超能力者 嵐先生の部屋★8ノシ目 (250レス)
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19: 2023/09/29(金)23:26 ID:7OAKm5ke(1) AAS
特に何か書く事も無いけれど、何か色々話していた話の内の一つなのです。

■闇は長く続かないという光景
地上で人々が歩いている。昼の光は明るくて眩しい。暑くて日陰に隠れてみたり屋根の下にいるのを選んだりしても
空から射す光は人々にとってありがたいもので、なくてはならないもの。
でも太陽の光は夕方になるにつれて次第に淡いものになってくる。
夕暮れが近づいて、陽は山の端に隠れて、空はうすく赤くなり、オレンジ色に染まる。
光はゆっくりと静かなものになって来る。その静かになってくる空の下にいる人々はゆっくりと変わりつつある空を眺めている。

太陽が空から消えた後、その空には早くも一番星が輝き始めている。
太陽がすっかり山の向こうに隠れてしまうと、空には月が登って来る。
光が消えそうだ、暗くなりそうだと思っても、まだまだ空には光が輝いて、なかなか暗くならない。
人々はゆっくりと、空が暗くなり、闇という暗い時間が来るのを感じながら、一人また一人と眠りについてゆく。

月が高く昇って、それから月が山の端に沈む頃、空は真っ暗になって小さな星が輝いている。
その小さな星々も、さらに夜が深くなると光が鈍くなるように思えてくる。
空は暗くて、地上も暗い。真っ暗になる。

この頃、闇の住人達が現れて地上に現れる。何処からともなく現れて、人々の眠っている場所で騒ぎ始める。
昼間の陽射しの強さに目を瞑った者達、光を避けて建物に籠った者達、彼らは闇の中で目を開き、目を醒まして
闇の中で騒いでいる者達と交わり始める。
もう光は現れない、ずっと闇の世界が続く、そう言って闇の中で、闇の住人達と一緒に踊り始める。

闇の住人達は体が踊りながら体を傾けると、体から真っ黒な液体がバケツの水をひっくり返した様にバシャバシャと地上に流れた。
流れ出した真っ黒な液体が人のカタチになり、影の様な、泥の様になった異形の者達は踊りながら自らが神だと、世界の支配者だと叫び始める。
闇の中で目を醒ました者達は彼らを神と信じて、共に人々の寝静まった世界で踊り回っている。
彼らの数はどんどん増えて、闇の中で大勢の陰が踊り出す。その闇の深さは永遠に続く様に思われる。

彼らが闇の中で、異形との踊りに疲れた頃、何か空が白くなってくる。闇は薄れ、闇に踊っていた者達はより深い闇を探して移動し始める。
それでも空に光は現れない。闇は延々と続くものだと彼らは信じている。

しかし、その日その時その場所で、山の端から突然光が空に現れる。一筋の光が空を、地上を照らす。
その瞬間、闇は消え去ってしまう。闇はゆっくりと姿を消すのではない。闇は突然、一筋の光によって消滅してしまう。

闇に生きていた者達は、光が薄れてゆくのを見ながら眠りについた者達の様がしたような、ゆっくりとした変化を知らない。
光は静かに姿を変えてゆくのに、闇は突然、空が白くなる兆候の後、一筋の光によって消滅する。
その後には、当たり前の様に光が空に溢れ、地上に溢れ、闇の痕跡は見つけようにも見つからない。

自然現象の理はそのまま人間社会にも現れる。
それはその様に、この世界を神様が創ったからなのです。

ではまたノシ
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