[過去ログ] 猟奇・鬼畜・グロ・嗜虐・リョナ系総合スレ 第12章 [無断転載禁止]©bbspink.com (217レス)
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102: 肉屋DEAD繁盛記 鮫姫 2020/06/19(金)00:08 ID:kk4/yCal(2/15) AAS
「ダーリン、半年ぶりじゃん」
その美女、鮫島広海はニカッと笑いかける。獰猛な肉食獣のような笑みだった。
「広海も元気そうで何より」
青年はニコッと微笑む。
「もう、アタイをこんなに放っとくなんて、酷いダーリン。もうちょっと来れんだろ?」
口を尖らせ、ギロリと睨む。
「いや、僕の方もいろいろと忙しくってさ……」
困り顔で後頭部をガシガシと掻く。
「そんなに他の女がいるってのかよ! そりゃ、そういうの納得しての関係だけどよぉ……」
プウッと頬を膨らませる。
「い、いや。ほら、仕事の方も忙しいし……って。待て、そもそも僕らの関係は、単なる商売だったはずだろ?」
「だって、一応ダーリンとは結婚してるわけだし」
スッと目を伏せ、しおらしい表情を浮かべる。
「それも、儀式として、形式上の事じゃないか」
「形式だろうと何だろうと、アンタはもう何年もアタイのダーリンで、ちゃんと義務を果たしてくれてるんだ。これで惚れるなってのが無理な話だろ?」
真剣な眼差しでじっと見詰めながら、その美しい顔を近寄せる。青年は両手の掌を向けて押しとどめるような動作をする。
「ま、その、広海みたいな美女……しかもこんなに情の深い人に惚れられて、悪い気はしない……いや、むしろ嬉しいけどさ」
彼女の顔に、ニィッと勝ち誇ったような笑みが浮かぶ。
「だろ? だったらコレ抜きで一度くらい遊びに来いよ。最近ダイビングのインストラクター始めたから、一緒にダイビングしようぜ。絶好のダイビングスポットを案内するから」
「ああ、わかった。考えておくよ」
「約束だからな」
そのザクッと挿すような力強い眼差しは、あくまでも真剣で真摯で真面目で揺るぎがない。
「はい。可能な限り善処します」
その視線に心を射貫かれて、青年は可能な限り譲歩する。それを聞いてから広海はフウッと肩の力を抜いた。
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