[過去ログ] 【クリアリ】クリフトとアリーナの想いは Part13【アリクリ】 (982レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
197: きゅうりの旋律 〜凶兆と吉兆と〜 3 2013/06/15(土)00:45 ID:0J1tk9DP0(3/8) AAS
「ソロ!」
ブランカの城から出てきたソロを呼び止めたのは、アリーナだった。
「おう、アリーナ、元気そうだな!」
「私は元気よ!」
以前と変わらず元気なアリーナに、ソロは安心した。
「で、遥々ブランカまで来て、どうしたんだ?」
「ソロに言いたいことがあるの!」
その言葉に、ソロの気が一気に重くなった。
「あ、あのさ、俺とクリフトは…」
ソロは誤解を解こうと試みようとするが、アリーナは構わずまくし立てた。
「ソロには悪いけど、私、クリフトを奪ってみせるわ!」
「へっ?」
予想外の言葉に、ソロは目を丸くした。
「クリフトがブランカの王子になったんだから、身分の差はもう関係ないの!
だから私、クリフトをソロから奪ってみせるわ!
今日から私とソロは恋のライバルよ!」
堂々と宣戦布告するアリーナに対し、ソロは困惑した。
「あのさ…」
「何も言わないで!」
ソロの言葉を遮り、アリーナは勢い良く言葉を続けた。
「今はクリフトはソロの恋人。それでいいの。
でも、クリフトを私に振り向かせてみせるわ!
正々堂々、恋のライバルとして戦うわよ!
きゅうり料理コンテストで入賞して、世界中に注目される告白をするわ!」
呆然とするソロを置いて、アリーナは一方的に言葉を残して走り去って行った。
ソロは後を追うこともできず、その場で固まっていた。
「…ということがあってな。」
ブランカ城内のクリフトの部屋で、アリーナとの一件をクリフトに話すソロ。
「アリーナがその気になってくれて良かったな!」
笑顔のソロとは対照的に、クリフトの顔は青ざめていた。
「おいっ、どうしたんだ?」
「恐ろしいことに…」
「へっ?」
「サントハイム城内の方々のご無事を祈るのみです…」
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 785 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.009s