[過去ログ] クリフトとアリーナの想いは Part12 (545レス)
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428: 戦う理由 4/4 2011/10/17(月)23:56 ID:9GJ7VNi00(5/6) AAS
「それよりも、ソロ、クリフトがお茶淹れてくれるって!行こう?
稽古して喉渇いてるでしょう?私、何だかお腹も空いちゃった。」
「でしたら、昨日街で買ったクッキーがあるので、
それをお出ししましょうか。」
「やったー、クリフト大好き!ほら、ソロ、早く起きて!」
アリーナが俺の手をつかんで、ぐい、と引っ張り上げた。
さすが力は抜群だ。俺はあっという間に引き起こされた。
「稽古ではライアンさんや姫様に比べて力不足かもしれませんが、
あなたの喉の渇きを癒すくらいは、お役に立てると思いますよ。」
そう言って笑うクリフトに、アリーナが笑いかけた。
「うん、クリフトのお茶はどこのお店よりも一番美味しいものね!」
「ひ、姫様にそう言っていただけるなんて、光栄です…。」
「…。」
―――ああ、そうか…。
笑顔で言葉を交わす2人を見ながら
俺はふいに目の前が開けたような気がした。
俺の戦う理由。
俺が強くなる理由。
それは目の前にあるじゃないか。
大切な友人たちの愛する者が奪われないように。
あんな悲劇を二度と繰り返さないために。
そして戦いが終わった後に、こいつらが変わらず笑顔でいてくれたら
そうしたら、きっと、俺も何かを掴める気がする。
俺は2人に向かって手を差し伸べた。
「よし、お茶も飲むしクッキーも食べるぞ!
そしてたくさん修行して、俺はもっと、もっと強くなるからな!!」
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