[過去ログ] 太閤立志伝で思わず笑った出来事 30回記念でござる [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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6(5): 2016/01/08(金)13:00 ID:0JxcB9ce(1) AAS
「ええぃ、くそ! またわしは修行じゃ!
まだ未熟者扱いか! いつになったら戦に出れるのじゃ!?」
「殿は希代の御方、お主ではまだ力不足と判断されたのじゃろう。
殿もかつては修行に明け暮れ、日々鍛錬なされたと聞いておる」
「ふん、どうだか。大方殿の吹聴でござろう!」
「いや某も国友殿から聞いたことがある。何でも殿は銃を極められたとか」
「おお拙者も聞いたことがありますぞ、稀代の射手六角殿から奥義を伝授されたと」
「そういえばわしも吉岡殿から聞いたことがあります。吉岡流の免許皆伝を授かり、
朝山殿からも古今伝授の御墨付を頂いたとか」
「それでしたら私も堺の茶人千宗易殿から、殿の腕前は茶聖に匹敵すると。
それと納屋殿から目利きの術を伝授されたとか」
「確か殿は半兵衛殿より兵法の極意を学び、官兵衛どのから鉱山築城の極みを。
あの明智十兵衛殿からも説法を習ったとか」
「これは眉唾なのだが…殿は南蛮商人とも仲がよく様々な南蛮技術を学んだとか」
「拙者も噂でしか聞いたことがないのだが忍びも極めたとか」
「そういえば殿は航法を学び大海原を自在に駆けるとか」
「…」「……」「………」「…うちの殿様、何者だ?」「わからん」
ジャーンジャーンジャーン ブフォ〜ブフォ〜
「何じゃ、この音は!? 敵襲か!」
「馬鹿者! 殿が戻られたのじゃ! 皆の者、評定の準備を行え! 遅れるな!」
「な、何ぃ!? 馬鹿な、評定は普通二ヶ月に一回じゃろう!」
「愚か者! 殿は戻られぬときは一年は戻られぬが、我らが主命を果たす一月、
場合によっては二回評定を行われるのじゃ!」
「な、なんと凄まじい…、これが当家の強さの正体か。…わし、任官先間違えたかのぅ」
ドジャーンドジャーンドジャーン フフォフフォフフォ〜ゥ(ワァァァァ)
「こ、今度はなんじゃ!?」
「む、病人じゃと。皆の者、すぐさま帰宅せよ! 殿の武家参りじゃ!」
「それは一体如何なる行事か?」
「お主は勧誘組じゃったの。武家参りは、殿がじきじきに家臣の家を訪れ親交を深め、
あるいは技能を学び、または病気を治療されるのじゃ」
「なんと殿が直々に治療を!? すごいところじゃのう、ここは」
「しかしそれは表向き。直々に病気を治療し、我らの病欠を許されぬのじゃ」
「……わし、逐電しようかな」
【下に〜下に〜、殿の回診武家周りなり。下に〜下に】
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