高い彼女にとっては先程の『前菜』発言とあわせ、 年長者である自分がそこはかとなく軽んじられている感じが許せない。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/309
310: 名無しさん@ピンキー [sage] 2019/11/09(土) 20:50:04.52 ID:q81ccbZy 「ふぅん…面白い趣向ね。でも、参考にする相手を少し間違えたかもしれないわね!」 「どういう事?」 「すぐに分かると思うけど…私を参考にするべきだったってね!」 ドミナントが再び臨戦態勢に入り両脚に魔力を集中する。 「ここからが本番よ!」 魔力を集中した両脚の膝下を包む様に淡い緑色を帯びた旋風が立ち上る。 彼女の得意技である旋風の具足、シルフィード・グリーブだ。 風の余波でスカートが大きく翻り、純白のインナーパンツが一瞬露わになる。 「なるほど…それが貴方の十八番って訳ね。 トコロで、パンツ見えそうって言うか一瞬見えたんだけど…」 「だから何?見えても良い奴なんですけど!」 パンツが見えるという指摘にも「にひっ」と笑みを浮かべ余裕のドミナント。 「そう…見えても良いんだ。 じゃあ、そろそろ始めましょうか…今度は私から行かせて貰おうかしら。」 「良いわよ…でもこの状態になった私の間合いに入ったら命の保証はしないけどね!」 ルナリスが両手を広げて構える。 「…サーミック・ネイル!」 広げた五指の先端が橙色に輝き始める。 (炎とか熱系の使い手か…本当にあの子を参考にしたってコトね。) 同じ炎系の技を使うクラウンを嫌でも彷彿とさせる使い手だ。 より一層目の前の相手に対抗意識を煽られるドミナント。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1401707403/310
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