[過去ログ] DQの音楽を語るスレ 第110曲 すぎやんバレエ (1002レス)
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(1): (ワッチョイ 137b-Wesc) 2020/10/28(水)22:26 ID:gDWnKNCa0(6/6) AAS
日本のポピュラーミュージックシーンを牽引

 1968年には作曲活動に専念し、この時期は日本では「グループ・サウンズ」と呼ばれるビートルズなどの
欧米のロックバンドに影響を受けたロックバンドが日本では興隆しており、すぎやま氏は沢田研二さんが
所属していたザ・タイガースや、ザ・ピーナッツなどの楽曲を提供して、日本の60年代後半から1970年代の
ポピュラーミュージックシーンを支えた。

 『亜麻色の髪の乙女』、『花の首飾り』、『恋のフーガ』、『学生街の喫茶店』など多くのヒット曲を生み出し、
とくにヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」は、2002年に島谷ひとみさんがカバーして再びヒットを
記録した(参考リンク:産経ニュース)。

アニメ、特撮、そしてゲーム音楽『ドラゴンクエスト』

 70年代から80年代初頭にはアニメの主題歌やBGMも手掛け、劇場版『科学忍者隊ガッチャマン』や、
富野由悠季氏が監督した『伝説巨神イデオン』、劇場用アニメ『シリウスの伝説』などの仕事が知られている。
また特撮の分野では『帰ってきたウルトラマン』、『ゴジラ対ヘドラ』、『ゴジラVSビオランテ』の楽曲を手掛けている。

 1980年代半ばからはゲーム音楽に進出。もともとピンボールやバックギャモンなどのゲームに造詣が深く、
エニックスが発売していた『森田和郎の将棋』のアンケートハガキから、ゲーム音楽に本格的に進出。
『ウイングマン2 キータクラーの復活』を皮切りに、『ドラゴンクエスト』シリーズ、『ジーザス』、『46億年物語』、
『風来のシレン』などの作品の楽曲を手掛けた。

 特に第1作『ドラゴンクエスト』では、ファミコンのノイズ音を除いて、3音のなかにクラシック音楽を表現し、
大々的にゲーム音楽のなかにクラシックを導入した。1週間というタイトなスケジュールのなかで作曲し、
有名なメインテーマは5分で構想ができあがったという。(参考リンク:社長が訊く「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」)

 『ドラゴンクエスト』シリーズは社会現象になるほどの大ヒットとともに、以後、すぎやま氏のライフワークの
ひとつとなった。交響組曲「ドラゴンクエスト」シリーズは、東京都交響楽団、NHK交響楽団、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団によって録音されたものが、それぞれCDとして発売された。

 ほかにもスターダンサーズ・バレエ団によってバレエ演目になるなど、すぎやま氏の音楽の世界観が広がりをみせた。
すぎやま氏も青少年のオーケストラ入門になればという想いで、みずからが指揮をとるコンサートを各地で行っている。

 テレビ業界の華々しい経歴やポピュラーミュージックシーンを牽引した経歴を持ちつつも、『ドラゴンクエスト』の仕事を
「天職」と言って自負していることをはばからない。ゲーム音楽に与えた影響は大きく、すぎやま氏の音楽を聴いて
ゲーム音楽家になった人も少なくない。

 今年で89歳という高齢だが、NHKでは「日本の音楽文化に対して功労があると認められたことはすごく名誉なことだし、
努力した甲斐があった。これから先、ゲーム音楽も引き続きやっていくでしょうし、ゲーム音楽ではない分野でも
今までやったようなことをやっていく。今までやってきたことの延長線上で頑張るということです」と語り、これらも
活躍する意欲をみせた。文化功労者の顕彰式は11月4日に行われる予定だ。

すぎやん、文化功労者受賞オメデトウ!!。・゚・(ノ∀`)・゚・。
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