[過去ログ] 【スカトロ】排泄系妄想廃棄所19【汚物】 [無断転載禁止]©bbspink.com (457レス)
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153: ? 2020/12/26(土)00:01 ID:ozzuUM7E(1/15) AAS
「あ〜あ、こんなに時間経っちゃった……もうみんなとっくにハートの石、見つけてるだろうな……」
外の日差しがまぶしい。
薫は生垣越しに、遠く港の風景に目を向けた。
自由亭の近くのベンチにとりあえず座り、休憩中である。
左手の腕時計を一瞥し時刻を確認すると、また彼女は大きなため息をついた。
しかし携帯を見てみると、「まだ見つかんない。一旦自販機のとこ行ってるからね」という内容のメールが入っていた。
まだ間に合うようだ。
しかし自由時間は、残り少なくなってきている。急がなければ。
「……よしっ」
省17
154: ? 2020/12/26(土)00:05 ID:ozzuUM7E(2/15) AAS
(え〜…… あんなの好きな人、いるんだ……)
その会話の内容、普段だったら気にも留めなかっただろう。
だがその大学生らしき男たちの話に、薫は軽いカルチャーショックを感じてそのまま立ち止っていた。
このグラバー園に来る前に、産業歴史文化館とか言う場所で、学年全員で世界遺産についての講演を聞いた。
色んな遺産の、動画も結構長い時間見た。
山口県、福岡県、長崎県などに点在する、歴史的・産業的文化遺産。
幕末期の反射炉や巨大なクレーン、ポンプなどの古い機械が数えきれないほど。
果ては島一つを丸々、人の手で作り変えてしまった海の上の炭鉱もある。
省16
155: ? 2020/12/26(土)00:11 ID:ozzuUM7E(3/15) AAS
「びっくりしたなぁ…。あんたも修学旅行……中学生?」
「はい。すいません興奮しちゃって。自由行動の時間もう少ないし、困ってたんです。いきなりで本当にすいません。教えてもらえませんか、石の場所」
「ああ… まぁ、いいよ。近くだしな」
カメラを構えていた方、その男子が短髪の頭を掻きながら言った。
そして、あまり興味なさげだった、もう一人の男子が意外そうに声をかける。
「おい、いいのか? 港とかの写真は?」
「後で撮りゃいいさ。この子困ってる」
「なんだよ、お前けっこう優しいな……。好みの子なのか?」
「そんなんじゃねぇよ、流石に中学生は興味なし。とにかくほら、行くか。すぐそこだ、そこのグラバー邸の庭の隅っこにあるんだ」
省18
156: ? 2020/12/26(土)00:13 ID:ozzuUM7E(4/15) AAS
良い風の吹く港町、普段と違う旅路での空気がそうさせたのもあるが、積極的な行動を彼女にとらせたのは、さっきの大量脱糞のせいもある。
便意に耐えてトイレまで歩き通した後、何の遠慮もなく、声も我慢せず、思い切り踏ん張った。
溜まったものを気持ちよく一気に排便した。
その快感と開放感の余韻がまだ残り、薫のテンションは少々いつもより変に上がっていたのだった。
「ねぇ。ところで君って、どこの県から来てる? 良かったら連絡先交換とか……」
「止めとけって。迷惑だろ。だいたいお前、彼女は? 石の画像送るとか言ってただろうが」
「それはそれ。旅先での縁って貴重だからな」
「ご、ごめんなさい。私、それはちょっと……」
流石にそれは、やんわり断る薫であった。
省17
157: ? 2020/12/26(土)00:14 ID:ozzuUM7E(5/15) AAS
もう一人の男子は、薫の後でハート石の写真を撮っていた。
そして半ば、あきれたような顔をする。
「俺は絶対つまらんと思うぞ、明日。あんなボロボロの島行っても。いくら俺ら建築科っても、俺が見たいのはああいうのじゃないんだよな……」
「そうなんですね……。ごめんなさい。私も全然分からないです……すいません」
親切にしてもらったのに申し訳ない、といった感じで、薫はけっこう真剣に謝っていた。
それを見て、カメラを下ろして、面白そうに彼は笑っていた。
あと実は、薫の学校も明日は軍艦島に行く予定なのだが、何かややこしくなりそうな空気を感じ、薫は黙っていた。
まもりを始めとした班の友達が戻ってきたのは、その、ほんのしばらくの後だった。
引っ込み思案気味の薫が、大学生二人を連れている。その姿に全員驚愕した。
省14
158: ? 2020/12/26(土)00:15 ID:ozzuUM7E(6/15) AAS
「三菱の長崎造船所だよ。見学に来たんだ」
「そうなんですか」
「普通は入れないんだぜ? 第3船渠も見に行っていいんだ。楽しみで仕方ないんだよなぁ俺」
「え〜と、私はなんでここに? 先生も友達も、誰もいないんですけど……?」
「俺が誘ったから。君と一緒に二人で行きたかったんだ。俺のわがままで連れ出した」
よろしく、とその男子学生は薫に右手を差し出した。
彼はグラバー園と時と同じ私服姿。
薫の方も同じ、中学の制服だ。
おずおずと、彼女は握手をした。
省15
159: ? 2020/12/26(土)00:16 ID:ozzuUM7E(7/15) AAS
「ピラミッドもそうだけど、昔の人って、あんまり機械とかないのに、大きい物作るの好きだったんですね。
……ところで、そんなに手摺から乗り出したら危ないと思うんですけど……」
「はは、大丈夫だって。……よし、下に降りようか。どこかに階段か何か、降りる所は……うわっ!! ああああ〜……!」
「ちょっ、ちょっと!? 大丈夫ですか!?」
言わんこっちゃない。
そう思いながら薫は手すりから乗り出し、下を見た。
うきうきと、何か危ない足取りだと思った直後、彼は高さ12mもあるドックの底に転落してしまったのだ。
「いててて…… あ〜 ドジなことしたな…… しかし流石、下から見ても凄い迫力だ」
「もう……気を付けて下さいよ? びっくりしたじゃないですか」
省17
160: ? 2020/12/26(土)00:18 ID:ozzuUM7E(8/15) AAS
薫は改めて、周囲を見回した。
ちょうどいい場所があった。
一カ所、手摺がとぎれていて、ドックに向かってお尻を突き出せそうな場所があったのだ。
「風間さん? ちょっ…… な、何で脱いでんの!?」
「脱がないと、私が汚れちゃうので……」
スカートの中に両手を突っ込んで、まず白いショーツを、ぽい。
次に制服のスカートもぽい。
和便にまたがった時と同じだ。靴と靴下はそのままであるが、下半身の邪魔なもの全部脱ぎ去って、四つん這いに近い形でお尻を突き出した。
ぷっ…… ぷぷっ! むちゅっ……!
