[過去ログ] 【水木総合】鬼太郎・三平・悪魔くん【13怪】 [無断転載禁止]©bbspink.com (683レス)
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58: 2018/09/17(月)23:32 ID:gfpesL+p(19/26) AAS
ますます強く抱きしめられ、上掛けを通して鬼太郎の熱い息が肌に当る。
自分から”抱きしめて欲しい”と頼んだものの、後から抱きしめられたままの沈黙…気まずい。
鬼太郎が自分の事を愛想尽かしていないなら、どうして”ダメ”だったんだろう?鬼太郎の言動が理解できないでいた。
腕に中で、考える事はついついそのことばかり。
空気の音しかしない、静かな部屋の中でトクトクと心臓の音だけが刻まれる。
「…きた…」
「ねぇ?ねこ娘」
ねこ娘が声をかけると同じ時に、鬼太郎が名前を呼んだ。
「僕っておかしいんだよ。解る?」
ごそごそと鬼太郎が身体を密着させてくる。固い何かが…身体に当る。
「…えっ…?」
「ねこ娘があんな酷い事された後なのに…抱きたくって仕方ないんだ。」
「でも…”ダメ”って」
「だって…ねこ娘に触れちゃったら、我慢できないよ…それに…ねこ娘の”抱っこ”と、僕の”抱きたい”では意味が違うんだよ。―――僕は…ねこ娘が欲しいんだ。」
ねこ娘は、かぁーっと頬が上気するのが解った。
布団をかぶっていたから、その様子までは鬼太郎には解らなかったのだけれど。
「…あたしの事”嫌い”だから、”ダメ”じゃなかったの?」
再び繰り返される同じ質問…
鬼太郎は、先ほどの言葉が、ねこ娘に深い衝撃を与えてしまった事をつくづく痛感した。
こんなに大事なのに、こんなにも…好き、なのに
どうしたら?どうしたらこの愛おしさが、ねこ娘に伝わるんだろう―――
「ねこ娘…顔、出して?」
そういって鬼太郎が、上掛けを捲り、ねこ娘の頭を覗かせた。
柔らかな薄紫の髪の毛…白い、首
「僕…ねこ娘に一度だって、そんな言葉…言った覚えは無いよ?」
「…」
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