省5
161: ? 2020/12/26(土)00:22 ID:ozzuUM7E(9/15) AAS
「うっ、うわあああああぁぁぁ! うあぁぁ!!」
巨大な乾ドックを和便器にして、薫のいつもの大量脱糞が始まった。
いや、いつもの……ではない。
今回は水道の蛇口どころの話ではなかった。
比喩ではなく、本物の土石流だった。
全てが茶色い、そのあまりの勢いに、彼は押し流されていく。
一体どうやったら、あんな小さな穴から……?
他に似ているものと言ったら、ダムの緊急放流……いや、活火山の燃え滾るマグマの流れか。
誰もそれを止めることは出来ない。
省13
162: ? 2020/12/26(土)00:23 ID:ozzuUM7E(10/15) AAS
「はっ…? はっ…… はああぁっ……!?」
壁の時計の、小さな針の音。
クラスメイトがそれぞれに立てる、寝息。
真っ暗な中で、薫が感じるのはそれだけだった。
宿泊している旅館の大部屋である。
「あ〜………」
……まったく、言葉にならない声だった。
寝巻としてのジャージ姿で、彼女は布団をはねのける。
省13
163: ? 2020/12/26(土)00:30 ID:ozzuUM7E(11/15) AAS
12人の部屋で、まわりは同じ布団だらけだ。
寝ているクラスメイトを踏まないよう、気を付けながら薫は、部屋を出て行った。
廊下の端のトイレに向かうためだ。
……みんなの使う、部屋の便器を詰まらせる訳には行かないから、である。
(和式トイレみたいなんて思ってごめんなさい……ハートのお兄さんもごめんなさい……! でもアレ一杯のうんちする夢とか、ホント勘弁して……)
いままでも、トイレ関連の嫌な夢は何度も見た。が、ここまでのは……。
ただただ、頭を抱える。
女の子の見ていい夢ではない。
覚醒しきらない脳の中で、彼女は造船所で働く人たちに謝る。
省9
164: ? 2020/12/26(土)00:32 ID:ozzuUM7E(12/15) AAS
そして、また別の場所、別の時間。
薫と同じように、悪夢から覚める男がいた。
「……う、うぁっ!? はぁっ!? あ、あ……今の… なんだ、あの時と同じ夢…かぁ……」
目を覚まし、今のが夢だと気づき、男は安堵する。
しかしどうして今更、あの夢を……?
彼は言葉に出来ない違和感と疑問を胸に、少し汚れたソファから起き上がった。
……寒い。
省16
165: ? 2020/12/26(土)00:33 ID:ozzuUM7E(13/15) AAS
(あの夢なぁ……。俺、頭おかしくなったのか……? ってマジで思ったな。最初に見たとき。今24だから……5年経ってるのか、もう)
大学のゼミの旅行で長崎に行き、グラバー園で、対岸の第二船台と第三船渠の写真を撮った日。
その夜に彼は悪夢を見た。
全く同じ内容で、去年くらいにもう一度見た。
それをまた今、やはりそっくりそのまま同じ内容で、また見てしまった。
……憧れの第三船渠に入れた。
ドックの底を歩いた。
は、いいが、一緒にと誘ったあの女の子がドック一杯分のうんこをして、それに自分が押し流され、埋もれていく……
省18
166: ? 2020/12/26(土)00:35 ID:ozzuUM7E(14/15) AAS
「……ん。 ちょっと酒臭いか? 40分も寝たし、においが移ったか……」
それだけは、口に出てしまった。
作業着についた、いつもと違う匂いに彼は気づく。
酔いつぶれて寝てしまったサンタ……ではなくサンタコスの女の子だが、彼女を一旦寝かせたそのソファで仮眠をとっていたのだ。
ペンキや接着剤、作業服に匂いが付くのは日常茶飯事だが、あの子の匂いなら酒の匂いもまぁいいだろう、と思った。
あの飲んだくれサンタ、吐いたりしてないか。大丈夫か。
あの恰好で、風邪ひいたりしないか。心配だな。
明日……じゃない。今日も俺のこと、見てくれるかな……。頑張らなきゃな……。
眠い中、雑多な思考が彼の頭をめぐる。
省13
167: ? 2020/12/26(土)00:41 ID:ozzuUM7E(15/15) AAS
以上です。
超久しぶりの、中学時代の薫ちゃんで、修学旅行編でした。
友達の「まもりちゃん」は、相当昔に書いた「お正月のおせちの話」に出てきたのと同じ女性です。
あと実は去年のクリスマスの話の続きです。
やっぱり書くのは楽しい……
でも本当に今の自分には、自分の時間がありません。
あまりに規模がでかすぎるとギャグになってしまうので、夢の中ですが
省11
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